2002 AUTOBACS JGTCRound6
MOTEGI GT CHAMPION RACE
9.14,15 TWIN RING MOTEGI
TEST DAY 2002-08-16
テストデイ


2002 AUTOBACS JGTC 合同テスト 第5回 ツインリンクもてぎ(8月16日, 17日)


○8月16日(1日目)2日目総合結果

18 NSX
もてぎで好調!NSXが1-2-3
TAKATA童夢NSXがテスト初日トップにつける
GT300はVemac R&Dダンロップ320Rが1位に

 8月16日に、ツインリンクもてぎでAUTOBACS全日本GT選手権第6戦(9/15決勝)へ向けてのJGTC合同テストが開催された。テストは16日と17日の2日間行われる。この日は、午前中に2時間、午後に2時間のセッションが行われた。

SESSION 1(晴、気温28度/路面温度30度、ドライ)
 午前9時30分で気温28度/路温30度というコンディションから走行は開始。曇り空から日が射す天候となり、残り30分ほどの10時55分の段階ではNo.36 トクホン トムス スープラの土屋武士が1分48秒078をマークし、これが午前のセッションのトップタイムとなった。これに続くのはNo.76 イエローコーンマクラーレンGTRで48秒469、3番手はNo.18 TAKATA童夢NSXの48秒832となっていた。この直後11時頃にNo.81 ダイシンADVANシルビアがコース脇に止まった。燃料系のトラブルから失火があったために緊急停止したということだ。このため15分ほど赤旗中断となった。
 再開後の11時22分にはNo.16 無限NSXが1分48秒354で2番手に浮上。さらに残り5分を切りNo.18 TAKATA童夢も48秒196までタイムを更新するが、No.36 トクホン トムスまでには一歩及ばず。これで、もてぎの初日最初のセッションはNo.36 トクホン トムス スープラがトップ、2番手にNo.18 TAKATA童夢、3番手にNo.16 無限、4位にNo.76 マクラーレンGTR、そして5番手にはNo.23 カストロール・ピットワークGT-R、6番手にNo.22 ザナヴィニスモGT-Rと2台のVQエンジン搭載のスカイラインがトップ6に入ってきた。

 15台が参加のGT300クラスは、予想通りここでもNo.62 VemacダンロップR&D320Rが午前中からまずは1分56秒522、さらに56秒500までアップしてトップタイムをマーク。これにNo.31 ARTAアペックスMR-Sが2番手につける。終了時の11時30分には、気温は29度、路温37度まで上昇した。

62 VEMAC

SESSION 2(晴、気温29度/路面温度41度、ドライ)
 午後のセッションは、当初の予定から15分ほど遅れて14時45分から2時間の予定でスタート。気温29度/路温41度というかなりの暑さを感じるコンディション。開始1時間後にNo.16 無限NSXが1分47秒303とこの日のトップタイムを更新。上空には黒い雲もでて、日ざしも弱くなってきた。2番手はNo.18 TAKATA童夢NSXの47秒722とNSX2台が47秒台を刻んできた。
 16時頃No.16 無限は47秒242とさらにタイムを更新。だが、気温27度/路温30度まで下がったセッション終盤に的を絞ってきたNo.18 TAKATA童夢NSXが1分46秒980と46秒台に入れてトップに立つ。続いてNo.100 RAYBRIG NSXも46秒995を記録して2番手としたところで、この日のセッションは終了。3番手もNo.16 無限とトップ3はNSXという結果になった。

 GT300クラスでは、午後もトップはNo.62 VemacダンロップR&D320Rで、セッション半ばまでに1分55秒858を出し、これがトップタイムとなる。2番手にはNo.3 ユニシアジェックスシルビアがつけた。午前中、火災があったNo.81 ダイシンADVANシルビアは午後の走行をキャンセル。ただし、明日は走行できるということだ。


