GT500 クラス | ポールポジション

No.8 ARTA NSX

伊藤大輔
走り始めの金曜日からトップタイムは出ていたんですが、セクタータイムを見れば18号車も速かったし、そう簡単にポールは獲れないと思ってました。でも、今朝走ったフィーリングがものすごく良かった。1回目のタイム(1分50秒426)も自分としては結構満足していたので、正直言ってスーパーラップでそのタイムを更新できるとは思っていませんでした。去年の開幕戦で苦しめられたことを思い出すような強い風でしたからね。去年ほどの影響は受けないかとも思ってたんですが、スーパーラップ前の走行ではやはり影響を感じて、精神的に消極的になったんです。でも、ライバルがタイムを上げてきたんで、自分の気持ちを切り替えました。みんながそうなら自分もタイムアップできるだろうと、自分を信じてアタックしました。そうしたら、とてもグリップ感もあって、風の影響もほとんどなく気持ちよく1周走れました。開幕に向けての短い間でうまくチームがアジャストしてくれました。これまでホンダとチームがやってきたものがこういう速さになって現れたのだと思います。みんなに感謝しています
ラルフ・ファーマン
スーパーラップの伊藤選手は素晴らしいラップを見せてくれたと思います。各セクターでも誰よりも速くて、もう完璧ですよね。僕らにとって今日は完璧でした。昨年に続き、2人でここ(記者会見)に来れたことは最高です。オフの間にホンダやチームが素晴らしい仕事をしてくれて、いいクルマになっています。新しいクルマなので、鈴鹿テストの時のようなトラブルもあります。でも、今年はタイトル獲得に向け、このクルマには本当に自信があります。
決勝も自信があります。僕はロングラン(のセッティング)で走ったんですけれど、走るたびにどんどんクルマが速くなっていくんです。ブリヂストンがとても良いタイヤを造ってくれて、フロントもリアもパーフェクトなコンパウンド。決勝は問題ないですよ

GT300 クラス | ポールポジション

No.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z

影山正美
実は(SUPER GTでは)初ポールなんです(笑)。去年も午前中のポールは3回ほどあるんですが、ことごとく逆転されてしまって、レースでトップからスタートすることができないことが続いたんです。やっと念願かなってポールが獲れました。スーパーラップに向けて、予選1回目とはセッティングを少し変えたんです。アタックに入るときのストレートでタワーのタイムをちらっと見たら(101号車が)2分2秒4というのが見えて『あれ?』って思いました。それより前のクルマはタイムアップしてなかったし、101号車はアップはするとは思ってましたが、そこまで行くとはね。(自分が)出せるかなぁって…。(アタックラップでは)小さいミスが何回かあった。でもこの周しかないので、めいっぱい行きました。ストレートに戻ってきて(無線で)聞いたら『一番』と言われて、すごくホッとしました。
レースは、後ろにストレートが速いのがいますから、間違いなく抜かれるでしょう。向こうはリスクのないストレートで抜いてくるでしょう。なんとかついていって、表彰台の一番端っこに立てればと思います。ええ、本心ですよ(笑)
藤井誠暢
(スーパーラップで)10番目から8番目まで出走していたクルマは、あまりタイムが伸びていないなか、MR-S(101号車)が2分2秒4と予想していたより速くて、正直ラクな状況じゃないなと思いました。でも、セクター3でほとんど(タイムが)同じだったから、これなら正美さんはシケインで詰めてくれるなと思ったら、予想通りでしたね。クルマは金曜日にロングラン(のテスト)をしていて、フィーリングは結構良いです。だから決勝でも良いと思います