2003 Round6
MOTEGI GT CHAMPION RACE
9.13,14 - TWIN RING MOTEGI

QUALIFY 2003-09-13
公式予選


2003 AUTOBACS JGTC 第6戦『もてぎGTチャンピオンレース』 9.13予選, 14決勝/ツインリンクもてぎ


WOODONEトムススープラが暫定ポールを獲得
トップ3にスープラ、GT-R、NSXが並ぶ
GT300はARTA Garaiyaがトップタイム
36 SUPRA
No.36 WOODONE TOM'S SUPRA

QUALIFY SESSION 1(曇、気温31度/路面温度36度、ドライ)

 9月13日、栃木県・ツインリンクもてぎで2003年AUTOBACS全日本GT選手権第6戦「MOTEGI GT CHAMPION RACE」の公式予選1回目が行われた。

 公式予選1回目は10時から開始された。上空は雲におおわれているもののむし暑く、開始時点での気温は31度、路面温度は36度と、前日に引きつづき高くなった。

 最初の20分間はGT500クラスの走行。No.39 デンソーサードスープラGTを先頭にNo.36 WOODONEトムススープラ、No.37 ZENTトムス スープラの3台がタイムアタックに出ていく。ここで1分47秒485のトップタイムをマークしたのがNo.36の土屋武士。数分遅れで出ていったNo.23 ザナヴィ ニスモ GT-Rの本山哲がこれに続く。13分ほどすぎたとき、ピットから出ていったばかりのNo.38 auセルモスープラが4コーナーでコースアウト。すぐに復帰はできたが、御難続きのNo.38にまたトラブル発生かと、ドキリとさせるシーンだった。その後、No.64 Mobil 1 NSXのアンドレ・ロッテラーが1分47秒792で3番手にジャンプアップ。No.36も足回りのセッティングを見直して再度アタック、1分47秒277までタイムアップする。これに続いたのがNo.22 モチュールピットワークGT-Rのリチャード・ライアンだが、タイムは2番手。直後にNo.12 カルソニックスカイラインのブノワ・トレルイエが2番手を奪うが、その次の周にはライアンが再逆転と、激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。ここで「GT300」ボードが提示され、GT500各車は最後のアタックラップに。No.1 エッソウルトラフロー スープラの脇阪寿一、No.16 G'ZOX-NSXの伊藤大輔、No.38 auセルモスープラの立川祐路などが1分47秒台前半を出し、リーダーボード上位はめまぐるしく入れ替わったが、トップのNo.36は最後まで動かなかった。けっきょく、このセッションでの2番手はNo.22、3番手はNo.16と、スープラ、スカイラインGT-R、NSXがトップ3に並んだ。ドライバーズランキングトップのNo.23は7番手。ランキング2位のNo.1は5番手につけた。

43 Garaiya
No.43 ARTA Garaiya

 GT300クラスの走行は、アウトラップでいきなりNo.31 RECKLESS MR-S、No.51 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビアがスピンアウトするシーンで幕を開けた。両者ともすぐに復帰しことなきを得たが、2コーナー付近に砂が出ているのか、滑りやすくなっているようだ。まずタイムを出したのはNo.77 クスコスバルADVANインプレッサの谷川達也とNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360の田中哲也。ともに1分57秒台半ばを出し、リーダーボードのトップ2を占める。これにNo.911 高見沢バイタルポイントGT3Rの砂子塾長が続く。これを逆転したのがNo.43 ARTA Garaiyaの新田守男。最初のアタックで1分56秒907でトップを奪うと、次の周には1分56秒118までタイムアップする。次いで1分56秒台に入れてきたのはNo.77だが、No.71 シグマDUNLOPセリカの澤圭太が最初のアタックで1分56秒557を出し、2番手に。ポイントリーダーのNo.26 PLUS eタイサンアドバンGT3R、山路慎一は60kgのウェイトハンディを積みながら4番手のタイムを出してくる。残り7分を切ったところでNo.5 BANPRESTO B-1マッハ号GT 320Rがコースアウト。復帰はできたが、その間黄旗が出され、タイムアップはむずかしい状況に。これをみた上位陣はアタックをやめ、最後の5分間はリーダーボード上位に変動はなかった。

