2001 GT INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round7 CP MINE GT RACE 10 Nov. 01
予選日レポートQualify Day Report

■予選1回目終了後のコメント


No.37 マツキヨZENTトムススープラ
ワイン・ガードナー「いまのセッションは天候がちょっと怪しかったので、山路が出ていってとりあえずのタイムを出すのと、タイヤのコンディションを見るだけにした。まだニュータイヤが1セットと、あまり使っていないタイヤが1セットが残っているので午後は2回(タイムアタックの)チャンスがあると思う。もうちょっとコンディションがよくなることを願っているよ。ボクたちはチャンピオンシップではチャンスがほとんどないから、とりあえず今回のレースを完走することを目標にしている」

No.25 FK/マッシモADVANスープラ
荒 聖治「セッティング自体は順調に進んでいたんですが、午前中の路面コンディションにはちょっと合っていなかったですね。午後は少し微調整して、もう少しタイムアップをねらいます。具体的なタイムはコンディションがどうなるかわからないんでなんとも言えないんですが、できれば5番手くらいに入ることを目標にしています。決勝は荒れるでしょうから、そのあたりのポジションなら表彰台をねらえると思います。最終戦ですから、いい結果で終わりたいです」

No.81 ダイシンADVANシルビア
青木孝行「完全に満足のいくアタックではなかったですね。それと(エンジンルームを指差して)ちょっと爆弾を抱えていて…。午後、雨にならないですかね。このままのポジションなら(タイトルを争う相手の)7号車と3号車が後ろにいますから。午後はとりあえずもう1回アタックします。(1分)29秒台には入れられると思います。でも29秒5はムリですね。それにエンジンのスペアがないんでムリはしすぎないようにします。決勝ではユニシア(No.3)に『どうぞ』と先にいってもらって、ボクらは2位でチャンピオンという作戦でいきます(笑)」

No.62 R&DスポーツダンロップGT3R
柴原眞介「(今回はリストリクター径が)1ランクアップなんですが、鈴鹿ではほかのGT3Rと同じサイズでも(ポルシェ勢の)トップでしたから。足回りはジオメトリーから全部変えてます。タイサンのキットではなく、オリジナルで作ったものを鈴鹿から投入して、はじめて出た結果かなというところです。午後はわからないですね。ポールを獲るためにレースをやってるんじゃないですから。ボクはクルマを速くする目的で雇われてる立場なんですよ。タイヤ屋さんもいっしょになって開発してます」

No.77 クスコスバルインプレッサ
谷川達也「(路面は)ラインを外すと濡れてましたけど、ライン上はドライでした。クルマ自体は(昨日から)セットを変えてないんで、なぜタイムが出たのかわからないです。でもまあいちばんじゃないんで…。午後はちょっとセットを変更して走りますけど、どうですかねェ。ポールを目標にがんばります。雨でも晴れでも走れればいいです。明日はとりあえず完走。できれば表彰台を目指します」

No.21 イエローコーンマクラーレンGTR
服部尚貴「(中谷明彦から一ツ山幹雄への)エントリー変更の問題で待ったがかかってしまって、混走セッションしか走ってない。午後はもちろんタイムアップをねらいますよ。(1分)22秒台をみんな出してきてるし、ニュータイヤでアタックすれば23秒台の前のほうは見えてる。昨日は古いタイヤでアタックして3番手ですから」
一ツ山幹雄「中谷が体調不良で、急遽乗ることになった。去年の最終戦(鈴鹿)以来1年ぶり(笑)。ぶっつけ本番で予選は基準タイムをクリアするのがやっとですよ。
来年はGT500とGT300に2台出す予定。GT300は外車。まだ言えないけれど日本に入ってないヤツです」

No.30 綜警McLaren GTR
アンドレ・クート「GT500オンリーの時間帯にうまくクリアラップが取れた。路面コンディションはそれほど悪くなかったけど、ところどころ濡れたところがあった。午後はもっとよくなるんじゃないかな。さらにタイムアップできると思う。いまのところはボクたちがトップで、そのままならポールポジションが獲れる。午後もベストをつくして、どのくらいいけるかだ。クルマの仕上がりは予選向けとしてはそんなに悪くないよ。スローコーナーでちょっとアンダーが出たくらい。レースはレースでまた別だけどね」

