4月7日、2007 AUTOBACS SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の予選が岡山国際サーキット(岡山県)で行われた。GT500はNo.18 TAKATA童夢NSXの道上龍、GT300はNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電の加藤寛規が、ともに1回目から逆転してポールポジションを獲得した。


公式予選2回目 天候:曇 | コース:ドライ | 気温14度 | 路面温度19度

 予選2回目は14時30分から。開始時点での気温は14度、路面温度は19度と、1回目よりやや上がった。最初にGT300、GT500の順でクラスごとの全車走行があり、それから1回目のトップ10によるスーパーラップが行われた。

 全車走行では、1回目で予選通過基準タイムに達しなかったNo.66 トリプルAガイヤルドRG-3がこれをクリア。予選通過を果たした。だが、1回目に走行できなかったNo.67 トリプルAガイヤルドRG-3は、走行はしたものの基準タイムに達せず、決勝への出走は審査委員会の裁定を待つこととなった。

 スーパーラップはGT300クラスから。4番目に出走したNo.43 ARTA Garaiya(高木真一)は、1回目にニュータイヤを2セット使い切っていたにも関わらず自身のタイムを更新。1分30秒台に入れ、暫定トップに立つ。だが、つづくNo.101 TOY STORY Racing apr MR-S(大嶋和也)とNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電(加藤寛規)はさらに上。No.101が1分30秒631、No.2が1分30秒401と、いずれもベストタイムを更新し、トップは次々入れ替わった。この後もタイム更新が続くかと思われたのだが、1回目のベスト4はいずれも自身のタイムを上回れないまま。No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(黒澤治樹)はなんとか3番手に食い込んだが、1回目トップのNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z(影山正美)は5番手に沈んでしまった。
 この結果、クラスポールはNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電が奪取。No.101 TOY STORY Racing apr MR-Sが2番手と、開幕戦で2位、3位だった2台がフロントローから決勝をスタートすることになった。


No.2 プリヴェKENZOアセット・紫電

 つづいてGT500クラスのスーパーラップがスタート。3番目に出走したNo.23 XANAVI NISMO Z(本山哲)は、規定時間内にコースインできなかったため、アタックはしたもののスーパーラップ出走車の最後尾からスタートと裁定された。

 他はとくに滞りなく進み、予選1回目トップ4だった4台へ。1回目に4番手だったNo.1 宝山TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)は1分23秒294と、1回目の自身のタイムに迫ったが、3番手だったNo.17 REAL NSX(金石年弘)は大きく遅れてしまい、ポジションを落とす。これでトップ3の一角にNo.1 SC430が食い込むことが確定。残る2台のNSX勢のうち、先に出走したNo.18 TAKATA童夢NSX(道上龍)は、自身では納得のいかないアタックながら1分22秒881と、1回目のタイムを上回ってみせる。だが、No.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン)はタイヤのウォームアップがうまくいかず、1分23秒183とタイムを落とし、ポールの座をNo.18に明け渡してしまった。
 この結果、No.18 TAKATA童夢NSXがポールポジション。No.18は昨年の第2戦でもポールを獲得しており、岡山で2年連続となった。2番手にNo.8 ARTA NSXがつけ、3番手は昨年のチャンピオンNo.1 宝山TOM'S SC430。4番手No.32 EPSON NSX、5番手No.100 RAYBRIG NSXをはさみ、6番手のNo.22 MOTUL AUTECH ZがフェアレディZ勢の予選最上位となった。