R1 MOTEGI GT CHAMPION RACEGTC 2000 Round1
Qualify Review


00-04-01 Round1 Qualify Report
No.18 TAKATA童夢NSXがパーフェクト・ポール!
2年連続で開幕戦をトップからスタート
GT300はNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rがハードアタックで逆転ポールに

No18 TAKATA DOME NSX


 予選2回目は、前に行われたサポートレースの遅れで5分遅れの15時5分から1時間で行われた。午後も午前に続き好天に恵まれ、気温は16度まで上がり、路面温度も26度となった。

 GT500占有セッションがスタートすると、午前トップタイムのNo.18 TAKATA童夢NSX(脇阪寿一)が開始10分弱で1分48秒383の好タイムでトップに立つ。続く2番手には、このレースウィーク少し出遅れているNo.36 カストロール・トムス・スープラ(土屋武士)が1分49秒448で入ってくる。だがセッション中盤を過ぎるとNo.12 カルソニックスカイライン(本山哲)、No.30 綜警McLarenGTR(岡田秀樹)が49秒台前半に2、3番手に入ってくる。15分経過時点でNo.100 RAYBRIG NSX(飯田章)が48秒574で2番手にジャンプ。そして、ミッショントラブルで走行スタートが遅れたNo.16 Castrol無限NSX(道上龍)も48秒824で3番手とNSXが上位を独占。これにNo.12 カルソニックスカイラインが49秒075で4番手、続いてNo.30 綜警McLarenGTRが続く。
 そして、占有セッションのラスト1分で、No.16 Castrol無限は48秒442へとタイムアップして2番手と順位を入れ替え、そして最後のアタックでNo.18 TAKATA童夢NSXが1分46秒976と、午前に宣言した通り46秒台に突入してトップを確実にした。この後、混走のセッションでこのタイムに届くマシンはなく、これでNo.18 TAKATA童夢NSXの2年連続の開幕戦ポールポジションが決定した。
 スープラでは、No.38 FK/マッシモセルモスープラ(立川祐路)が49秒371の7番手が最上位だった。午前2番手だったNo.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rは、この2回目は決勝想定の走行に徹し、1分49秒864で13番手に留まった。

No26 Shell TAISAN ADVAN GT3R

 続いて行われたGT300占有セッションでは、No.26 シェルタイサンアドバン(松田秀士)GT3Rが精力的にアタックを掛け、これにNo.81 ダイシンシルビア(青木孝行)が絡む。一時は1分57秒393でトップに立ったNo.81 ダイシンだったが、終盤にNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rと、GT3RのNo.910 ナインテンアドバンポルシェ(余郷敦)がグッとタイムを上げ、1、2番手に。No.26 シェルタイサンアドバンGT3Rは1分56秒733というただ1台56秒台に入れる走りを見せた。この後このタイムを上回るものは現れず、GT300のポールポジションを確定した。

 なお、昨日のクラッシュで午前の走行をキャンセルしたNo.2 カストロール・ニスモGT-Rは、2回目の混走セッションでようやく走行を開始。クルムが1分50秒242を出して15番手となった。


POLE POSITION
Drivers
左から金石勝智・脇阪寿一・松田秀士・福山英朗

GT500 POLE POSITION
No.18 TAKATA童夢NSX 1'46.968/脇阪寿一
脇阪寿一「普通に乗ったら、普通のタイムが出た。予想通りです。去年のクルマはピーキーだったんやけど、今年のクルマは幅が拡がったんで、無理が利くんです」
金石勝智「決勝は、寿一が1周1秒ずつ離してくれるから、ボクに代わるまでに30秒は離してくれるでしょう。(脇阪「え、ボクが先ですか」)うん、今決めた(笑)」

GT300 POLE POSITION
No.26 シェルタイサンアドバンGT3R 1'56.733/松田秀士
松田秀士「今日は気合いが入っていました。というのは、チームオーナーがあさって55回目の誕生日なんです。なんとかポールポジションが獲れたって感じです」
福山英朗「今日のポールは芸術的でしたね。ポールを獲られたセカンド(ドライバー)の気持ちがよぉくわかりました(笑)。しかしポルシェは難しいです。まだ手に馴染んでいませんね」



GTインサイドレポート班
Report by GT INSIDE REPORT TEAM