12月11日(木)、「Thailand Super Series」の第7戦・第8戦の予選が行われ、TOYOTA TEAM THAILANDからSuper Car Class 1にエントリーしている大嶋和也選手がドライブするGT300マザーシャシー、#36 arto-MC86は4位となった。
Thailand Supercar Series 第7&8戦は首都バンコクから車で1時間ほどのチョンブリー県にあるバンセンビーチでの市街地レース(1周3700m)として開催される。Thailand Supercar Seriesとしては最も大きなイベントとなり、13のクラスでレースが開催される。GT300マザーシャシーのarto-MC86は前大会同様にClass1となり、FIA-GT3勢と同クラスに分類される。Class1には10台がエントリーしている。
火曜日から練習走行が行われるも、クラスが多い為、1日30~40分を2本走行できるに留まり、初めての市街地レースにドライバーの大嶋選手とチームは難しさを隠せない。市街地特有の凹凸やカント、及びダスティな路面に翻弄され、徐々にタイムを上げていくも、トップ勢には秒単位で離されてしまう。最終的に空力マシンとしては必需品ともなってきた3rdダンパーをも取り外し、とにかく路面に合わせたサスペンションセッティングを探すも時間切れとなってしまい、予選に向けて不安を残してしまった。
予選時間は30分、前日までのタイム順でコースインとなる。タイヤのウォームアップに注意しながら走行した大嶋選手だが、2周目の最終コーナーでダストに乗ってスピンを喫してしまう。接触は避けられたものの、大きく時間を失ってしまった。ピットロードが長いバンセンではセッティング変更は時間的ロスも大きい為、このまま連続アタックすることとし、大嶋選手は果敢に走行を続けた。早々に自己ベストの1分44秒前半のタイムをマークするも、トップのTOMAS ENGE(CHEVROLET CAMARO GT3)は1分38秒台。高速コーナーが無く、加速・減速・タイトターンが連続するこのコースでは、重量や空力よりもエンジンパワーが有効であることを印象づけた。大嶋選手は最後までアタックを続け、1分43秒108までタイムを短縮するも4番手で予選を終え、決勝に臨む事となった。
大会パンフレットの表紙を飾るarto-MC86。現地での注目度も高い。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI | |
12/07-08 | Round5 SUZUKA |