 最後の20分間は両クラスの混走。ここでNo.71がガス欠からスロー走行となり、いったんはコースサイドにマシンを出したものの、自力でピットに戻ろうとしたのか再度コースに戻る。ところがやはりガソリンが足りなくなり、V字コーナーアウト側のライン上で立ち往生。きわめて危険な状況になったため赤旗が提示され、約10分間の中断となった。再開後は各車決勝をみすえた走行。GT500クラス上位は1分49秒台から50秒台、GT300クラスはチームによってバラツキが大きかったが1分57秒台から59秒台がこの状況でのタイムとなった。決勝でのラップタイムもこのあたりが目安になりそうだ。


No.36 WOODONEトムススープラ(GT500暫定ポールポジション)
土屋武士「(タイムが出て)よかったなぁーって感じ。昨日のほうが(クルマの)バランスはよかった。路温が下がってタイヤがグリップしない部分があったり逆にする部分があったりというところがあって、バランスが崩れてしまったようです。でも、ニュータイヤを2セット使ってポンポンといって、2セット目で(1セット目より)コンマ2秒タイムを上げることができたのでよかったな、と。昨日はガソリンを60リッター積んでましたが、今日はガソリンカツカツの状態で出ていったし。(コースアウトした車両が原因で)路面が砂利で汚れてたけど、その影響を受けずにタイミングよくアタックできたのでよかったかな。タイヤを使っちゃったんで、2回目の予選は決勝に向けての準備を集中して行います。トータルで考えたらこれでよかったと思います。路面コンディションがどう変わるかはわからないけれど、自分たちのペースにはうまく乗っかってるし、1回目でトップを取れたからね」

No.43 ARTA Garaiya(GT300暫定ポールポジション)
金曽裕人チーフデザイナー「予選1回目のタイムアタックは路面があまりよくなかったと新田選手はコメントしていましたね。あとは、ビクトリーコーナーであんまりしっくり来なかったようで、そこでコンマ3秒ほどロスしています。でも、トップタイムが出たので、それを無線で知らせたら『じゃあもう1周いく』と。それで攻めすぎたために5コーナーでスピンしてしまって、タイムはそれ以上縮められませんでした。2回目は路面のコンディションしだいかな。まだタイムアップできると思いますよ」



