GT500 クラス | 優勝

No.38 ZENT CERUMO SC430

立川祐路
まさか、優勝できると思ってなかったですけど、表彰台くらいはいきたいなと思ってました。僕もラスト半周で抜かれたことありますけど(2003年第5戦富士、最終ラップでパンク)、まさか抜く立場になるとは思ってなかったです。ファイナルラップに入ったときに無線でトップがスローダウンしていると聞いて、もしかしてとは思いましたけど、ねぇ。でも、そこまでに2番手まで上がれてたからこの優勝があったと思います。スタートの高木選手から、ピットワーク、ノーミスで仕事ができたと思うんで、ホントにチームの勝利だと思います。
勝ちはしたけれど、速さの面ではNSXに一歩リードされているのも確かだと思う。この後、チャンピオン獲るには気を引き締めてクルマを速くしていかないといけない。ただ、シリーズ序盤、開幕戦で勝てたということは良いことで、また後半戦で勝つチャンスもあると思うので、もう一勝目指して、がんばっていきます
高木虎之介
今日を振り返ってですか……、寒かったですね(笑)。去年はスタートできなかったんですけど(2番手としてピットアウトした直後の1コーナーでコースアウト)、今回はスタートドライバーとしての役割を果たせたかなと思います。NSXが予選から速さを見せていたんで、半分諦めていたんですけど、1台は何とか抜くことができて良かったなと。
 ただ、このレースは速さだけじゃ勝てないなと。チーム力と運と、そしてドライバー。すべてが完璧じゃないと。だから勝てたと思います

GT300 クラス | 優勝

No.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z

影山正美
昨日も(記者会見で)後ろに速いのがいると言いましたが、その1台(No.43 ARTA Garaiya)がフォーメーションでいなくなったことで正直楽になりましたね。レース前から101号車との勝負になると思いまして、セッティングも変えたんです。レース前に(No.101の)大嶋と話したんですけど、『変なブロックはしないから、抜けるんだったら行っちゃっていいよ』と言ったくらいです。でもスタートしてみると、意外といい勝負ができて、ウチのクルマはシケインとヘアピンがちょっと遅いんですが、そのシケインで2回ほどノーズを入れられてたんですが、なんとか抑えられた。あそこまでがんばって走る予定ではなかったんですが、(2分)5秒台も出して、しんどかったです。
実は自分もビックリだったんですが、昨日がGTでの初ポールで、それが勝利につながって、立川君も僕の7勝を抜いてもう9勝だそうですけど、僕もGT500で7勝、GT300で2勝、合わせて9勝になりました。これも日産、ニスモ、ヨコハマ、エンドレス、そしてメカニックやチームみんなのがんばりがあってのことで、本当に感謝しています
藤井誠暢
勝負をすることになるのがガライヤ(No.43)とMR-S(No.101)だと思っていたので、ガライヤがフォーメーションでいなくなったことで気が楽になりました。ただ、101号車は燃費もいいみたいで、(先に)行っちゃうかと思ったんですが、精神的にきつい状況で正美さんががんばってトップで帰ってきてくれました。正美さんの走りを見て、自分がどう走るかを考えていました。それで、僕らがピットインを先に行って、アウトラップとその後の5周をがんばりました。その5周が終わったあと101号車がピットアウトしてきたんですが、1コーナーで僕が前に出ることができました。向こうがアウトラップのうちにどれだけ差を付けられるかで後半が楽になるかどうかが決まると思ったので、その周をミスしないように、とにかくプッシュと、がんばりました。その後は無線でマージンを聞いて、タイヤをいたわってペースを考えて走りました