2003 AUTOBACS JGTC INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round8 SUZUKA GT 300km 2003.11.16 Race Day

Free Practice - フリー走行

No.22 モチュールピットワークGT-R、フリー走行でトップタイムをマーク

リチャード・ライアン「朝のセッションはいい状態だったね。GT-Rの強さを証明できたと思う。レースでもがんばって表彰台に上がりたい。昨日も、今日のレースのために徹底的にやるべきことをやってきたから、自信はあるよ」

No.69 FK/Massimo ADVANポルシェ、最終ラップでクラストップタイムをマーク

山岸 大「ウチは基本的に路面コンディションが悪いときの足周りがすごくいいんです。ドライになるといまいちエンジンパワーが足りないんで、(予選では)下位に沈んでますけど、足の開発が進んでいるので、こういう状況であればすごく乗りやすいですね。スタートは後ろなんできびしいですが、がんばります」

No.12 カルソニックスカイライン、3番手でフリー走行終了

井出有治「路面の濡れ具合にしてはあんまり路面がグリップしなかった。ブノワが浅溝(タイヤ)でいって、ボクがスリックでいきました。クルマは来年からフェアレディZになるけれど、ボクが小っちゃいときオヤジがGT-Rに乗ってたし、クルマといえばGT-Rっていう感じなんです。それにカルソニックスカイラインに憧れてレースを始めたわけだし、最後のシーズンにカルソニックスカイラインに乗れるのはとてもうれしいですね。決勝は作戦うんぬんというよりも、とにかく一生懸命走っていいレースをして、表彰台にGT-R3台が上がれるようなレースをしたいですね」

No.23 ザナヴィニスモGT-R、フリー走行は5番手どまり

ミハエル・クルム「ますサトシが浅溝タイヤでいって、そのままのタイヤでドライバー交代し、最後にスリック(タイヤ)をはきました。コースコンディションはハーフ&ハーフ。コーナーのなかはドライだったけど、ブレーキングポイントとか入口のところは濡れていてキチンと攻められなかったので、セッティングに関してのコメントはできない状態。自分的にはいい感じ。悪くないですよ。今回がGT-R最後のレースになるけれど、思い出はたくさんあります。GT-Rは今朝のようなむずかしいコンディションで速いクルマ。トップタイムを取れるクルマなんです。ボクにとってのベストメモリーですか? いっぱいありますけど、今日のレースでチャンピオンになって、一番の思い出を作りたいですね」

フリー走行クラス2番手のNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360

松田秀士「路面が濡れていて、すぐには乾かなかった。チョイ濡れの状況で、昨日の反省も含めてセットをいろいろやって、悪い方向にはいってないからこのセットがいいのかなと思っていて走っていたら、最後のラップにこのタイムが出た。もちろんスリックですよ。ラインはだいぶ乾いてきていたけれど、ちょっと外すとアララという感じでした。クルマは安定してきてますよ。不眠不休のメカニックやチーム、スポンサーになんとか応えたいねえ。『あとちょっと…』を何回もやってきたんで、勝ちたいね」


Final - 決勝

■決勝スタート直前情報(13時30分現在)

天候:晴れ  路面状況:ドライ  気温:23度  路面温度:25度
入場者:決勝日(16日)3万4000人  予選日(15日)1万4500人

No.17 Kosei SPIRIT CELICAは燃料系トラブルのためピットスタート

■リタイア(JGTCインサイドレポート班調べ)

No.原 因周回数
55ミッション9L
88ミッション20L
15ミッション21L
77クラッチ24L
63ハブ26L
25右前輪脱落34L
43オーバーヒート34L


No.12 カルソニックスカイライン、今季2勝目で有終の美を飾る

星野一義監督「ドキドキしている間がないくらいのレースだったよ。ひとつのレースで勝つっていうことはほんとうに大変なんだけど、(勝てて)ホッとしたね。ドライバーやチームのスタッフに感謝してます」

