Round 6 SUGO GT Championship この日のSUGOは、日差しが強く、暑く感じられるほどの陽気だった。全日本GT選手権第6戦の練習走行は、午前に1時間、昼過ぎから1時間30分、そして15時30分から1時間行われた。 午前の走行では、No.8 POWERCRAFT SUPRAが1分24秒029のトップタイムを記録。これにNo.38 カストロール・セルモ・スープラが24秒049と僅差で続く。そして3番手には前戦MINEで2位と好調なNo.100 RAYBRIG NSXが24秒077とこれまたほとんど差が無く続いた。 昼の走行に入るとNo.100 RAYBRIG NSXは一気に22秒台に突入。そして30分経過時点でこのセッションの最高タイムとなる22秒891を記録した。このタイムは昨年ラーク・マクラーレンF1GTRが記録した1分22秒630に0.261秒まで迫るものだ。これにNo.5 5ZIGEN SUPRAが23秒197、No.510 RH CERUMO SUPRAが23秒354、さらにNo.37、No.36とカストロール・トムス・スープラ勢が続き、ようやく8番手にスカイラインのNo.556 KURE R33が食い込んだ。 最後のセッションでは、No.18 avex童夢無限NSXが1分22秒564とついにコースレコードを上回るタイムを叩き出した。これにNo.37、No.5が続いた。そして、このセッションの前半は決勝レースに向けての走行を行ってたNo.100 RAYBRIG NSXが終了近くなってからタイムアタックを行い、1分22秒427とさらにトップ・タイムを更新した。また、終了直前にNo.556 KURE R33が最終コーナーでクラッシュして、フロント部分全体を大破。メカニックは夜を徹して修理を行うことになりそうだ。 チャンピオン争いに関わるポイント・リーダーのNo.36カストロール・トムス・スープラは100kgのウエイトハンデを背負うためか今一つタイムが伸びず、1分24秒019と24秒を切ることが出来ずに1日を終えた。一方、4ポイント差でNo.36を追うNo.39デンソーサードスープラGTはハンデ60kgで23秒790を記録。ともにウエイトハンデに悩まされていたようだ。
GT300クラスでは、前戦欠場したNo.25 つちやMR2が復帰して早速、第2セッションにトップタイムを記録。しかもタイムは1分28秒424とGT500のテールエンダーと1秒程度の差だった。これに続くのはポルシェのNo.910 ナインテンポルシェとNo.27 シェル・フェラーリF355、No.7 RE雨宮SuperG RX7(1分29秒276)と今季惜しくも優勝を逃しているチームが続いた。 チャンピオンを狙うNo.19 RS☆Rシルビア(ハンデ100kg)は1分29秒805、追いかけるNo.26 タイサンスターカードRSR(80kg)が1分29秒318と、こちらも大きなハンデに苦しめられているようだった。 また、前戦から登場したNo.34 STPタイサンアドバンバイパーと今回GT300に登場したNo.77 クスコスバルインプレッサは午前の走行中にエンジンを壊してしまい、以後の走行をキャンセルをして修理を行っていた。
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