No.16 無限NSX(GT500 1日目総合3位)/ No.18 TAKATA童夢NSX(GT500 1日目総合1位)
永長真 無限プロジェクトリーダー「いくつかの新しいコンポーネントを試しているところです。(そのひとつの)ブレーキはシステムに問題がなければ投入したいと考えています。(ハンデ)ウエイトを積んでいるクルマもあるし、(No.16と18は)ここで勝たないとおいていかれてしまいますからね…。まずはもてぎを落としたくない。今日は上位にNSXが3台これたんですが、まあテストですから皆さん何をされているかわからないし、今日のところはまずまずですね。ホントのタイムは明日の夕方でしょう」
No.36 トクホン トムス スープラ(GT500 1日目午前1位)
土屋武士「タイヤは問題ないです。相変わらず(笑)。クルマは何もいじらずタイヤテストばっかりやってました。午前中はそのメニューだけだったので、ホントにいつもどおり。ボク自身は乗る度にレベルがあがってると思いますよ。予選順位もシーズン通して悪くないし、あとは一発は何とか出るので結果につなげたいですね」
No.23 カストロールピットワークGT-R(GT500 1日目午前5位)
影山正美「シーズンも真ん中をこえてくるとウエイト積んでるクルマもいるし、トップ6がすべてじゃないですからね…。クルマは前後ともグリップレベルが上がってくれればタイムにつながるというのがわかってきたところです。RB(直6エンジン)と比べると(V6エンジンは)フロントの負担が少ないからアンダーは少ないし、もっとクルマを決めて、もてぎは(優勝狙って)いくしかないでしょう」
小河原宏一NISMO監督「ハイダウンフォースで空力的にあわせてきたところです。タイヤも何もやってない段階でしたので明日タイムが出せると思います。ただお天気が心配ですよね。雨で路面がリセットされちゃうと1ヶ月後にも何もわからないことになってしまいますから(苦笑)。RBと比較して7月にもテストをやってるんですけれど、苦しさはないみたいですがドライバーの求めているところは高いみたいでいろいろ言われています」
No.62 Vemac R&Dダンロップ320R(GT300 1日目総合1位)
柴原眞介「今回はタイヤが構造とコンパウンドの違うものがたくさんあるので、そのテストをメインにやっていました。午前中はタイヤを選んでる段階だったので、ロングは密山がやってくれるでしょう。気になるのはトラブルで、セパンの時のものもここだろうというレベルでしか対策できていなくて、富士で出たトラブルも症状はわかっているんですが、原因がキッチリつめられていないので対策が完璧にはできていないので不安がありますね。午前はJGTCのウエイトは積まずに鈴鹿1000kmに向けてのテストをしていました」
No.3 ユニシアジェックスシルビア(GT300 1日目総合2位)
山野哲也「好調な滑り出しで、クルマがスムーズに走って速い。楽に速いタイムでラップできてるし、アタックはしてない。コンスタントもいいのでこの調子でレースウイークに入れればと思ってる。かなりいいリザルトが残せると思う」



2002 AUTOBACS JGTC合同テスト 第5回 1日目結果
2002.8.16 | 天候:晴 | コース:ドライ | ツインリンクもてぎ 4.801379km
Po No C-Po Machine Session 1 (AM) Session 2 (PM) BestLap Tire
1 18 500-1 TAKATA童夢NSX 1'48.196 1'46.980 1'46.980 BS
2 100 500-2 RAYBRIG NSX 1'49.226 1'46.995 1'46.995 BS
3 16 500-3 無限NSX 1'48.354 1'47.242 1'47.242 BS
4 30 500-4 綜警McLaren 1'49.237 1'47.687 1'47.687 DL
5 36 500-5 トクホン トムス スープラ 1'48.078 1'47.768 1'47.768 MI
6 23 500-6 カストロールピットワークGT-R 1'48.599 1'47.906 1'47.906 BS
7 64 500-7 Mobil1 NSX 1'49.753 1'47.909 1'47.909 BS
8 8 500-8 ARTA NSX 1'49.429 1'48.028 1'48.028 BS
9 76 500-9 イエローコーンマクラーレンGTR 1'48.469 1'48.040 1'48.040 DL
10 12 500-10 カルソニックスカイライン 1'48.861 1'48.340 1'48.340 BS
11 6 500-11 エッソウルトラフロー スープラ 1'49.820 1'48.461 1'48.461 BS
12 22 500-12 ザナヴィ ニスモ GT-R 1'48.744 1'48.481 1'48.481 BS
13 25 500-13 FK/マッシモADVANスープラ 1'48.887 1'48.655 1'48.655 YH
14 37 500-14 ZENT トムス スープラ 1'49.622 1'48.773 1'48.773 MI
15 1 500-15 auセルモスープラ 1'48.948 1'49.133 1'49.133 BS
16 39 500-16 デンソーサードスープラGT 1'49.409 1'49.089 1'49.089 YH
17 35 500-17 プロジェクトμエスペリアスープラ 1'50.056 1'49.263 1'49.263 DL
18 33 500-18 United UKYO SUPRA 1'52.355 1'50.207 1'50.207 BS
19 62 300-1 Vemac R&Dダンロップ320R 1'56.500 1'55.858 1'55.858 DL
20 3 300-2 ユニシアジェックスシルビア 1'57.691 1'56.745 1'56.745 YH
21 71 300-3 シグマMR-S 1'58.293 1'56.767 1'56.767 DL
22 31 300-4 ARTAアペックスMR-S 1'57.582 1'57.096 1'57.096 BFG
23 24 300-5 EndlessタイサンアドバンGT3R 1'57.746 1'57.414 1'57.414 YH
24 26 300-6 PLUS e タイサン アドバン GT3R 1'58.474 1'57.808 1'57.808 YH
25 19 300-7 ウェッズスポーツMR-S 1'58.811 1'57.915 1'57.915 YH
26 7 300-8 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 1'59.023 1'58.120 1'58.120 YH
27 15 300-9 AMPREX BMW M3GT 2'01.536 1'58.589 1'58.589 BFG
28 910 300-10 910ロデオドライブアドバンGT3R 1'59.220 出走せず 1'59.220 YH
29 81 300-11 ダイシン ADVAN シルビア 1'59.304 出走せず 1'59.304 YH
30 77 300-12 クスコスバル ADVAN インプレッサ 1'59.800 1'59.591 1'59.591 YH
31 21 300-13 ダンロップ BMW M3GT 1'59.893 2'00.430 1'59.893 DL
32 66 300-14 ORC with REVOLUTION RX7 2'01.500 2'01.358 2'01.358 DL
33 63 300-15 レイジュンR&DダンロップGT3R 2'01.637 2'01.741 2'01.637 DL


タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ


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