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Race Report
2016.10.08
Rd.7 予選GT500:WedsSport ADVAN RC Fの関口が初ポール獲得!! ルーキー牧野が2位に!!

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第7戦 タイ:公式予選 GT500レビュー

2016 AUTOBACS SUPER GT第7戦「BURIRAM SUPER GT RACE」の公式予選が、10月8日午後、チャン・インターナショナル・サーキット(タイ)で行なわれた。GT500クラスではNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が、自身GT500クラスで初となるールポジションを獲得した。GT300クラスではNo.25 VivaC 86 MCの松井孝允がチームとしてタイで2年連続となるクラスポールとなった。

 

□公式予選  天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1(GT500)開始時28℃/34℃、Q2(GT500)開始時28℃/33℃

 

WAKO'S 4CR RC Fの大嶋がレコードタイムでトップとなる

 現地時間午前10時からの公式練習の後、イベントやピットウォークを経て、現地時間午後3時からスタートしたSUPER GT第7戦チャン・インターナショナル・サーキットの公式予選。ちょうどピットウォークが終わった午後2時30分ごろには大粒の雨が舞ったが、すぐに雨は止み、幸いドライコンディションのままGT300クラスの公式予選Q1がスタートしていった。開始時の気温は30℃、路面温度は38℃という暑さのなかでの予選となった。

 GT300クラスの予選Q1を経て、オンタイムとなる午後3時20分にスタートしたGT500クラスのQ1。15分間の走行で上位8台がQ2に進出することになる。
 残り9分というところで最初にコースインしたのは、午前の公式練習で最速タイムをマークしたNo.19 WedsSport ADVAN RC F(国本雄資)。次いでNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(柳田真孝)がコースイン。さらに残り8分を切り、No.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)、No.6 WAKO'S 4CR RC F(大嶋和也)と続々とコースインしていった。
 まずはNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの国本がタイムを縮めていく。だが、周回3周目に1分24秒462という会心のタイムをマークしたのは、大嶋が駆るNo.6 WAKO'S 4CR RC F。1分24秒462というタイムをターゲットとして、各車チェッカーに向けてアタックを展開していった。
 しかし、最終的に大嶋のタイムを上回るマシンは現れず、No.6 WAKO'S 4CR RC FがトップでQ1を通過。2番手にはNo.8 ARTA NSX CONCEPT-GT(野尻智紀)が続き、3番手にはNo.37 KeePer TOM'S RC F(平川亮)がつけた。途中、武藤英紀のアタック中にNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTがスピンするシーンもあったが、幸いクラッシュは免れて7番手でQ1通過を果たした。

 ランキング上位勢はウエイトハンディの影響か、多くが苦戦。ポイントリーダーのNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは14番手、ランキング2位のNo.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路)は11番手、3位のNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(ヘイキ・コバライネン)は10番手と、いずれもQ2進出はならなかった。

 

 

GT500初予選の牧野がなんと予選2位タイムを叩き出す

 GT300クラスの予選Q2を経て、午後3時5分にスタートしたGT500クラスの予選Q2。12分間の走行でポールポジションを目指してゆく。この頃、ターン1の遠方には、スコールと思われる黒い雲が見えたが、幸い暗くはなっていたもののドライのままQ2がスタート。まずコースインしたのはQ1同様No.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛)で、残り8分を切ったあたりで各車が続々とコースインした。
 そんな中、先んじて1分24秒466というタイムをマークしたNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)。このタイムがターゲットとなっていくが、アタック6周目、これを上回るタイムをマークしたのは、先のスーパーフォーミュラで2勝をマークし、乗りに乗っている関口のNo.19 WedsSport ADVAN RC F。1分24秒307という素晴らしいアタックをみせ、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHにチーム2度目となるポールポジションをプレゼント。関口にとってもGT500での初ポールだけに、マシンを降りた関口は走ってピットに戻り、国本やチームメンバーと喜びを爆発させていた。

 No.19 WedsSport ADVAN RC F、関口のポールポジションとともにサーキットを驚かせたのは、No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTだ。ルーキードライバーの牧野任祐がQ2を担当したが、チェッカー目前に1分24秒340までタイムアップ! 見事予選2番手に食い込んでみせた。しかし、マシンを降りた牧野は「タイヤを上手く使うことが出来なかった」と、GT500初の予選で2位とは思えない悔しい表情をみせていたのが印象的だった。
 3番手にはNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rがつけ、3メーカーのマシンがトップ3を分け合うことに。No.8 ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮)が4番手、2015年ウイナーのNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)が5番手につけた。

 明日9日の決勝レースでは、ポールからNo.19 WedsSport ADVAN RC Fから逃げ切れるのか? それともGT-R勢の反攻があるのか? はたまたNSX CONCEPT-GTのタイ初制覇になるのか? 牧野の活躍は? 見どころたっぷりのレースとなりそうだ。決勝レースは、現地時間で午後3時、日本時間午後5時にスタートする。

 

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