公式予選1回目 | 2003.9.13 | 天候:曇 | コース:ドライ | ツインリンクもてぎ 4.801379km
Position Number Class Position Machine Driver Best Time Difference Laps Tire WH
1 36 500-1 WOODONE トムススープラ 土屋武士*/E.コマス 1'47.277 --- 7/20 MI 40
2 22 500-2 モチュールピットワークGT-R 影山正美/R.ライアン* 1'47.292 0'00.015 5/16 BS 50
3 16 500-3 G'ZOX-NSX 伊藤大輔*/T.コロネル 1'47.392 0'00.115 5/17 BS 10
4 38 500-4 auセルモスープラ 竹内浩典/立川祐路* 1'47.478 0'00.201 4/17 BS 80
5 1 500-5 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪寿一*/飯田 章 1'47.490 0'00.213 5/18 BS 90
6 12 500-6 カルソニックスカイライン B.トレルイエ*/井出有治 1'47.520 0'00.243 4/17 BS 50
7 23 500-7 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山 哲*/M.クルム 1'47.584 0'00.307 4/20 BS 110
8 64 500-8 Mobil1 NSX 松田次生/A.ロッテラー* 1'47.792 0'00.515 4/15 BS +2
9 37 500-9 ZENT トムススープラ 黒澤琢弥*/M.アピチェラ 1'47.822 0'00.545 3/17 MI 30
10 39 500-10 デンソーサードスープラGT D.シュワガー*/織戸 学 1'47.923 0'00.646 5/22 YH 20
11 35 500-11 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部尚貴*/脇阪薫一 1'48.023 0'00.746 7/13 DL 10
12 76 500-12 イエローコーンマクラーレンGTR 清水 剛/田嶋栄一* 1'48.228 0'00.951 2/15 DL
13 25 500-13 ADVAN スープラ 荒 聖治/J.デュフォア* 1'48.355 0'01.078 6/17 YH 10
14 18 500-14 TAKATA童夢NSX 道上 龍*/S.フィリップ 1'48.415 0'01.138 4/11 BS 60
15 8 500-15 ARTA NSX 土屋圭市/金石年弘* 1'48.433 0'01.156 5/18 BS +2
16 100 500-16 RAYBRIG NSX 加藤寛規/光貞秀俊* 1'48.476 0'01.199 4/18 BS 10(+1)
17 62 500-17 VemacR&Dダンロップ350R 柴原眞介*/密山祥吾 1'49.901 0'02.624 3/15 DL
18 88 500-18 ノマド ディアブロ JGT-1 山西康司*/WADA-Q 1'52.430 0'05.153 3/18 DL
19 43 300-1 ARTA Garaiya 新田守男*/高木真一 1'56.118 --- 3/18 BFG 10
20 71 300-2 シグマDUNLOPセリカ 片岡龍也/澤 圭太* 1'56.557 0'00.439 4/10 DL 20
21 77 300-3 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林且雄/谷川達也* 1'56.718 0'00.600 4/18 YH +1
22 26 300-4 PLUS e タイサン アドバン GT3R 山路慎一*/西澤和之 1'56.824 0'00.706 4/12 YH 60
23 11 300-5 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田秀士/田中哲也* 1'57.021 0'00.903 3/11 YH 35
24 3 300-6 ハセミスポーツ・エンドレス・Z 木下 みつひろ*/柳田真孝 1'57.139 0'01.021 3/16 YH 50
25 31 300-7 RECKLESS MR-S 佐々木孝太*/後藤 聡 1'57.170 0'01.052 5/6 BFG 55
26 19 300-8 ウェッズスポーツCELICA 青木孝行*/田中 実 1'57.349 0'01.231 6/18 YH 70
27 34 300-9 DENTAIRE MR-S 西澤誠剛/松田晃司* 1'57.509 0'01.391 5/17 BFG +1
28 24 300-10 EndlessタイサンADVAN GT3R 余郷 敦*/浅井亮博 1'57.515 0'01.397 9/19 YH 30
29 911 300-11 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢一吉/砂子塾長* 1'57.630 0'01.512 4/19 YH
30 81 300-12 ダイシンADVANシルビア 星野一樹*/植松忠雄 1'57.719 0'01.601 7/19 YH 30
31 7 300-13 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口信輝*/大井貴之 1'57.747 0'01.629 5/18 YH +2
32 17 300-14 Kosei SPIRIT MR-S 松永まさひろ*/長島正興 1'57.949 0'01.831 4/16 YH +2
33 55 300-15 ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー 山田英二/木下隆之* 1'58.047 0'01.929 5/14 YH 25
34 69 300-16 FK/Massimo ADVAN ポルシェ 山岸 大*/位高 敬 1'58.181 0'02.063 4/19 YH +1
35 9 300-17 正義の味方 覆面レーサーX MT 石川 朗*/筒井克彦 1'58.224 0'02.106 3/13 YH 10
36 51 300-18 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本直史/加藤正将* 1'58.270 0'02.152 5/18 YH
37 2 300-19 リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX 高橋一穂*/渡辺 明 1'58.713 0'02.595 4/19 YH 10(+2)
38 61 300-20 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田敦*/井原慶子 1'58.734 0'02.616 3/10 DL +2
39 910 300-21 910 BORO アドバンポルシェ 平川 晃*/宮川やすお 1'59.185 0'03.067 3/11 YH +2
40 5 300-22 BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R 玉中哲二*/三船 剛 2'00.285 0'04.167 3/8 YH 10
41 70 300-23 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋義三/伊橋 勲* 2'01.827 0'05.709 13/17 DL +2
42 111 300-24 ARKTECH-GT3 飯島寛也*/芳賀重光 2'02.913 0'06.795 3/15 DL +2
43 15 300-25 AMPREX BMW M3GT 橋本元次/C.クワン
BFG

10 300 レイジュン・ダンロップ GT-1 OSAMU/古谷直広 出走せず DL +1
107%=GT500-1'54.832/GT300-2'04.616

タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/ +1:性能引き上げ措置(1ランク)/ +2:性能引き上げ措置(2ランク)


※V字コーナー付近における停止車両回収のため、10時43分38秒から9分45秒間赤旗中断とした。

*No.15 J項違反により、予選1回目のタイムを抹消する。



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