3月27日、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT公式テスト2日目が行われた。走行は午前と午後に1回ずつあった。この日がテスト最終日だけに、次戦岡山(4/12,13)そしてここ富士で行われる第3戦(5/3,4)に向けたテストを各車が精力的に行っていた。


Session 3

セッション3 天候:曇り/雨 | コース:ドライ/ウェット | 気温:10度 | 路面温度:22度

 昨日と同様、夜半に降った雨がコースに残るウエットコンディションから走行はスタート。曇り空から今にも降り出しそうな空模様だ。午前9時30分から2時間の予定で最初のセッションが開始。

 開始5分でNo.32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)が、まずは1分44秒322をマーク。だが、10分を過ぎたころから天候が急変。大粒の雨が降り、さらには雹(ひょう)まで降る悪天候のため、約10分間の走行中断となった。この段階ではNo.1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)が1分43秒798でトップ、2番手はNISMOのテスト車両のNo.230(本山哲)が44秒158としていた。
 走行が再開すると、昨日と同様に急速に天候は回復。だが、コースはすぐに乾くとはいかない。セッションが残り30分ほどとなって、No.18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が1分41秒111までタイムを詰め、コンディションの回復と共に各車のタイムが上がってくる。残り20分を切るとライン上は乾きだし、No.22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)が38秒180、No.230が38秒373とした。

 残り15分で、昨日のトップ、No.12 カルソニックINPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)が37秒269、残り12分でNo.230も36秒962までつめてくる。その直後にはNo.100 RAYBRIG NSX(井出有治/細川慎弥組)の細川が1分36秒368をマーク。これがセッションのトップタイムとなった。細川は「今日もまた雨からのスタートで何ともいえないですね。クルマの動き自体は悪くない。富士の手ごたえは悪くないです。開幕戦はポイントが取れていないので、打倒GT-Rの意気込みでがんばりたいです」と、これからの巻き返しを誓った。


No.100 RAYBRIG NSX

 GT300クラスは、今日もNo.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ(山野哲也/佐々木孝太組)が好調な出だしをみせ、1分45秒765を山野がマークする。2番手には、No.46 MOLA レオパレス Zが46秒034でつけ、3番手には開幕戦の決勝をトラブルで走れなかったNo.88 DGRQガイヤルドRG-3(松田秀士/古谷直広組)が46秒117とした。


Session 4

セッション4 天候:晴 | コース:ドライ | 気温:12度 | 路面温度:20度

 午後2時からのセッションも開始直後にパラパラと雨が降る。だが、幸いにもその後は晴れ間がのぞき、曇りベースながらドライコンディションとなった。

 開始30分ほどでNo.18 TAKATA童夢NSXがコース上でストップしたため、5分間の中断。およそ1時間が経つ頃にはNo.100 RAYBRIG NSXが昨日のNo.12 GT-Rのタイムを更新する1分34秒333をマークする。
 15時20分ごろにはNo.32 EPSON NSXが1分34秒299のベストラップを叩き出す。結果はNo.32がトップタイムとなり、No.100が2番手とNSXが計時の1−2を占める。3番手はGT-R、No.3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)の34秒337、4番手にNo.17 NSX、続いてNo.1 NSXとNSXが上位に名を連ねる。SC430勢は10番手となったNo.38 ZENT CERUMO SC430の1分35秒048が最上位となった。

 昨日はわずか10周ほどの走行しかできなかったNo.230 GT-Rだが、柿元邦彦NISMO総監督は「昨日はギアボックストラブルが出てほとんど走れませんでした。富士仕様のロードラックを中心に空力をやっています。先行開発車両という位置づけで、来年(に向けたテスト)もありますし、富士はまだまだ走りこめていないデータ不足のコースなので新しいクルマで総合的な試みをやっています」と語った。


No.230 NISMO 開発車両

 GT300の午後は、富士を得意とするポルシェのNo.26ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組) が1分43秒377をマーク。2番手にはNo.11 JIMGAINER DIXCEL ADVAN F430(田中哲也/植田正幸)が43秒767を出し、3番手にNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)が43秒873でつけた。2日間の総合結果ではNo.77のタイムがトップとなった。


No.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ

Comments
ロイック・デュバル/No.32 EPSON NSX(GT500クラス 2日間総合トップタイム)
GT-Rは150kgぐらい積んでもらわないとね(笑)。トップタイムは出たけれど、満足のいくセットではない。上向きなので手ごたえはいいですね。
平中克幸/No.32 EPSON NSX(GT500クラス 2日間総合トップタイム)
今年からホンダに移籍したので、当然結果は早く出したい。岡山はチャンスになるのかな? タイヤもいろいろ試してだんだん良くなりました。今日は、決勝のセットもやれたし、岡山では表彰台をねらいたいです。
中嶋悟監督/No.32 EPSON NSX(GT500クラス 2日間総合トップタイム)
少しは調整がきいていると思う。レースはやってみないとわからないけれど、うちとしては次の岡山でがんばって表彰台をねらいます。
佐々木孝太/No.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ(GT300クラス 2日間総合トップタイム)
(移籍は)いろんなことにチャレンジしたくて。AWDシステムも興味があったし、チームからのラブコールも強く感じての移籍でした。もちろん勝つために来ました。昨日、トップタイムが出せたのは嬉しいですし、スタッフ、スバル、ダンロップと一丸となりつつあるので良い流れだと思います。今日は決勝イメージでレースのシミュレーションをメインにしたので、一発のアタックはやってないです。岡山は僕自身好きなコースですが、まだインプレッサでは走ってないですが、今の流れでいけば良い結果が残せると思います。手ごたえはありますし、表彰台はねらいたいです。