NICOS Cup GT Allstar in Twin Ring MOTEGI

| 11.16 Sun. | Wether: Cloudy | Course: Dry | Twin Ring MOTEGI Super Speedway |

NICOS Cup GT Allstar
16 No.v. '97
Race Report

〈Race 1〉
ZEXELスカイラインがPole to Finish!
GT300はフェラーリが逆転で制す



 No.26 タイサンスターカードRSRは15日の練習走行時にエンジンを壊したため、第1、第2ともの決勝レースを欠場。No.91 BuddyClub MR2は朝のフリー走行時にクラッチ・トラブルが発生し、修理が間に合わず第1レースは欠場となった。

 11時ちょうどにローリングスタートが始まった。予定された5周のローリング走行の後、23台が一斉にスタートを切った。ポールポジションからスタートしたNo.2 ZEXELスカイライン/E.コマスは先頭を保ったまま、第1ターンに進入。これにNo.38 カストロール・セルモ・スープラ/金石、No.37 カストロール・トムス・スープラ/利男の2台のスープラが続く。さらにNo.18 avex童夢無限NSXが続くが、背後には予選6位のNo.5 5ZIGEN SUPRAがNo.100 RAYBRIG NSX/飯田をかわして第2ターンへと向かった。


 No.2、No.38、No.37は一歩抜け出すが、No.18とNo.5、No.100は一団となって走行し、シケインではサイド・バイ・サイドと接近戦を展開する。3周目にはこれに加えてNo.556 KURE R33/正彦が加わり、4台のバトルとなる。午前のトップクォリファイではパイロンタッチで無効になったものの47秒台を記録し、好調な様子を見せていた。だが、7周目に第1ターンのシケインに進入したNo.18とNo.5が接触。このあおりを受けて、直後に付けていたNo.100とNo.556も接触し、No.556は左のフロントを壊してコース上にストップしてしまった。No.18も一旦ピットへと入る。No.556をコース上から排除するために全周に渡ってイエローコーション(徐行走行)となり、4周に渡ってセーフティーカーの先導による走行となった。

 再スタートでも、No.2はトップを譲ることなくレースをリード。これにNo.38、No.37、そして中団の混乱を上手く抜けたNo.36 カストロール・トムス・スープラの片山が4番手に上がった。24周目に予選13位から7番手まで順位を上げてきたNo.12 カルソニックスカイラインが他車と接触し、ラジエターを壊してピットイン。そのままリタイアとなる。28周目にはNo.39 デンソーサードスープラGTがエンジントラブルでこれもレースを終える。

 30周前後になると各車規定のピットインを行い出す。No.36は31周目にピットインしたが、マシンにオイル漏れが発見されて関谷に交代することなくガレージへと入った。

 2番手のNo.38は31周目に。一方、33周目にはトップのNo.2がピットイン。非常に速やかにドライバーコマスから亜久里へと交代し事実上のトップを保ったままコースに戻った。この結果、No.2とNo.38の間隔は約10秒と開く。3位にはNo.37、続いて後方からじわじわと上がってきたNo.3 ユニシアジェックススカイライン、No.30 NICOS PORSCHE、No.34 タイサンアドバンバイパーとなった。そしてレース後半は大きな波乱なく、そのままNo.2が逃げ切った。





 GT300クラスもスタート後はクラスポールのNo.910ナインテンポルシェ/玉本がトップで逃げるが、第1ターンでGT500クラスにパスされる際にギア抜けを起こし、シケインをショートカットしてしまい、ペナルティーで後方へと下がる。これに代わってトップに立ったのがNo.27 TEAM FCJフェラーリ/オロフソン。予選でクラッシュし、一晩でマシンを修復してきたNo.19 RS☆Rシルビア/福山が2番手に、3番手にはNo.81ダイシンシルビア/木下となった。後半戦は大きな変動はなく、このままNo.27 TEAM FCJフェラーリが優勝した。




〈Race 2〉
ZEXELスカイラインがパーフェクト・ウィン!
予選、第1、第2レースを制して総合優勝

GT300はTEAM FCJフェラーリが念願の表彰台頂点に



 第2レースは第1レースの成績順にスターティング・グリッドが決定される。これによって、ポールポジションからは第1レースで勝ったハンデウエイト30kgを背負いNo.2 ZEXELスカイラインが、セカンド・グリッドには同20kgのNo.38カストロール・セルモ・スープラとなった。

 そして14時定刻に第2レースのローリングが開始される。第1レース同様5周のローリングの後、スタートが切られた。No.2 ZEXELスカイライン/コマスはここでも好スタートを切り、トップを脅かされることなく第1ターン&シケインをクリア。2番手のNo.38カストロール・セルモ・スープラ/金石もその差1秒ほどでNo.2を追う。3番手にはNo.37カストロール・トムス・スープラ/利男(ハンデ10kg搭載)、4番手はNo.3ユニシアジェックススカイライン/田中と続く。7周目に8番手争いをしていたNo.88 JLOCディアブロGTRとNo.39が第1ターンのシケインで接触。僅差で競っていたNo.5 5ZIGEN SUPRA/松下を巻き込み3台がスピン。右リアを壊したNo.88はその場でストップ。左フロントを壊したNo..39はピットまで戻ったものの、結局こちらもリタイアとなった。この直後に第3ターンのシケインでNo.38もスピンし、クラッシュは免れるものの4番手に順位を下げた。この時にコース上をクリアにするために、セーフティーカーがコースに入り、7周に渡ってパレードラップとなった。