No.1 エッソウルトラフロー スープラ、タイトルを逃す

飯田 章「予想はしていたけど、スタートでは思いきりやられたね。日産が強かったんだよ。ウチは今回クルマのバランスも悪かった。アンダー/オーバーで、タイヤもキツかったし。とくにアンダーがすごくキツくて、タイムも落ち始めちゃったんだ。結果はくやしいけど、予選から流れは日産にあった。ただ、22号車は後ろを見ていてヘアピンなんかすごく手前でブレーキングするし、モニターに映ってないところで寄せられるし…。抜くチャンスはうかがっていたけど、それ以上に向こうがペースを落としてくるからね。とにかく完敗。だけどオレたちも、よく1年間がんばったと思うよ」
脇阪寿一「交代してからもクルマのバランスは同じようだったからね。今週末はずっとグリップ不足に苦しんだ。ここ何戦かとは違ったね。合同テストのときとまったく同じクルマなんだけど。エンジニアががんばってパーツをいろいろ変えたりしてくれたけど、4輪ともグリップがない感じを最後まで解消できなかった。5位からポジションを落としてしまったのは、シケインで100号車が止まりきれないスピードで突っ込んできたから。切り始めたところで突っ込んできたからショートカットして避けた。こっちは接触してリタイヤするワケにいかないからね。それで100号車と8号車に前にいかれたんだ。タイトル争いについては、前回のオートポリスから3対1の勝負だったからね。22号車のスタートはボクらよりも後ろでアクセルをゆるめたドライバーもいると思う。あれが日産の指示なのかドライバーの考えなのか、それともよそ見をしていたのかはわからない。たまたま事故が起こらなかったからよかったようなものの、後ろで事故ってたらあの人はどうしたんやろうね。まぁボクらはやれるだけやったし、章もよく我慢して走ったと思う。チャンピオンを逃したことには悔いは残るよ。スタッフが一生懸命やってくれたことにお返しができなくて申し訳なかったと思う」

No.26 PLUS e タイサンADVAN GT3R、他車との接触でタイトルを逃す

山路慎一「なんか、マッハ号(No.5)に追突されたときにタイヤを傷めたみたいで、それが結果的にタイヤバーストの原因になっちゃったみたいですね。最後までちゃんと走りたかったので、残念です」

No.31 RECKLESS MR-S、タイトルを逃す

佐々木孝太「今シーズンは周りの進歩についていけるようにがんばりました。ここまでチャンピオンを争って来れたことに、チーム、オーナーには感謝しています。チームの雰囲気がとってもよかったし、気負いなくレースができました。後藤選手もボクのセットにあわせて走ってくれました。来年もぜひいいチームで戦いたいです。来年は新しいクルマで、クルマのハンディなしでいきたいですね」

No.71 シグマDUNLOPセリカ、3位入賞

澤 圭太「前半、治樹が、周りにストレートの速いクルマが多くて、うまく自分のペースをうまく作れなかったみたい。前半はソフトタイヤだったんですけど、タイヤ的にもきびしくて、後半のボクは長目のスティントになりました。なので固めのタイヤを選んだんですけど、固いぶんフロントタイヤの温まりに時間がかかってうまくピークに合わせられないままラップタイムが安定してしまった。それでも前のZを抜かなければいけないっていうことはわかっていたので、30秒近くあった差を16〜17秒差までは詰めました。目いっぱいいきましたけど力及ばずでしたね。でも、シリーズを通してみればいちばん強いチームだったと思いますし、80kg積んでもこの位置に来られるセリカの強さは見せられたと思います。ただ、1年間ずっと速く走らなければチャンピオンは獲れないとわかりましたので、来年は開幕からポイントを重ねてタイトルを獲りたい。まだ来年のことは決まってはいませんが、セリカに乗りたい。セリカでチャンピオンを獲りたいです」

クラス4位に入ったNo.81 ダイシンADVANシルビア

植松忠雄「今回はクルマの不安はないし、最後まで走っていればいいところにいけると思っていました。一樹選手から交替したところでトップから6位まで落ちたんですけれど、あんまり納得はできない結果でしたね。無線も一方通行で、チーム側からの声は聞こえず順位も何位かわかりませんでした。No.24に追いつかれたんですけれど、ペースを乱さず、GT500に当たらないように走って、結果的に10ポイント獲ることができました。今シーズンはずっと飛び出さない、ぶつけないという前提でやってきて、全戦でポイント獲得できました。初年度にしては上デキだったと思います」