No.64 Mobil 1 NSX
松田次生「決勝を見越してハードタイヤを履いていたにもかかわらず(予選でも)悪くなかったですよ。トップ3台はソフトでタイムを出していたようだけど、明日つらくなるのでは? MINEは嫌いなサーキットじゃないし、雨でもだいじょうぶです。短期間で(林マネジャーの事故など)いろいろあったけれど、そのぶんぜったいにがんばります!」

No.22 ザナヴィ ヒロトGT-R
ミハエル・クルム「ちょっと路面のコンディションが悪くて、グリップレベルが低い。コンディションとセットが合わず、アンダーステアだったね。午後はみんなもっとタイムが上がると思うし、ウチも上がると思う。(1分)22秒4〜5ぐらいまではいけるんじゃないかな。21秒台までいきたかったけど、いまはちょっと遠いね。でも、できれば2回目は雨が降ってほしい。いま2番手だしね」

No.100 RAYBRIG NSX
飯田 章「8号車はどうしたのかな? ウチのクルマもおかしいんだよ! 1コーナーで右にステアリングをきっても、クルマが思った方向を向かないんだもん。足のバランスが悪くて、思うようにタイムが出ないんです。(1分)23秒8というのも、いつ飛んでいってしまうかわからない状態で出したタイム。そのあとは第2ヘアピンでスピンしちゃってますし。予選2回目にはなんとかレースできる状態を見つけたいですね」

No.1 ロックタイト無限NSX
道上 龍「ウェイトを積んでいるわりにはまずまずのタイムが出て、タイトルに向けて一歩前進ですね。午後の天気は気になりますがドライならまだいけると思いますし、もう少しポジションを上げたいと思います。じつは1回目もベストタイムを出した次の周もう1回アタックに入ったんですが、ヘアピンでスピンしてしまったんですよ。そこまでの感じだと(1分)22秒台真ん中ぐらいまではいけていたと思います。クルマはクラッシュパッドにぶつかって左リヤが少し破損しましたが、たいしたことはありません」

No.8 ARTA NSX
金石勝智「(タイムが出なかったのは)イエローが出ていて(アタックの)タイミングがズレてしまったというのもありますが、クルマもどアンダーでしたね。昨日までもアンダーはアンダーだったんですが、それを直そうとしてやってきて、かなりいい感じになってきていたんですよ。でも今日になったらいきなりどアンダー。2回目に向けての方針はあるていど決まっていますが、どこまでいけるかはわかりません。1号車と同じぐらいのところまではいかないとまずいですよね」

No.70 外車の外国屋アドバンポルシェ
石橋義三「自己ベストタイムは更新できたので納得しています。ただ他車がそれ以上を先行してしまってるんですけどね(苦笑)。明日の決勝を想定して予定どおりのメニューをこなしています。練習も予選もつねに本番と思って、集中してがんばります」

No.6 エッソウルトラフロー スープラ
野田英樹「タイム的には接戦だったので、たぶんちょっとしたことで順位をもっと前へ持っていけると思います。コンマ3秒差くらいなら埋められなくもないので、午後はねらっていきますよ」

No.33 Team UKYO スープラ
片山右京「一言でいうと手詰まり。なにをやっても画期的には変わらないといった感じです。コンマ2秒くらいの世界なんですけどね。でも1年間通してテストを繰り返してきて、想定していたタイムは出てきてはいるんですよ。まぁ古いクルマだから限界があるのはしかたないでしょう。MINEはレースそのものが荒れるし、ほかがミスをしてくれるコースでもあるので、プライベーターとしてのベストをつくしたいと考えています。プロだから結果を求められるのは当然ですけれど」