 再スタート時点では、トップNo.2、2番手No.37、No.3、No.38、そして8番グリッドから順位を上げてきたNo.18 avex童夢無限NSx/黒澤が5番手に。6番手にNo.30 NICOS PORSCHE/茂木、そして7番手に付けていたNo.34タイサンアドバンバイパー/松田が17周目に緊急ピットイン。第1レースから兆候が出ていたエンジンのオーバーヒートが限界に達したということで、健闘を見せていたが残念ながらリタイアとなった。

 また、驚異的な追い上げを見せていたのはNo.12カルソニックスカイライン/星野一義だった。スターティングポジションは21番手で、20周時点では8番手にポジションアップしていた。No.100 RAYBRIG NSXがその後ろ9番手。この後ろに付けるNo.556 KURE R33/近藤は6速ギアが使えなくなるという状況で苦戦を強いられていた。

 トップ争いではまず33周目にNo.2がルーティンのピットインを行い、約18秒でタイヤ交換と亜久里へ交代を果たした。一方、2番手のNo.37も次の周にピットインし、こちらも19秒ほどでタイヤ交換と舘信吾へのドライバー交代を行う。差が出たのはピットアウト後のラップタイムだった。亜久里はすぐに49秒後半から50秒弱で走行したのに対し、舘は最初の数周を53秒台で走行。この経験の差が差となってしまった。結局、1、2番手の差はこれで一気に15秒以上となる。この後は両者時に49秒台中盤で走行したが、No.2 ZEXELスカイラインは全く苦戦することなくマシンをゴールへと進めた。そして、15日の練習走行、そして予選、今日の第1、第2の決勝レースをすべてトップで終わり、パーフェクトな総合優勝を飾った。2位はNo..37カストロール・トムス・スープラ(総合でも2位)、3位には手堅く走りきったNo.3ユニシアジェックススカイライン(総合4位)となった。No.38カストロール・セルモ・スープラは第2レース4位となり、総合で3位に入った。

GT300はTEAM FCJフェラーリとダイシンシルビアの一騎打ち



 GT300クラスは、第1レース優勝のNo.27 TEAM FCJフェラーリがハンデ20kgを載せ、クラストップから、2番グリッドからはNo.19 RS☆Rシルビア(ハンデ10kg)からスタート。No.27の太田は序盤トップを守るが、2番手のNo.19の福山はシフトリンケージのトラブルで徐々に遅れ出す。これに代わってNo.81ダイシンシルビア/木下が2番手に上がった。GT500のクラッシュ車両の排除のために行われたセーフティーカー・ランで1、2番手の差は詰まって、再スタート後はこの2台のマッチレースとなる。ルーティンのピットストップ時間の差で、No.81(大八木)がトップに立つが、38周目にNo.27(オロフソン)が逆転し、そのままゴール。No.27 TEAM FCJフェラーリは第1、第2レースを制してGT300クラスの総合優勝となった。第2レース2位となったNo.81ダイシンシルビアは総合クラス2位に入賞。第1レースでクラス4位、第2レース3位となったNo.910ナインテンポルシェが、総合クラス3位でシーズン最後の表彰台を得た。



NICOS CUP GTオールスター戦 総合結果表
Po. No. Machine Race 1 Race 2 Total
GT500
1 2 ZEXELスカイライン 10 10 20
2 37 カストロール・トムス・スープラ 8 9 17
3 38 カストロール・セルモ・スープラ 9 7 16
4 3 ユニシアジェックススカイライン 7 8 15
5 30 NICOS PORSCHE 6 3 9
6 36 カストロール・トムス・スープラ
6 6
7 18 avex童夢無限NSX 3 2 5
8 5 5ZIGEN SUPRA 4 1 5
9 34 STP タイサンアドバンバイパー 5
5
10 12 カルソニックスカイライン
5 5
11 556 KURE R33
4 4
12 88 JLOC ディアブロGTR 2
2
13 100 RAYBRIG NSX 1
1
14 39 デンソーサードスープラGT


GT300
1 27 TEAM FCJ フェラーリ 10 10 20
2 81 ダイシンシルビア 8 9 17
3 910 ナインテンポルシェ 7 8 15
4 71 シグマテック911 6 7 13
5 19 RS☆Rシルビア 9 2 11
6 17 東京科芸専:REロードスター 4 3 7
7 60 ワイズダンロップBPキャバリエ
6 6
8 7 RE雨宮SuperG RX7 5 1 6
9 91 バーディークラブ・MR-2
5 5
10 25 つちやMR2
4 4






No.2 ZEXEL SKYLINE
Aguri Suzuki & Eric Comas


鈴木亜久里
「今日はエリックがずっと頑張ってくれて、ボクはミスしないように最後までもってっただけ。みんなエリックのおかげですよ」

エリック・コマス
「今年のGTC開幕戦をニッサン車で優勝して、今年最後のレースもニッサン車で優勝できた。最高だよ。クルマは快調だったけど、第1レース優勝で課せられた30kgのウエイトハンデは若干キツかった。ブレーキングとシケイン内のグリップでちょっと効いた。でも優勝できてうれしい。ブリヂストンにお礼を言いたい」





No.27 TEAM FCJ FERRARI
Tetsuya Ohta & Anders Olofsson

太田哲也
「ホントにうれしいときは『うれしい』っていう言葉しか出てこないもんなんですね。第1戦のときはホントにビリで、どうなっちゃうかと思いましたが、ここまで来れたのは応援してくれるみなさんのおかげです」

アンダース・オロフソン
「勝ててとてもうれしい。No.81ダイシンシルビアを抜いたときは他のクルマとも争っていたので結構ハードだった。マツダ(No.7 RE雨宮SuperG RX7)もいたし、速いクルマも遅いクルマもいた。コーナーをうまく抜ければストレートの終わりで追い抜くことができるのはわかっていたが、あのクルマのほうがストレートで若干速かったので、かなり接近して脱出スピードをさらに上げるようにしなければならなかった」