決勝2位 No.38 ZENT CERUMO RC F
立川祐路
「厳しい状況の中、こらえて結果を残せたのは大きい」
当初の予定、つまり鈴鹿に来る前に考えていた結果予想を考えると今日(の2位)は全然上出来ですよ。仮に予選はうまく行けたとしても、決勝になれば序盤は混戦の中でのストレートで厳しい状況になるだろうということはわかっていたし、コーナーで混走の車両に引っ掛かればスピードを稼げないし、ウェイトでストレートは遅いし…で、苦しい(展開になるか)なぁ〜と思ってたんです。ところがある程度(前後の間隔が)バラけてきてラクになったし、最終的にいい位置(2位完走)になれました。
一方でなんでだかわかりませんが、勝つタイミングというか巡り合わせが今ひとつよくないですよねぇ(苦笑)。もともとこの鈴鹿1000kmって僕自身、いい思い出がないんです。今日も2位にはなれたけれど、(時間優先のレース終了となり)1000kmを走り切っていないんですよね。まぁでもトップと同一周回でチェッカーを受けてるからいいとしますか(笑)。いずれにせよ、厳しい状況の中、こらえて結果を残せたのは大きい。選手権を考えれば大事だし、ランキングも上位にいるし、ここ最近はクルマの調子も良く、いい戦いができているので後半戦に期待が持てますよね。残り3戦、後半戦での勝負になるのでしっかりと戦っていきたいです。(ウェイト)ハンディはだんだん厳しくなってくるけど、まずSUGOをうまくこなして、残り2戦(オートポリス、もてぎ)で勝ちたいなぁ。
去年の今ごろは(結果を残せず)散々でしたが、今の僕には(横にいる石浦宏明を見て)“絶好調男”がついてますからね! 表彰台にずっと上がっている味方がいるんですよ! どっちが乗ってもしっかりとレースができているのがチームとしての強みだし、安定していい位置にいられているのが一番大事かな。クルマにはスピードがあるし、とにかくキチンと戦っていくだけですね。
石浦宏明
「自分をコントロールしながら2位を守り切った」
実はミスもあったし、ピット作業でもいろいろあったし、トラブルもあって水温もアラームがつきっぱなしだったり、本当にいろいろあったんです。ただ、僕の中では1000kmはリスクを抑えるところと取りにいくところとメリハリをつけようと思っていましたし、立川(祐路)さんが抜いてくれることは分かっていたので、余計なリスクを犯さずに、プッシュするところはプッシュして自分をコントロールしていました。
混戦になると燃料リストリクターを絞られている影響があって、特にGT300と絡んだ時が辛いんですけど、最後は立川さんが作ってくれたマージンを使い切ってでも2位でゴールしようと思って、毎周後ろとのタイム差を聞きながら無理せずに走っていました。7月末のSUGOテストからクルマが良くなってきているので、次のSUGO戦でもいい戦いができるんじゃないかなと思っています。ハンデがきつくなるので表彰台は難しいかもしれないですけど、獲れるだけのポイントを獲りたい。今回みたいなレースがしたいですね。
決勝3位 No.12 カルソニックIMPUL GT-R
安田裕信
「トラブルが出た時に粘れたことが良かった」
前のクルマと軽く接触した時にラジエターが壊れて冷却水がもれたことで急にパワーが落ちてしまったんですけど、エンジン屋さんから「レースを止めろ、ピットに入れ!」って言われてたんです。
でもペースを落として、(前走車との走行)ラインも外して(ラジエターを)冷やしてみようって提案して……。ずっと水温が100℃を超えていたので、壊れなかったのが奇跡です。(ラジエターに)穴が開いてましたから。ピットに入れって言われた時に、「粘ろうよ」って言ったんですが、それが良かった。
その後、気温が下がってきたので助かりました。大きなポイントを持って帰れたのが本当に良かったです。シリーズを考えるとあと3回。今年は去年よりもチャンピオンに近いと思うので、次のSUGOでもがんばります!
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
「とにかくタフな戦いだったというひと言に尽きる」
とにかくタフな戦いだったというひと言に尽きますね。今回のレースで、僕は一度たりともストレートでライバルのクルマを抜くことができず、本当に辛かった。もちろん、何度もトライはしました。でもその都度いつも渋滞に次ぐ渋滞に引っかかってしまいました。逆転のチャンスに恵まれず、ついてなかった。とにかく今日のレースは僕らにとって2位になるための巡り合わせがなかったと思います。残念ですね。
レース中はエンジンの水温が激しく上昇し、それを抱えながらの走行をしなければいけませんでした。結果としてエンジンパワーを存分に発揮することができなかったし…。
今日の結果により、僕らが引き続きドライバーズランキングをキープできたのは良かったと思います。しかしながら、鈴鹿の場合、通常と違ったポイント数を計上するのですが、できたら他のレースと同じにしてもらいたいですね。とにもかくにも、今週末の僕らは自分たちができ得ることをしっかりとやり遂げたのは確かです。このままチャンピオンシップもリードしていきたいですね。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI | |
12/07-08 | Round5 SUZUKA |