松飾りもとれた1月9日、「東京オートサロン 2015 with NAPAC」が幕張メッセ(千葉県千葉市)で開幕した。モータースポーツ界にとっても年初恒例のイベントとなる東京オートサロンだが、今回は展示スペースが一層拡大されるなど、人気は今も上昇中。レクサス、日産、Honda、そしてSUBARUといった国産メーカーに加えてメルセデス・ベンツやBMW、アウディ、さらにはロータスといったSUPER GTに参戦する輸入車インポーターも、これまで以上に気合が高まっており、会場内の各所にSUPER GTマシンが展示されている。
また、GTドライバーたちもメーカー、サポートを受けるパーツメーカーやショップのブースに登場している。ファンには必見の東京オートサロン。
詳しい情報は 東京オートサロン公式ウェブサイト にて。イベントは11日の日曜まで開催。
ロータスのブースではGT300用のEVORAをお披露目
GT300マザーシャシーを使用したニューマシン
ロータスのブースでは、午前10時30分からGT300用のEVORAがお披露目された。GTAが導入したマザーシャシー(MC)を使用したマシンとしては、昨シーズンの第7戦、タイ・ラウンドでデビューしたトヨタ86に次ぐ2台目で、完成したばかり。
製作にあたったムーンクラフトの由良拓也代表は「久しぶりにクルマづくりを楽しみました。出来れば(岡山での)合同テストの前にシェイクダウンしたいのだけれど…。やはりレーシングカーは走ってナンボ。でも、何人ものお客さんが『格好いいですね』と言ってもらえたので、今の段階では満足しています」と笑顔でコメントしていた。トヨタ86と同様にマザーシャシーを使用しているものの、GTAエンジンをコクピット背後に搭載するMR(ミッドシップ・エンジンの後輪駆動)パッケージ。「ホンダさんがNSXをつくった時に苦労した、というのがよく分かりました」と苦笑する由良代表だが「カーボンのカウルをシャシーに全接着しているので、シャシーの剛性は86よりもずっと高いはず」と、マシンの熟成を期待するコメントを残している。
2014年SUBARUモータースポーツ活動計画発表会が行われる
ドライバーは井口/山内組に、タイヤはダンロップに
富士重工業(SUBARU)/スバルテクニカインターナショナル(STI)のブースでは午前10時30分から、2015年のSUBARUモータースポーツ活動計画の発表会が行われた。SUPER GTには、昨年に引き続いてSUBARU BRZ GT300で参戦。今年は、井口卓人のパートナーに山内英輝を抜擢。タイヤもダンロップにコンバートするなどチームパッケージを大幅に変更した。
チームを率いるSTIの辰己英治総監督は「昨年、うちの前を走って邪魔だった山内(英輝)君に来てもらいました(笑)。井口君も含めて、若い力が伸びて行く、その可能性に期待しています。今年だけでなく5年先もトップでいられるようがんばります」と力強く宣言。
エースに昇格した井口が「どちらがエースというよりも、2人ともエース。そんなチームにしたい」と話せば、山内も「クルマは初めてですが、ダンロップは去年も履いていたので、僕の経験を活かせたら」と、早くもコンビネーションはバッチリ。辰己総監督が強気に話した「3勝してチャンピオン」もあながち夢物語ではないかもしれない、と期待にあふれる発表会となった。
東京オートサロン SUPER GTマシン一気掲載
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI | |
12/07-08 | Round5 SUZUKA |