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2001-04-14 |
■公式予選 1回目レビュー
チャンピオン宣言通りの1番時計
No.1 ロックタイト無限NSXが暫定ポールを奪取!
GT300はNo.31 ARTA・アペックスMR-Sがトップに
待ちに待った全日本GT選手権(JGTC)の2001年シーズンがスタートを切った。開幕戦の舞台となるのは、岡山県・TIサーキット英田。4月14日、公式予選が始まった。
サーキットの上空は薄曇り。天気予報では雨の心配もされたが、それは大丈夫そうだ。気温は15度（終了時に20度）、路面温度は19度とまずまずのコンディション。午前10時ちょうど、予選1回目がスタートする。まずは20分間のGT500占有セッションだ。
開始わずか6分で場内に歓声が立て続けに起こった。No.12 カルソニックスカイラインが1分26秒608と、これまでのコースレコード1分27秒439（'98 Mobil 1 NSX/トム・コロネル）を軽く更新するタイムで、タイミング・ボードのトップに立つ。だが、それもつかの間、No.39 デンソーサードスープラGTが25秒946とさらに上回るタイムを出してトップを奪ったのだ。No.39は次のラップには1分25秒873までタイムアップする。2番手にはNo.36 カストロール・トムス・スープラが26秒425と、4月5日の富士テストでのクラッシュの後遺症を感じさせない走りを見せる。そして、続々と26秒台のタイムがモニターの上に並び出す。10分過ぎにNo.18 TAKATA童夢NSXが26秒208で2番手に。これで、トップNo.39，続いてNo.18 NSX、No.1 ロックタイト無限NSX、No.36スープラとスープラとNSXが上位を分け合う展開に。
だが、それだけで終わらないのが新世紀JGTCだ。12分過ぎにNo.23 ペンズオイルゼクセルGT-Rが1分25秒035で2番手に飛び込み、これで上位にスカイラインも割り込んでくる。その興奮もまた1分と保たない。チャンピオン・ゼッケンNo.1をもつロックタイト無限NSXの道上龍が1分25秒621で、一気にトップに駆け上がる。そして、GT500占有ラスト3分で、No.64 Mobil 1 NSXが25秒890で3番手に。
これで、GT500占有セッションは終了。この後の混走セッションでは上位陣に変動なく、暫定ポールポジションはNo.1 ロックタイト無限NSXのものとなった。2位は、No.39 デンソーサードスープラGT、3位にはNo.64 Mobil 1 NSX、4位にNo.23 ペンズオイルゼクセルGT-Rと、国産3車種が僅差で並ぶ。一方、テストの結果やTIサーキットの相性からポールの本命と目されていたNo.38 auセルモスープラだが、タイムは1分26秒425で8位と今ひとつ。そして、何より驚きだったのが、これまでのコースレコードを出走17台中、16台が更新してしまうという強烈な予選アベレージの上昇だった。
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このタイムをNo.81 ダイシンADVANシルビア、No.24 スポーツトゥディGT3、2000年チャンピオンのNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rが追う展開。10分過ぎにコース上でオイルを吹いたマシンがあり、約15分の中断。
再開後、ペースアップしたのはNo.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7だ。1分34秒402とトップのNo.31 MR-Sにぐっと近づく。さらにNo.81 シルビアも34秒822とタイムアップしたが3番手。No.77 クスコスバルインプレッサも35秒327と6番手まで浮上。ポルシェGT3R勢に接近する。そして、混走セッションにNo.55 イクリプスDUPLEXバイパーが35秒265でNo.77を抜き6番手に。予選終了3分前に接触してコースアウトするマシンが出て、2度目の中断があったのち、予選1回目は終了。結局GT300は4周しか周回できなかったNo.31 ARTA・アペックスMR-Sがクラス暫定ポール。2番手はNo.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7、3番手No.81 ダイシンADVANシルビア、続いてNo.24 スポーツトゥディGT3と国産3車とポルシェGT3Rが並ぶ結果となった。
注目のNo.900 MT900Rは、序盤に1分36秒123でクラス6番手。終盤36秒033とわずかに刻んで、最終的にはクラス11位でこの予選を終えた。
ニュー・マシンでの初走行となったNo.3 ユニシアジェックスシルビア
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