No.19 ウェッズスポーツ MR-S
田中 実「3日間続いたエンジントラブルの原因もわかったので、たぶん午後はだいじょうぶですよ。でも、あまり走れなかったのは大きかったですね。エンジンなどのセッティングを煮詰めて、うまくハマれば前回の鈴鹿よりぜんぜんOKな結果になるはず。最終戦ともなると(上位陣が)ウェイトを積んでたりしてタイムが接近してくるので、予選ではひとつでも前にいないと。そんな状況で優勝できるのはとても意味があると思うので、ぜひ有終の美を飾りたい。2回目の予選は田中の一発に乞うご期待、といったところでしょうか」

No.0 Nets BP Kosei MR-S
松永まさひろ「思った以上によくなかったですね。セットの選択をまちがえました。今朝からエンジンの調子がイマイチだったため、(1分)30秒前半は軽くいくと思っていたので残念です。午後にはセットを戻し、5番手以内は目指したいです。雨が心配ですが、ひとつでも前へいく意気込みでがんばります」

No.51 C-WEST レッツオADVAN シルビア
尾本直史「まだコースに慣れてないですね。勢いだけじゃダメなのもわかりました。とくに低速コーナーの立ち上がりはむずかしかった。いままでは決勝でスピンが多かったので、予選でできるだけいっぱいがんばりたいと思います」

No.360 ダンテールフェラーリ360ウェディング
佐々木孝太「昨日の雨でニュータイヤのチェックができず、今日がぶっつけといった感じでした。でも意外にタイムが出ることがわかってよかった。昼からは天気が回復するそうなので、アタッカーのボクがかまそうかと…(笑)。というのもボクはF4時代、MINEでコースレコードを持っているんです。大好きなサーキットなんですよ。(F4より)クルマがデカいぶんきびしい面もありますが、ボク的には経験でカバーできればと思っています」

No.88 ノマドディアブロJGT1
古谷直広「今季はニューカーで臨んだので昨年よりいい成績を期待していたのだけど、クルマのトラブルの改善に追われてまともに走れなかったのが残念です。コーナリングの特性がよくなればもう少しOKなんですけどね。今回も燃料系のトラブルでまともに走れてなかったのですが、昨日やっと直ったのでこのままうまくまとめて、今年最後の走りは完走でおさめたいですね」




■予選2回目終了後のコメント


No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
山野哲也「最悪のポジションだね(苦笑)。いかれたくないところ(No.81、No.3)に前にいかれちゃった。でも、鈴鹿みたいなこともあるし、ボクたちとしてはこの予選順位では(先行して)逃げることはできないんで、なにかが起こることを期待して淡々と走ってしっかりついていくしかない。テストでは調子いいんだけど予選で逆転されてる。鈴鹿でもそうだったし。いつも全開って事だね(笑)。手のうちも見せちゃってるしね。スタートは松本選手だと思う」
松本晴彦「予選でもっと上にいきたかったけれど、ちょっとうまくいかなかった。でも望みを捨てずにがんばります。クルマは午後にセットを変えてコンスタントラップはよくなってきています。クルマ的には悪くないんでノーミスでいければと思っています」

No.18 TAKATA童夢NSX
ブノワ・トレルイエ「予選アタックの担当は今回はじめてです。昨日の朝はエンジンが壊れ、午後は雨。木曜日もあまりよくなかったので、今朝のセットアップのために考えなければならないことがたくさんありました。でも今朝のセットアップはうまくいって、午後にはさらによくなりました。アタックでもすごくよくて、自分にできる最大のことをしました。ただ一点、NSXにはターボが付いていないので、このタイプのサーキットではコーナーの立ち上がりでややパワー不足ですね。マクラーレンのエンジンがすごくいいのでポールポジションは逃しましたけど、2位は上デキです」

No.30 綜警McLaren GTR
アンドレ・クート「気分は最高です。チームがよくやってくれたので、シーズン終盤になってクルマのフィーリングもよくなって来ていて(予選で)3位、そして2位にまでなれるようになったのですが、1位だけがなかった。それをシーズン最後のレースでかなえられたのだからうれしいですよ。明日もいいレースがしたいです。もてぎのときのようにトップを走り続けたいです」

