GT500 クラス | ポールポジション

No.18 TAKATA童夢NSX

小暮卓史
今年はここまで流れが良くなく、今回は何とかしようという気持ちでした。金曜日は雨が降ってきてしまったこともあり、十分にセッティングが出来ませんでした。そのため、今日はセッティングを大幅に変更した状況でした。それでも、けっこうハズレてはなくて、予選2回目の時も手応えを感じました。スーパーラップではフロントタイヤが(温まらず)アンダー(ステア)気味で、コカ・コーラコーナーではギリギリまで(クルマが)流れてしまいました。それでもクルマのポテンシャルがこれまでに較べ高くなってきていたのでポールが獲れたのだと思います。本当にチームのおかげで獲れたポールポジションだと思います。
 決勝は、またクルマ(のセット)を大きくチェンジして、新たな気持ちで向かっていかないと、と思っています。今日も変更したセットが良かったんで、これが決勝にも生きてくると思います。
道上 龍
うれしいポールポジションですね。(今季は)ここまでNSXが去年ほどの速さを見せられてない状態が続いていますが…、その中で、決してNSXが得意とは言えない、この富士でポールポジション獲れたということは、良い方向に来ていると思います。
 去年も小暮のアタックでポールを獲っていながら、決勝レースではトラブルで結果が残せなかった。また、この前のレース(第2戦)では、ボクが大きなミスをしてチームに迷惑を掛けた。明日のレースでこれらの借りを返して、リベンジしたいですね。
 エンジン音を聞いて分かった方もいるかもしれませんが、エキゾースト系が変わっていたりします。ドライバーにとっても、かなり扱いやすくなっています。
 決勝は、コンディション次第な部分もありますが、かなりタイヤが厳しくなりそうです。まあ、他のどこも厳しい感じですけどね。なので、明日は、予選とは大幅に違うセッティングにしないといけないと思います。特にコース最後の第3セクターは厳しいので、明日に向けて上手くそこにあわせたセッティングを、これから考えようと思います。

GT300 クラス | ポールポジション

No.95 ライトニング マックィーン apr MR-S

平手晃平
正直、スーパーラップに出る前は緊張しましたね。クルマの状況ですが、金曜の1回目の走行だけがドライだったんですが、そこでギアのトラブルが出て、セッティングなどを確認できなかったので、どうかなぁと思っていたんです。でも、富士の公式テストで良いセッティングが見つかっていたことプラス、ミシュランさんが良いタイヤを持ってきてくれたので、それを組み合わせれば結構良いタイムが出るんじゃないか、と(予想していた)。そう意気込んでいったら、ビックリ!ですね。初めてスーパーラップに出て、初めてポールが獲れたんで、ボク自身ビックリしてます。
 ボクたちふたりとも今年始めてSUPER GTに参戦して、鈴鹿と岡山は練習というか、いろんなことを勉強しました。ボクは鈴鹿でクラッシュしたり、飛び出したりとシッチャカメッチャカやるだけやって(苦笑)、SUPER GTの難しさも知って、2戦終わってようやく準備も整って、今回が開幕という気持ちで臨みました。
 クルマはいいコンディションになっています。ミシュランさんにも長い距離を走れる良いタイヤを提供して頂いているので、自信を持って明日の500kmに挑んでいけると思います。
国本京佑
平手選手がスーパーラップでアタックしている間、ボクもハラハラしながらモニターを見ていました。でも、平手選手なら絶対ポールを獲ってくれると信じていました。
 今週になって、ボクはまだドライの状態で走っていませんが、ポールを獲れたのですから、クルマの状態はいいと思います。明日は自信を持って挑めると思います。GT300はストレートの速いクルマ、コーナーの速いクルマといろいろあって考えなければいけなくて、レースとしてはいい(経験を積める)環境です。さらにGT500もいて、最初は後ろばかり気にしてましたけど、今は慣れましたね。
 明日は長いレースですので、平手選手とふたりあわせて100%の力を出して、最高の結果を残したいと思います。