GT500 クラス | 優勝

No.24 HIS ADVAN KONDO GT-R

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
僕は昨日、(予選で)申し訳ないミス(クラッシュ)をして、クルマを壊してしまいました。だから、今日はとにかくがんばらなきゃと思っていました。この結果は本当に嬉しいです。一晩(クルマを直すために)苦労したメカニックたちに、この優勝を捧げたい。修理してくれたクルマの調子は完璧で、(タイヤ無交換という)作戦もバッチリでした。みんなのおかげで優勝できたと思います。
 次のレースはウェイトハンデで(クルマが)少し重くなり、成績もそれに影響されると思いますが、昨年優勝した岡山だから期待しています。僕としては、(昨年と同じ)ウェットだったら嬉しいですね(笑)。去年も(年間を通じて)走りは安定していたけれど、トラブルあったり運がなかったりでチャンピオン争いができませんでした。今年は一年を通して安定した走りをして、チャンピオンを目指してがんばりたいです。
安田 裕信
昨日から全セッションでタイム的に10番手で、それが優勝というのは信じられないし、同時に嬉しい。特にスタッフが一晩、修復作業していて、それに恩返しできたのが一番嬉しいです。
 無交換作戦は、午前のフリー走行の結果を見て、近藤監督が提案しました。ピットインの直前に決めました。レクサス(6号車)がニュータイヤにしたので、自分としては不安もあったんですけど、J.P(オリベイラ)がハードのタイヤで濡れている路面を走っているときに較べれば、僕(のリスク)は小さいもの。なんとか乗り越えられました。交代してからはプレッシャーもありましたが、前半はプッシュして2番手(6号車)とのマージンを見て、自分のタイムが負けてないと分かったので、あとは何かあっても対応できるようにペースコントロールしていきました。


GT300 クラス | 優勝

No.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7

谷口 信輝
昨日ポールポジションを獲って、今日はポールから出てトップを守れるかが課題でしたが、全然守れませんでした(苦笑)。結果的に優勝できて、すごくホッとしてしています。嬉しい気持ちとホッとしている気持ちの両方です。
 スタート直後は、路面が良くなる前に他のクルマを引き離そうと思ったんですが、まんまと僕がハマリましたね。路面は、乾いているところと濡れたところが、行ってみないと分からなくて…。デグナーの1個目が濡れていて全然グリップしなくて、端的に表すと『アッチャー!』って感じでした(苦笑)。(その後は)前を行く3台になんとしても追い付いて、そうすればタイヤ無交換作戦なのでピットで抜けるとは思いました。そうしたら11号車がトラブルで(後退し)、ランボルギーニ(86号車)を抜くの手間取りましたが、路面コンディションが良くなってからはクルマが非常に良い感じで走れてトップでピットに入れて、やっと、かなりホッとしました。
折目 遼
鈴鹿は僕にとって非常に特別なサーキット。レーシングスクールもここだし、SUPER GTでも最も走っているんです。そこでポール・トゥ・ウインできたことは、とても自信になり、今後にプラスになると思います。
 このレースは、用意したプログラムが全てハマりました。レース前半で珍しく谷口さんがコースアウトしたんですが、最初、状況が分からず、谷口さんから無線の返事が無くて心配しましたが、後でモニターで映ってコースアウトしたんだな、と。幸いペースカーが入って、ここで前との差が無くなりました。その後はいい感じのペースだったので、安心しました。
 後は、僕らのレースをするだけでした。僕がコースインするときに後ろとのマージンが10数秒で、これはアウトラップの勝負と思い、そこに集中して走りました。僕は、昨年何度もやった無交換作戦の経験を生かして、マージンを計りながらプッシュすることが、完璧にできたかなと思います。