No.63 レイジュンR&DダンロップGT3R
OSAMU「ウチも木曜、金曜はNo.62にくっついていってたんですが、金曜の走行で1コーナーに差しかかったらエンジンブローで赤旗を出してみなさんにご迷惑をおかけしました。オイルタンクのシールかなにかが飛んで2秒でオイルが全部出てしまって、みごとにエンジンが壊れました。スペアに積み換えましたが、もう終わってるエンジンなんできびしいですね。最後まで走ってがんばりますけれど、ドツボです(苦笑)」

No.77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「午後はずっと決勝のセットをしていました。これでもかって試してみて、最後にけっこういいのが出たんで(決勝は)いいところにいけるでしょう。いちおうアタックもしてみたんですけどね。最終戦ぐらい手堅く表彰台に上がりたいね。セミロングやってみたところ、路面が悪くなってからのラップはいいんですよ」
谷川達也「2回目は決勝セットメインに走ったんでタイムが伸びませんでした。とりあえず久々の予選上位。木曜からずっと決勝セットをしてきているんで、明日はいいところにいけるんじゃないかな?」

No.901 K-STADIUM MT900R
玉中哲二「アタックはボクがやりました。桧井はもてぎに逃げました(注:フェラーリのイベントに参加)。問題はエンジンだけ。あれでは馬力じゃなくてポニーですね。彼の言うところのロシナンテかな(笑)。エンジンのオーバーホールが間に合わず、それだけのタイム差が出てるということです。GT300のトップとはトップスピードが20数km/h違うんですよ。このコースでも立ち上がり加速をうまくすれば相性は悪くない。ぜったいにおもしろくなるクルマですよ。とにかくレースをやって結果を残したい。レース自体の雰囲気はフォーミュラよりはるかに楽しいですよ」

No.910 910ロディオドライブアドバンポルシェ
砂子塾長「明日もきっと表彰台にいけるでしょう。今年は『振り向けばナインテン』をキャッチフレーズにやってますから(笑)。No.62は速いみたいだけど、ウチはウチのやること、できることをやる。回りはあんまり気にしてない。しぶとく走ればきっといい結果が出ますよ」

No.24 JCMタイサンGT3R
松田秀士「いまある(クルマのポテンシャルの)なかではまあまあだね。いいセットが見つかったから、レース中は安定して走れそうです。気がついたらまた表彰台に、なんとか乗りたいですね。No.62はリストリクター2ランクアップなんですか? いい勝負ができるんじゃないかな? ニュータイヤでアンダーが出たんで、バランスをうまくとれるようにしました」

No.26 シェルタイサンアドバンGT3R
福山英朗「今回は余郷くんがアタックです。後半戦になってハンドリングがよくない。トラブルが出しきれてない。バイパー(No.55)より遅いからねえ…。明日はできるだけのことをするしかないよね」

No.55 イクリプスオメガタイサンバイパー
木下隆之「2回目は(タイムが)伸びなかったね。ストップ&ゴーとストレートが弱いんで、このコースはバイパーにはちょっときついね。(福山選手に向かって)No.26が来たら最終コーナーで、わざとイヤらしく『どうぞ』って譲りますから(笑)」

No.3 ユニシアジェックスシルビア
井出有治「いい予選だったとはけっして言えませんけど、とりあえずチャンピオンをねらえるグリッドは確保できました。決勝ではポカをしたり、ほかのクルマのアクシデントに巻き込まれないようにしないと。今年1年、運が悪かったことが多かったんですが、ぎゃくに運がよかったときもありますから。鈴鹿でも(ほかのクルマがつぶれるなど)ラッキーでトップに立つことができて、でもアンラッキーがあって2位でした。とにかく運のいい悪いをいいわけにはしたくないです。しっかりやることをやれば結果はついてくると思っています。決勝ではラッキーはいりません。アンラッキーさえなければ(笑)」
柳田真孝「今年初めてJGTCに出させてもらって、いろいろな経験ができました。長谷見監督のアドバイスもすごく勉強になりました。GTに乗ったことでフォーミュラにもプラスになりました。最後、笑って終わりたいです」

