Round6

CP MINE GT RACE
10.10 sat / 11 sun - CP MINE CIRCUIT

Practice

NSX勢が上位独占!RAYBRIG NSXがトップだが…
5番手にはZEXELスカイラインが奮戦。GT300はアペックスMR2だ

Round 6 CP MINE GT RACE
Practice Report / 9 Oct. '98


 1998年AUTOBACS CUP全日本GT選手権第6戦CP MINE GT RACEの前日練習走行が10月9日金曜日、セントラルパークMINEサーキットで行われた。

 この日は1日中青空が広がり、気温も25度と暑いくらいのコンディションだった。走行セッションは3回に分けて実施された。午前のセッションは8時50分から1時間半に渡って行われた。コースレイアウトからここMINEはNSX勢に有利と言われていたが、その予想通りにこのセッションの上位をNSX勢が独占した。特にトップタイムのNo.100 RAYBRIG NSXの飯田章が、昨年黒澤琢弥がNSXで出した1分24秒605を約コンマ05秒縮める1分24秒548を記録。そして、ウェイトハンディ60kgを積む、No.64 Mobil 1 NSXが1分24秒706がこのセッションの2番手になる。3番手には前戦もてぎの優勝チーム、No.16 Castrol無限NSXがつける。このNSX3台に続いて、No.2 ZEXELスカイラインが4番手に入り、NSXの完全独占をくい止めた。そして5番手には現在ランキング・トップのNo.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rが入った。

 昼のセッションは11時45分から1時間で行われた。この時点で気温は26度近くまで上がり、コンディション的には午前より悪くなったようだ。ここでもNo.100 RAYBRIG NSXが早々に1分25秒586を記録。ここで、頑張ったのはNo.37カストロール・トムス・スープラが1分26秒150で終盤まで2番手に付けていたが、終了近くになってNo.64 Mobil 1 NSXが1分25秒713と逆転し2番手に入った。4番手にもNo.39デンソーサードスープラGTが入り、このセッションはスープラ勢の健闘が目立った。

 午後のセッションは、14時35分から1時間半で行われた。このセッションでは、まずNo.36カストロール・トムス・スープラが1分25秒705で序盤トップに立つ。これにNo.39デンソーサードスープラGTと続いた。しかし、ラスト30分ほどになると、No.18 TAKATA童夢無限NSX、No.16 Castrol無限NSXのタイムがグッと上がってくる。そして、終了5分前にNo.18 TAKATA童夢無限NSXが1分25秒179の自己ベストを記録を出す。これで、総合のトップ4をNSXが完全に独占することになった。2番手には、No.36カストロール・トムス・スープラ、3番手にNo.16 Castrol無限NSX、4番手にNo.39デンソーサードスープラGTとなった。そして、このセッションいまひとつタイムが伸びなかったNo.100 RAYBRIG NSXだったが、終了近くに第2ヘアピン手前の30Rでコースアウト、右フロントからタイヤバリアに激突。モノコックにも影響があるようで、予選へ向けて不安材料を抱えてしまった。

 このようにこの練習走行では、スピード的にはNSX勢の優位が目立ったが、スカイラインGT-R、スープラの健闘も目立ち、決勝レースのアベレージ・スピードでは大きな差は出ないかもしれない。


 GT300クラスでは、No.44アペックスDLモモコルセMR2が午前のセッションで1分31秒076と、非公式ながらコースレコードを上回るタイムを記録。そして前戦2位に入賞したNo.19ウェッズスポーツセリカが、午後のセッションで31秒083を出して、この日のクラス2番手となった。さらに、現在ランキングトップのNo.25つちやMR2がウエイトハンディ70kgを積みながらも、午前に1分31秒312、さらに午後のセッションで31秒122と詰めてクラスの3番手につけた。つちやMR2は決勝レースで4位に入れば、クラス・チャンピオンを決定するだけに期待を持たせるタイムといえる。


No.100 RAYBRIG NSX(総合トップタイム)
飯田 章「ここでのテストに参加してない分、ツライですね。マシンが決まらなくて、イヤになっちゃう。アンダーオーバーも出てるしね。でも、予選は23秒台か、上手くいけば22秒台後半までイケるんじゃないかな? いつも優勝したいと思って、トップを走っているけど、不運に見舞われるので、今回は無心でいきたいと思っています」

No.44 アペックスDLモモコルセMR2(GT300トップタイム)
新田守男「ここ出だしてもしょうがないんだけどね。テストのときより路面がスリッピーだった。まだまだセッティングが出ていなくて、明日の予選中にそれを決めないと。つちや、ウェッズが速いけれど、うちはウチのペースで行ければと思っています。抜きづらいコースなので、なるべく前にいきたいね」


練習走行上位タイム
出走:36台  天気:晴 コース:ドライ
PoNoマシンドライバータイム
[GT500]
1100RAYBRIG NSX高橋国光/飯田 章1'24.548(1)
264Mobil 1 NSX山西康司/T.コロネル1'24.706(1)
316Castrol無限NSX中子 修/道上 龍1'24.836(1)
418TAKATA童夢無限NSX金石勝智/脇阪寿一1'25.179(3)
5 2ZEXELスカイライン鈴木亜久里/影山正彦1'25.474(1)
636カストロール・トムス・スープラ関谷正徳/N.フォンタナ1'25.705(3)
[GT300]
2044アペックスDLモモコルセMR2新田守男/P.ダンブレック1'31.076(1)
2119ウェッズスポーツセリカ織戸 学/M.アンジェレッリ1'31.083(3)
2225つちやMR2鈴木恵一/舘 信吾1'31.122(3)
*タイムは非公式なもの。()はタイムを記録したセッション




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