2009 AUTOBACS SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATINAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが、6月21日、セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で行われた。GT500クラスはNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ/安田裕信組)が優勝。GT300クラスはNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden(加藤寛規/吉本大樹組)が優勝を果たした。


GT300 Class

決 勝 天候:曇り | コース:ドライ | 気温30度 | 路面温度37度




 GT300クラスで優勝したNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shidenは、予選でトップタイムをマークしながらウェイトハンデ搭載に関する規定違反で失格。決勝レースは、最後尾からのスタートとなった。
 スタートドライバーの加藤寛規は、1周目にあった中団でのクラッシュにも助けられ、なんと10番手までジャンプアップ。その後も1ラップ1台くらいのペースでポジションを上げ、9周目には3番手、11周目には2番手まで上がってくる。ピットインはやや早め、20周目に行い、タイヤ交換と燃料補給、吉本大樹への交代をタイムロスなく済ませる。


No.19 ウェッズスポーツIS350
 この時点でトップにいたNo.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学)は25周目にピットイン。こちらもピット作業にミスはなかったが、片岡龍也に交代してコースに戻ったときにはNo.2吉本の先行を許していた。
 その後、この2台の差は詰まることなく推移。No.2は、最終的に9秒余りのマージンを保ったままトップでフィニッシュした。同チームの優勝は07年第6戦Pokka1000km(鈴鹿)以来。


No.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
 2位のNo.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也)はこれで15ポイントを加算。ランキングをひとつ上げた。
 3位はNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼)。このコースを得意とする同チームは、今回はウェイトハンデが74kgに達し苦しいかと思われたのだが、予選11番手から谷口が6番手までポジションアップ。ピットでは得意のタイヤ無交換作戦を敢行し、ピットアウト後には3番手に上がることに成功していた。これでランキングトップに立った。
 ここまでランキングトップだったNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)は82kgのウェイトハンデに加えて特別性能調整の見直しもあり、10位に入るのがやっと。トップの座を明け渡す結果となった。