4月7日午前、2007 AUTOBACS SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の予選1回目が岡山国際サーキット(岡山県)で行われた。GT500はNo.8 ARTA NSXのラルフ・ファーマン、GT300はNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Zの影山正美が暫定のポールポジションとなった。
□公式予選1回目 天候:曇 | コース:ドライ/ウェット | 気温:12度 | 路面温度:15度
公式予選1回目は10時25分から開始された。上空は雲で覆われ、気温こそ12度と前日並みだったが、路面温度は15度と前日よりかなり下がった。このため、各チームともタイヤのウォームアップに苦労する中での予選となった。
最初の20分間はGT300クラス専有。最初のアタックでは上位陣は1分31秒台をマークする。まず、ここから抜け出したのはNo.88 アクティオムルシェRG-1(マルコ・アピチェラ)で、1分30秒799と1分30秒台に入れてくる。その後、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(黒澤治樹)が1分30秒553までタイムアップして、これを逆転。さらにNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z(影山正美)がアタック2周目で1分30秒540をマークし、このセッションでのトップを奪った。
つづく20分間はGT500クラス専有。各チーム、まずはタイヤのウォームアップとコースコンディションの確認のために出て行く。その中で、No.25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士)などが1分24秒台で最初のアタックを終える。
前日の練習走行で上位だったチームが本格的なアタックに入ったのは専有時間残り10分を切ってから。まずはNo.8 ARTA NSXがウォームアップ中のマシンに引っかかりながらも1分23秒048をマークしてトップを奪うと、No.1 宝山TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)、No.100 RAYBRIG NSX(ドミニク・シュワガー)、No.32 EPSON NSX(ロイック・デュバル)、No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路)までが1分23秒台で続く。
No.8は次の周に1分22秒753までタイムアップ。No.18 TAKATA童夢NSX(道上龍)が1分23秒065、No.17 REAL NSX(金石年弘)が1分23秒071で2〜3番手につづいたところで専有時間終了となった。
最後の20分間、両クラス混走の時間帯には、アタックをしないほうのドライバーが予選通過基準タイムをクリアすることが主な目的となるが、専有時間帯に11番手以下だったチームは、スーパーラップ進出をかけて2セット目のニュータイヤを使ってアタック。この頃から小雨がぱらつき出し、ウェットタイヤ使用可を示す「ウェット宣言」が出される。だが、その中で、No.43 ARTA Garaiya(高木真一)がタイムアップに成功。7番手に滑り込んでスーパーラップ出走権を奪取した。
この結果、GT500クラスではNo.8 ARTA NSX、No.18 TAKATA童夢NSX、No.17 REAL NSX、No.1 宝山TOM'S SC430、No.100 RAYBRIG NSX、No.32 EPSON NSX、No.22 MOTUL AUTECH Z、No.23 XANAVI NISMO Z、No.38 ZENT CERUMO SC430、No.6 Forum Eng.SC430の10台がスーパーラップに進出。
GT300クラスではNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R、No.88 アクティオムルシェRG-1、No.46 宝山DUNLOP Z、No.2 プリヴェKENZOアセット・紫電、No.101 TOY STORY Racing apr MR-S、No.43 ARTA Garaiya、No.4 EBBRO 350R、No.87 マルホンムルシェRG-1、No.26 ユンケルパワータイサンポルシェがスーパーラップ進出を決めた。
今回初登場のNo.33 HANKOOK NSC PORSCHEはGT300クラス18番手。No.66 トリプルAガイヤルドRG-3は予選基準タイムをクリアできず、燃料タンクに補強を追加する作業を強いられたNo.67 トリプルAガイヤルドRG-3とともに、2回目の予選に予選通過をかけることになった。さらに、前日の練習走行でマシンを大破させてしまったNo.83 YOKOYAMA ADVAN UEMATSU 320Rはエントリーを取り消した。
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