No.6 エッソウルトラフロー スープラ
脇阪寿一「午後は温存して走ってないんですけど(笑)、午前の感触はまぁまぁでしたよ。マシンの問題もとくにないし、明日はもっと上へいけると思いますね。オレ、(野球の)DHみたいやな(笑)」

No.70 外車の外国屋アドバンポルシェ
須賀宏明「午後にスピンしたのは突然クラッチが切れなくなったからなんです。調べたところドライブシャフトが折れていました。ウチは今季マレーシアも含めてすべて完走しているので、全戦完走はぜひ成し遂げたい。それと白線カットでベストタイムが消されたのも痛いですね」

No.36 カストロール・トムス・スープラ
土屋武士「午前中は琢弥さんが2周しただけです。トラブルではなく、雨上がりで路面がホコリっぽかったので午後にタイヤを2セット残したんです。雨さえ降らなければ午後のほうがコンディションがよくなることはわかってましたから。もし雨が降ったらですか? そこは天気予報を信じて(笑)、午後に賭けてました。午後のアタックは、結果からいうとコンマ2、3秒ひっかかって、(1分)22秒5が22秒8になってしまいました。ちょっともったいなかったですね。あれがなければ4〜5番手はあったと思います。このポジションからのスタートですから、優勝をねらいます。鈴鹿ではほかより劣っている状況で3位にいけそうでしたから、その劣っている状況が改善された今回は十分(優勝を)ねらっていけると思います。状況が改善されるのが最終戦になってしまいましたが、1年間めいっぱいやった結果ですからぜんぜん悔いは残りません」

No.19 ウェッズスポーツMR-S
田中 実「ダイシン(No.81)とは、5対0で負けてた試合を9回の裏で4点返して、でもあと少しといったところでしょうか。でも明日はワンサイドのレースはさせないつもり。延長戦に持ち込んでワンチャンスで逆転してみせます。ピットインまでは僅差のダンゴが予想されるので、もてぎの15秒差はムリでも、できるだけ差をつけてバトンタッチしてあげたいですね」

No.38 auセルモスープラ
竹内浩典「1回目はクルマのバランスがアンダーオーバーだったので、もう一回セッティングの見直しを行ない、データを見てあるていどは原因がわかりました。だからなんとかなるのでは、と思っていたのですが…。2回目は、ボクはセッティングのデータをチェックしたかったので、立川だけに走ってもらいました。ほかがソフトタイヤで走るなかウチはミディアムだったのでタイムが伸びないのはやむをえない部分がありながらも、テストではもっといいタイムが出せていたので、せめて5〜6位くらいにはいたかったですね。明日は、ポイントを争っているチームに序盤からプレッシャーかけつつ、とくに1号車はかならず抜いて立川に代わってあげたい」
立川祐路「午前に比べたらだいぶフィーリングはよくなってきているんですけどね。でもいまひとつかなぁ。明日は1号車よりなにがなんでも前にいかなくてはいけないから、もういけるだけいきますよ」

No.39 デンソーサードスープラGT
ジェレミー・デュフォア「予選ではトップ6がターゲットだったから、ドライバーとしては納得できる予選だった。朝は4番手で、ポールのタイムにも近かった。午後はもっとよくしようとしたけれど、ねらったほどはいかなかった。完璧なクリアラップが取れなかったんだ。ベストラップはたぶんNo.36がスピンした周だったと思う。いずれにしても自分としてはがんばったし、決勝は76周もあるから6番手は悪いポジションではない。スタートが重要だと思う。とにかくベストをつくすよ。これまでのレースではいいフィニッシュができていないので、最後のチャンスに表彰台に上がりたい」

