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Race Report
2015.06.20
Rd.3 予選:ポールポジション記者会見

Rd.3 予選:ポールポジション記者会見の画像

第3戦 タイ:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.38 ZENT CERUMO RC F

 

「嬉しいより富士のミスの埋め合わせができて良かった」

立川祐路

 午前中の公式練習は正直言って苦しかったですね。最初に自分が乗ったのですが、その時には満足のいくタイムをマークできなくて、この時点で午後の公式予選を占うことはできませんでした。ただ、石浦(宏明)に替わってからは少しずつタイムもアップして行って、午後のQ1では3番手まで行きました。やはり乗っている男(石浦は5月のスーパーフォーミュラで初ポール&初優勝)は凄い、と思いました。ただ、これで(Q2で)ちゃんとタイムを出すことができなかったら、自分の立場がなくなってしまう…。そう言った意味では、少しプレッシャーになりました(苦笑)。
 結果的にトップタイムでポールを獲ることができましたが、走っていた時はあまり(ポールポジションの手応えを)実感できなくて、ピットに『もう1周アタックした方がいいかな?』と訊ねたほどでした。その返事が『もう時間もなくなるし、ピットに戻ってきたら…』と素っ気ない言葉だったので『これはやっちゃった(ポールを逃した)かな?』と心配になったほどでした。その後で『ポール獲ったよ!』と言われたのですが『嘘じゃないの?』とも思いましたね。
 ポールを獲ることができて嬉しいのは間違いないのですが、それよりも前回の富士では自分のミスから早々にレースを終えることになって、チームにもパートナーの石浦にも申し訳なかった。そう思っていたから、今回、ポールを獲ったことで少しは(迷惑掛けたことの)埋め合わせができたのかな、と思います。ただ、前回はレースで石浦が乗る前にレースを終えているので、今回は明日の決勝でちゃんと最後までレースを戦って、よい結果に繋げたいと思っています。

 

「ポールからスタートを結果に繋げたい」

石浦宏明

 朝の公式練習ではレクサス勢が皆不調で、自分たちのできる限りのことをやってみたとしても「果たしてどこまで行けるのだろう?」などと思っていました。正直言って「Q1(通過)もどうかな?」と思っていたので(Q1で3番手と)自分ではよい仕事ができたと思って納得していました。
 でも、(Q2で)立川(祐路)さんがさらに良いタイムをマークして、本当にびっくりさせられました。決勝はポールからスタートできるのでちゃんと結果に繋げたいと思います。

 

 

 

GT300 Class

No.25 VivaC 86 MC

 

「このチームでポールを獲ったことが嬉しい」

土屋武士

 このコースは去年、マザーシャシーを使った86がデビューした思い出深いサーキットです。コースのレイアウトというかキャラクターも、自分に合っていて、攻めていくとタイムが出る、チャレンジングなコースだと思います。特に後半部分、本当にコーナーを回って行けるのか…。それでもチャレンジングにアクセルを踏んで行って、何とかコーナーを回ったら好タイムがマークできる。そんなコースで、マザーシャシー車両のような多くの人の想いを一杯載せたクルマでポールを獲ることができて、本当に嬉しいです。
 クルマはレースのたびにアップデートしているし、セッションのたびにセットを変えて速くなっています。それにこのコースはチャレンジングで、マザーシャシーを使ったうちのマシンにも合っていて、走っていて本当に楽しかったです。
 うちのチームは家族的で、(松井)孝允はうちの社員だし、メカニックは工場に住み込みでがんばっています。エンジニアはドライバーの僕が兼任しているし、親父(土屋の実父、つちやエンジニアリングの土屋春雄代表)が監督をしています。皆で一生懸命やっている家族的なチームなんです。SUPER GTは最先端技術が集約されたようなレースで、クルマもチームもドライバーも、総てのレベルが高いレース。そこに家族的でチーム一丸となってがんばってきたうちのようなチームでポールを獲ることができ、本当に嬉しいです。

 

「決勝を上位でゴールしてから喜びたい」

松井孝允

 土屋(武士)さんの凄いアタックで、ポールを獲ることができて嬉しいです。クルマはセッションごとに段々に良くなってきています。もう走る度に良くなる感じです。
 今日、予選でポールを獲ることができて嬉しいのですが、ここで気を緩めることなく明日の決勝をちゃんと走りきって、ゴールするまで気を引き締めて行こうと思います。そしてレースを走りきって上位でゴールできたら(予選でポールを獲った分まで)チームの皆と一緒に喜びたいと思います。

 

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