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Race Report
2016.08.28
Rd.6 決勝:優勝記者会見

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第6戦 鈴鹿サーキット : 優勝記者会見

GT500 Class

No.38 ZENT CERUMO RC F

 

「優勝することでタイトル獲得に望みが出てきました」

立川 祐路

優勝できて嬉しいけど、ホント、疲れました。こんなに疲れた鈴鹿1000kmは初めてですね。1周1周、もう疲れ切ってしまうくらいでしたが『この勝つチャンスをものにしないでどうする!』と自分を叱咤しながら走って、何とか優勝することができました。大変だったけど、でもがんばった甲斐がありました。去年から石浦が移籍してきて、最強のパートナーが来てくれたのになかなか勝つことができず、勝てそうで勝てないレースが続いていました。昨日の予選でも僕がミスして下位に沈んでしまっていたので、何とか取り返したかった。それができてホッとしています。
クルマには勝てるポテンシャルがあったし、タイヤも素晴らしかった。それが大きな勝因でしたね。黄旗無視の件(129周のスプーンで36号車を抜いたこと。判定はセーフだった)ですか? スプーン1個目(ポスト)の旗は確認できていませんでしたが、2個目の旗は確認していたので、もちろん抜くつもりはなかったのですが、前を行くキャシディがアウトに膨らんでタイムロスしてしまい、結果的に前に出てしまいました。ピットからの無線でも何も言われてなかったので、自分から聞くこともしませんでした。
シーズン序盤は苦しい戦いが続いて、思ったような結果を残すことができませんでした。でも今回の鈴鹿1000kmはボーナスポイントがあって、優勝することでタイトル獲得に望みが出てきました。次のタイももてぎも得意で好きなコース。これまでにもいい結果が残せているのでがんばって、逆転チャンピオンを狙って行きます。

 

「立川さんの気迫見て、自分も気合充分になりました」

石浦 宏明

最後の雨は、正直目を疑いました(苦笑)。最終ラップのシケインは止まりきれなくて…。でもトップでチェッカーを受けることができて良かったです。昨年、セルモに移籍してスーパーフォーミュラではチャンピオンを獲ることもできましたが、SUPER GTでは未勝利のまま最初のシーズンを終えてしまいました。そして今シーズンもここまで苦しい戦いが続きましたが『立川(祐路)さんと僕のコンビで負けるはずがない!』と、そう自分に言い聞かせてがんばってきました。昨日の予選が終わった後で、立川さんがすごく悔しそうにしていて“今日の決勝で必ず挽回する”と。
で、スタートしたら挽回するどころか、立川さんがトップに立つまで行って。その気迫見て、自分も気合充分になりました。優勝できて、本当に良かったのですが、そもそもSUPER GTで優勝したのが4年ぶりで、本当に久しぶりの優勝だったんですが、鈴鹿1000kmで勝つことができたのは大きいです。鈴鹿1000kmは『ボーナスポイントがあるから勝ちたいね』とチームでもよく話していたんですが、獲りたくて狙っていても簡単に獲れるもんじゃないと思っていたので嬉しさ倍増です。
シリーズも残り3戦(タイと、もてぎで2レース)ですが、やはり勝負は2レースある最終戦のもてぎだと思います。そこに優位な状態で持ち込めるよう、タイでもがんばります。

 

 

 

GT300 Class

No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 

「押し出された時は、終わったと思った」

井口 卓人

(自分がAドライバーで優勝するまで)長かった。でも勝てて良かったです。これもチームががんばってくれたから。今日は自分のスティントで(0号車に)押し出されてスピンしてしまいました。正直言って『これで今年の鈴鹿1000kmは終わってしまったな』と思いました。でもクルマに大きなダメージもなくて再スタートできたので、もうちょっとがんばってみようか、最後まであきらめずに走ろう、と思い直しました。
その後ピットインして山内君に代わった直後にセイフティカーが出て、これは自分たちにとってとてもラッキーなタイミングでした。その後はチームも素晴らしい仕事をしてくれたし、ドライバーもノーミスでゴールまで走りきることができて、ある意味(押し出されてのスピン以外は)完璧なレースになりました。
ポイントランキングでトップに立ったと聞いてビックリしています(苦笑)。3戦連続して表彰台に乗ったのが大きかったんだと思います。開幕から2戦連続でノーポイントに終わっていて、(最終戦の)寒いコンディションでのレースがどうなのか、ちょっと分からない部分もあります。なので、暑いコンディションのタイでがんばって多くのポイントを獲って最終戦に臨みたいと思います。

 

「井口君と一生懸命戦ってきた甲斐がありました」

山内 英輝

僕自身はこれが初優勝ですが、鈴鹿1000kmで初優勝を飾ることができて、本当に最高の気分です。井口(卓人)君とのコンビでももちろん初優勝で、去年からこのチームに移籍して井口君とのコンビで一生懸命戦ってきた甲斐がありました。
スタートからがんばってプッシュして2位に進出することはできましたが、18号車にはついていくのがいっぱいいっぱいでした。そこから我慢して我慢して。2回目のスティントでは2輪交換の作戦でしたが、井口君がフロントタイヤ(のグリップ)を充分残してくれていたので僕も自分のスティントを最後まで走りきることができました。コンビを組んだ井口君やクルマを速くしてくれたチームだけでなく、応援してくれたファンの皆さんのおかげでこうして初優勝することができました。本当に感謝したいです。
残りはタイともてぎ。どちらも良いイメージがあるのでしっかりとポイントを獲りたいです。この良い流れを続けていけば、いい結果に繋がると思います。

 

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