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2014.10.05
「タイのMS発展に貢献したい」。記者会見で坂東代表とネーウィンチェアマンが握手

「タイのMS発展に貢献したい」。記者会見で坂東代表とネーウィンチェアマンが握手の画像

 10月5日、SUPER GT第7戦タイの決勝レースを前に、Changインターナショナル・サーキット(タイ)で大会主催者による共同記者会見が行われた。壇上にはSUPER GTを代表して坂東正明GTアソシエイション(GTA)代表取締役とブリーラム・ユナイテッド・インターナショナル・サーキット(BRIC)のNewin ChidChob(ネーウィン)チェアマンが上がり、記者からの質問に答え、最後には「タイのモータースポーツの発展に協力しよう」とがっちりと握手した。

 

 ネーウィンチェアマンは「トヨタやHondaの(市販車)レースはやりましたが、SUPER GTのような大規模なレースは初めてですが、オフィシャルやスタッフたちも100%の力を出してやっております。日本のSUPER GTの皆さまと一緒にレースをやり、勉強させていただくことによって、これからのタイのモータースポーツのレベルもどんどん上がっていくことでしょう。昨日の予選ではタイのチームであるNo.99 i MOBILE ASSがポールポジションを獲得し、とても感動しました。このサーキットができたことで、タイ人のドライバーも走るチャンスができ、日本人ドライバーと競技することでさらに成長できるでしょう」と、このサーキットによりタイのモータースポーツをより発展するとの確信を語った。

 

 坂東GTA代表は「第7戦を開催できたことをBRICの皆さまに感謝しております。このサーキットはアジアの中でも素晴らしいものだと思います。このタイ唯一の国際グレード1獲得サーキットで一緒にレースができることはとても喜ばしいことです」とあいさつした。

 

 

 このサーキットを作った理由を聞かれるとネーウィンチェアマンは「私はモータースポーツ、スピード、バイクが大好きなんです。それが高じたわけです」とにこやかに回答。今回の観客動員に関しては「チケットの販売も好調で、これもGTAの協力のおかげです。来年だけでなく、3年4年ともっと長く一緒にやっていきたいです」と、今回の大会に手応えを感じているようだ。

 また坂東GTA代表も「初開催なので細かい課題は少なからずありますが、施設やオフィシャルのクオリティはとても高いです。SUPER GTは2クラスの混走でとても難しい(仕組みの)レースですが、金曜、土曜、そして今日とレベルも上がっており、(運営に)問題ありません。契約は来年までですが、契約更新は前向きに考えております。そして、我々としてもタイのモータースポーツの発展に貢献していきたい。また彼らと一緒に仕事をする事にメリットを感じており、ビジネスパートナーとしても大事な友人だと思います」と、今後のチャン・インターナショナル・サーキットでの開催に言及した。

 

  

 

 チャン・インターナショナル・サーキットは、タイの首都バンコックからクルマで6時間近く掛かり、交通や宿泊に関するインフラ整備も課題と言える。そこを聞いた日本人記者の質問には「我々の住む地域には“ブリーラムには不可能はない”と言うことわざがあります。この点も克服していきたい。来年には近隣の飛行場に定期便が飛ぶ予定で、ホテルなども増えることでしょう」とネーウィンチェアマン。SUPER GTのみならず2輪や他の国際レースをここで開催し、街と共に発展したいというチェアマンの意志が伝わる会見だった。

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