No.5 BANPRESTO B-1マッハ号GT 320R、レース中、No.26に接触

三船 剛「シケインの立ち上がりでNo.26のリアが流れて追いついて、1コーナーでイン側に入っていったらフッて寄ってきたんです。そこで接触してしまいました」

No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360、130Rでコースアウトも復帰

松田秀士「130Rでイン側から36号車が入ってきて、アウトに飛ばされてしまった。あとで武士が謝りに来たけどね。今回は勝てるレースだったし、惜しかった」
田中哲也「今シーズンは勝てるレースを落とすことが多すぎましたね。クルマはどんどんよくなって来たし、チャンピオンが獲れる力はあったと思うんですよ。でも、あと一歩のところが足りなかった。チーム全体がレベルアップしていかなければいけないですね。それでも、来年に向けての課題はわかっているわけですから、その課題をひとつひとつクリアしていきたいと思います」

No.18 TAKATA童夢NSX、結果に納得いかず控訴

道上 龍「セバ(フィリップ)から無線でタイヤの状態が伝わってきていたので、ボクに代わってからもソフトタイヤを履いて出ていきました。でも、ボクのパートの前半から飛ばすと後半がキツくなるので、最初から2分00秒台のペースでいきました。そうすれば最後までずっと2分00秒で走れるとわかっていたんです。クルマのバランスは、低速コーナーではアンダーが出たり、中速でアンダー/オーバーが出たりということはあったけど、ずっと同じバランスでは走れました。
 でも、最後の12号車との接触は許せない。たしかに12号車は1号車がコケて、自分たちが23号車にポジションを譲る必要がなくなったからプッシュもしたと思いますけど、タイヤもキツそうだったし、どこかで抜けると思っていました。まっちゃんコーナーで一度並びかけたんですけど、そこはタイヤカスがひどくて抜けなかった。その先のシケインで向こうがショートカットしたんですけど、並びかけてコントロールラインの先ぐらいで前に出ました。そのまま1コーナーに入って、2コーナーに入ったら、そこでドンと押されたんです。ボクがハーフスピンしたなんて言っている人もいますけど、そんなことはありえない。車載カメラの映像も見ています。ボクのぶんも見ましたし向こうのも見た。ボクはレコードラインを通っているし、ぶつかられるまではまったくカウンターも当てていない。ハーフスピンしたんならカウンターが当たってるはずじゃないですか。でも、そんなことはまったくないんですよ。そこにドンとぶつかられてるんです。向こうがドンと当たって、ステアリングに衝撃が伝わってカウンターを当てている映像も残っているんですよ。残り3周で抜かれたからもう1回前に出なきゃと思ったんでしょうけど、明らかにボクは押されてますからね。自分のミスならしかたないけどぜったいに違う。だから、戻ってきた井出に文句を言いにいったら『ボクはぶつかってない、ぶつかってない』って言って逃げて、そのまま謝りもしなかった。でも、周りの多くのドライバーは『あれはないよな』とか『抗議を出したほうがいい』って言ってくれましたし、トレルイエやニスモの柿元監督もボクのところに『ごめんね』って言いに来ました。それなのに、記者会見でも井出はぶつかってないって言ってたじゃないですか。それに、暫定結果を見たら井出にペナルティーポイントが出ているだけ。いままで、他のサーキットでは、ああいう場合にドライブスルーペナルティーとか1分加算とか、そういうペナルティーが出てるじゃないですか。それなのになんで鈴鹿だけ出ないんですか。だからぜったい許せない。抗議は却下されましたけど、控訴します」


Drivers Champion

GT500クラス No.23 ザナヴィニスモGT-R

本山 哲「今週末はチームのバックアップもすごくよかったし、クルマも調子よかったんで、いけるような自信は少しありました。クルムに代わったあとは、彼を信頼してるし、安心しながら見てたけれど、それでもやっぱりゴールするまでわかんなかったね。とにかく応援してくれたみなさんに感謝します」

ミハエル・クルム「すごいレースになったけれど、スカイラインはすばらしかった。とてもエキサイティングでした。ドライバー交代後はタイヤがもつかどうか心配したけれど、最後までいいレースができてよかったです。ニスモやファンにお礼をいいます」

柿元邦彦監督「最後はもうドキドキでしたね。今シーズンの集大成みたいな感じで…。この結果をよろこばない理由はどこにもないからね。最高です。GT300もフェアレディZでチャンピオンが獲れましたしね。もてぎとオートポリスで(ポイントを)取りこぼしたでしょう? あれでみんな気合いが入ってネジを締めなおしたって感じですね。いいことがあれば悪いこともあるわけだから、今回はいい方向にすべてが集中できたってことですね。有終の美を飾れてホントよかったです」