No.81 ダイシンADVANシルビア
青木孝行「朝の公約どおり(笑)、(1分)29秒台です。ポジション的にはさらにラクになりましたね。ウチはとくに予選用セットというのはないので、決勝もこのままです。あとは決勝でアクシデントがないよう願っています。ラップタイムとしてはスタート直後は(1分)31秒台、ちょっと落ちて32〜33秒、GT500の集団が来て34〜35秒。コンスタントには32秒くらいでしょう。それでポジションキープができれば、いい結果を出せると思います」

No.8 ARTA NSX
土屋圭市「予選ではエンジンが壊れていたんだけどいま積み替えてるし、明日は足回りのセットももとに戻すので、レースではそこそこいいと思う。10位以内にはいけるんじゃないかな。レースではタイヤをどれだけタイヤを保たせられるか。どこも20周以降はタイムがドーンと落ちてくると思うよ。ウチも80kgの(ウェイトハンディの)影響で、ゆっくり丁寧に走ってもフロントタイヤがバサバサになっちゃうし、いずれにしてもむずかしいレースになると思うよ」

No.12 カルソニックスカイライン
岡 寛監督「予選は今シーズンでいちばんいいポジションだったので、レースでは優勝をねらいます。今回のレースは76周ということで、予想はすごくむずかしいですね。4〜5周に1回は周回遅れが出てくる可能性があって、そのときはタイムが落ちますし、アクシデントもあるでしょうし。ただ、トップ10内のクルマはレースラップは変わらないと思いますし、勝つためにはなにしろミスなく、ペナルティを受けないことが基本。ピットワークの練習も十分にやってきましたし、本番はちゃんとやりたいですね」

No.1 ロックタイト無限NSX
光貞秀俊「予選1回目は(道上)龍もアタックをうまくこなせなかったみたいでしたけどそれでも6番手だったので、2回目はもう少し上がると思っていました。でも、予選2回目はコンディションがよくなってグリップが上がったせいか、全体に軽いクルマが前にいきましたね。6番手以内にいられればと思っていたんですが。でも決勝セットはいいと思います。明日もたぶんスターターを務めると思いますが、タイトルがかかっているからといってとくべつ意識はしていません。ヨーイドンして1〜2周は自分の判断でいけたらいきますけど、その後はチームとのやり取りのなかで作戦を決めていきます。とにかく明日は気持ちのいいレースをしたい。それができたところがチャンピオンを獲れるんじゃないですか?」

No.86 プロジェクトμ・エスペリアMR-S
長嶋正興「ここは鈴鹿よりもコースが狭いですし、GT500との差も出ますし、レースは荒れるんじゃないですか? Bドライバーとしてはそのへんに気をつけて走りたいですね。GT500のマシンと出会ったときにタイムロスしないように、ラップタイムをそろえていかないとダメだと思います。あとはいつもどおり自分の走りをするだけ。それと松田がどういう状況で渡してくれるかですね。できればトップで帰ってきてほしいですけど、6番手からのスタートだからちょっとむずかしいかもしれませんね」

No.71 シグマMR-S
田嶋栄一「午前中のセットはクルマが跳ねたりアンダーステアがあったりしてあまりよくなかったので2回目は大幅に変えたんですが、混走のときに確認したらそれが外していました。それでタイムアタックのときには1回目のセットに戻したんですが、天候が変わったせいなのかタイヤの影響なのか、1回目とはフィーリングが違っていましたね。それでタイムも伸び悩み、ポジションもあまり上げられませんでした。決勝は、コースレイアウト的にもいろいろな条件的にも、鈴鹿以上に荒れると思うのでおとなしくしていればいいことあるかな? まぁ他力本願的な部分ではありますけどね」

No.22 ザナヴィ ヒロトGT-R
田中哲也「マイケル(クルム)とも話していたんですけど、十分(優勝を)ねらっていけるポジションに来れたので、決勝は勝ちにいきますよ。ほんとうはフロントローに並びたい気持ちもありましたが、いい順位だと思います。ウチのタイヤはソフトですが、レースでも心配ありません。もちろんタレはありますが、テストで確認もできていますし、ロングランの内容もよかったですから。タイトルを争っているほかのクルマのことはあまり意識していません。正直なところ意識しているのはTAKATA(No.18)。あのクルマは軽いですし、ウチよりも予選ポジションが前。あそこに勝たれるとウチはチャンスがなくなりますからね。とにかくがんばりますよ」