GT300クラス No.3 ハセミスポーツ・エンドレス・Z

柳田真孝「最初、ピットストップのときに(No.19の田中)実さんに逆転されて、追いかけようか迷ったんですけど、追いかけるのはやめて、リスクを背負わずにいきました。ボクたちが完全に優位だってことがわかってたんで、ペースを落としてクルマをいたわりながらゴールしようと、それだけを考えていました。クルマを大事にいたわることがボクの一番の仕事だと思ってましたから」

木下みつひろ「勝ってチャンピオンを決めたかったですけど、自分もチームも全部力を出しきってのチャンピオン獲得だったんで、すごく納得しているし、満足しています。今週末はやることを全部やりつくした結果としてチャンピオンが獲れたんですごくうれしい。最高です」

長谷見昌弘監督「よかったです。ほんとに1周目から気が抜けず、神経使いましたね。1周目マトモに帰ってくるかどうかなんですよ、ドライバーって。1周目の1コーナーが終われば後はドキドキしないもんです。今日はもう作戦もなにもなく、出たとこ勝負。だからドライバーには一言も言いませんでした。来年はGT500でがんばりますよ」


Winner - 優勝者

GT500クラス No.12 カルソニックスカイライン

ブノワ・トレルイエ「今日はスタートポジションはよくなかったけれど、かなりいいスタートが切れました。タイヤもソフトだったので、クルマにもムリをさせずにいきました。18号車のNSXもいいペースだったので、ピットで抜くことを考えました。ピットストップがうまくいって、優位なポジションで井出選手に渡せました。スカイラインの最後のレースで勝ててほんとうによかった。満タンでも安定したクルマを作ってくれたスタッフに感謝したいですね。星野さんも経験豊富なので、いい戦略を考えてくれました。ユウジとも良いコンビを組めたと思います。ニスモからのチームオーダーですか? それはありませんでした。ボクもスタートからベストをつくすことだけ考えていました」

井出有治「ブノワから受け取って、アウトラップから攻めていきました。18号車との差は8秒近くあったので、ムリにペースを上げるより、タイヤが後半きびしくなるだろうからセーブしていきました。残り10ラップになって、周回遅れにもからんでシケインやヘアピンで止まりきれない状況もありました。最後の1コーナーでは(No.18とは)当たってないと思います。道上選手は外からいって自分はレコードラインを通ってました。(道上は)ブレーキングかアクセルでミスしたのかもしれません。ラインの外側はグリップが低くて滑りやすかったですしね。ニスモからのオーダーはなかったです。チームも無線で応援してくれましたし、自分は勝つことだけしか考えていませんでした。星野さんのカルソニックスカイラインに憧れてレースを始めたから、スカイラインGT-Rの最後のレースで、カルソニックで勝てたことはうれしいです。チャンピオンは獲れませんでしたが、走りはアピールできたと思います。終盤タイヤがきついとき、日産の旗があちこちで見えて、なんとかトップでゴールしたいと思いました」

GT300クラス No.19 ウェッズスポーツCELICA

青木孝行「最後に勝ててホッとしました。フェアレディZがソフトのタイヤを使っているのはわかっていたので、しばらくようすを見てから抜こうと思いました。ピットインは、坂東さんからZが入ったらいっしょに入って来いという作戦を言われていたので入ったんです。メカニックがホントにいい仕事をしてくれました。前に出てしまえばウチのほうがタイヤが保つので後半ペースアップできるから、これでだいじょうぶだと思って実さんの走りを見てました」

田中 実「最後に勝ったことで、クリスマスも正月も楽しく過ごせます(笑)。ピットでは燃料もカツカツにして時間を短縮して(No.3の)前に出たんです。実は、ウチの前がセルモのピットでau(No.38)が斜めに止まってまして、普通ならいったんクルマを押し下げないと出ない状況だったんです。だけど、坂東さんは『そのまま行け!』って(苦笑)。うまくホイールスピンしてクルマが動いてくれたからぶつからずに出られた。この瞬間『勝った!』って思いましたね(笑)。もしぶつかったらお互いにかなり壊れたと思いますから、セルモのバテさん(佐藤代表)にも怒られて、坂東さんにも怒られて大変だったかも(笑)」



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