No.23 ペンズオイル ゼクセルGT-R
エリック・コマス「22号車とは違うタイヤを履いていたのでタイム差が出た。40kgのウェイトハンディもあるし、タイム的には悪くないと思う。(スピンしたのは) 走行中に突然ステアリング・ロッドが折れて、右ホイールがグラグラになってしまった。恐かったよ。スタートはグリッド6列目からだが、前にいるマシンはソフトのタイヤを履いているのでタイヤのライフが短いけど、こちらのほうがやや長いからね」




■ポールポジションインタビュー


No.30 綜警McLaren GTR
アンドレ・クート「GTでMINEを走るのは初めてでした。木曜からセッティングを行いアンダーとトラクションの問題で少し手こずりましたが、日を追うごとによくなってきました。朝の予選のときはまだ完璧とは言えなかったんですが、トップになりいい流れになりました。クルマはいいので、自分の仕事として速く走る、完璧なラップを得ることだけを心がけました。いいタイムは出ると思っていましたが数字は予想できませんでした。ポールポジションは初めてなんですが、シーズンをいい結果で終わるためにいいポジションにつけたと思います。明日はポールからのレースですからもちろんトップのまま終わりたい。私も岡田さんも調子がいいですしタイヤも状態がいいですから、最高の結果を得たい。まあレースは長丁場でなにがあるかわかりませんが、トラブルなく表彰台の真ん中でレースを終えたら最高ですね」
岡田秀樹「(1996年の)ラークマクラーレンのころとは違いますからつらいですよ。開発の進むメーカー系についていくのはたいへんです。彼(クート)のタイムは信じられないほどすごい。(1分)22秒5は考えられましたが、(21秒台は)ボクらの話には出てこなかった数字ですよ。クートのガンバリと条件やタイミングなど巡り合わせがよかったと思います。ただ、今回突然速くなったわけではなく、シーズン中盤から徐々に速くなって、もてぎでも速かったし前の鈴鹿でも悪くはなかった。その積み重ねがここに来て結果になったんです。じゃあレースが楽観できるかというとそうはいかない。ウチは燃費もよくないしドライバー交代も他のクルマと違うしピットロードのスピードリミッターもないから、そのへんをどうクリアするかをいままで以上にしたいです。クリーンなレースをして、気持ちよくレースを終えたいですね」

No.62 R&DスポーツダンロップGT3R
柴原眞介「ポルシェ自体が今季初ポールなので、チームとタイヤメーカーに感謝したいです。気持ちとしてはやっとつじつまがあってホッとしたというところです。GT300もメーカー系の進歩が速くて、あと今年のルールでポルシェがきびしい状況でしたが、そういうなかでポールポジションが獲れたということは、すなおにうれしいですね。今年からダンロップさんと組むことになって、シーズン序盤はボクらの2台だけだったので、なかなかロングラン(テスト)ができないとか、いろいろやりたいことに手が回りませんでした。開発スピードが上がらず心配だったんですが、先日もダンロップ装着のMR-S(*86)が優勝しましたし。ただ、一生懸命(自分たちが)開発してきたのに、あとから来て優勝しちゃったって、正直悔しかったんですけど(笑)、今回はこういう結果になったんで満足しています」
密山祥吾「決勝では、きっと柴原選手が大きなリードを作って帰ってきてくれると思いますので、受けたバトンをなんとか死守して、すごくいい結果でゴールできればと思います。ボクは途中参戦してきたので、ポルシェに慣れるのに時間がかかりましたけど、だいぶ慣れることもできましたし、柴原さんにもいろいろレクチャーしてもらいました。クルマも悪い状況ではないので、いい結果は得られると思います」


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