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2017.01.12
年始恒例のJMSモータースポーツナイトで牧野任祐がJMSアワードを受賞

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 日本モータースポーツ記者会(JMS)が主催する「第15回JMSモータースポーツナイト」が1月11日の夜に行われ、ルーキーながら昨年のSUPER GTで目覚ましい活躍をした牧野任祐がJMSアワードを受賞した。また、開業50周年を迎えた富士スピードウェイがJMSアワード特別賞を受賞。そして昨年に続いてFIA-F4選手権がクローズアップされ、2016年のチャンピオンを獲得した宮田莉朋とルーキー最上位のシリーズ3位につけた大湯都史樹の2人が有望ルーキーとして紹介された。

 

 JMSは、SUPER GTをはじめとする国内外のモータースポーツを取材するモータースポーツ・ジャーナリストの団体で、今年で15回目を数えるJMSモータースポーツナイトは、年頭にモータースポーツ関係者が一堂に会する集いとなっている。

 


高橋会長からJMSアワードの銀皿が牧野に授与された

 

 JMSアワードの発表&授賞式では、受賞者として牧野任祐が壇上に上がり、高橋二朗JMS会長からJMSアワードを象徴する銀皿が授与された。一昨年のFIA-F4選手権でシリーズ2位となった牧野は、昨年は全日本F3にステップアップするとともに、SUPER GTの第6戦鈴鹿でGT300クラスのNo.2 シンティアム・アップル・ロータスでデビュー。いきなり予選Q1でコースレコードを更新。しかも2番手以下に1秒以上の大差をつけてトップタイムをマークした。さらにこの時の速さが認められ、第7戦タイではGT500クラスのNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTに抜擢された。そこではQ2でポールを競り合い、僅か0.033秒差の2番手。惜しくもポールポジションを逃すも、決勝では終盤トップを追い詰める走りで2位表彰台を獲得した。この予選では、ポールポジションを獲れなかったことを心底悔しがるなど大物ぶりを発揮していた牧野だが、この日はルーキーらしく謙虚な様子を見せていた。

 


JMSアワードを受賞した牧野任祐

 

「去年は(FIA-F4での活躍から)注目の若手として紹介されましたが、1年後にこうして素晴らしい賞をいただくことができ、本当にうれしいです。今シーズンは、どのレースに参戦するか、まだ決まっていませんが、昨年のSUPER GTで学んだことを活かしてがんばります」と控え目ながら、それでも力強くコメントしていた。

 


JMSアワード特別賞を受賞した富士スピードウェイの原口英二郎社長

 

 このJMSアワードに先立ち特別賞として、開業50周年を迎えた富士スピードウェイ株式会社が表彰された。同社の原口英二郎代表取締役社長の手に、JMSアワードの象徴となっている銀皿が授与された。

 


昨年のFIA-F4で活躍した宮田(右)と大湯(左)が期待の若手として紹介された

 

 また「What's New」と題した若手ドライバー紹介コーナーでは、昨年のFIA-F4選手権で活躍した2人の若手、チャンピオンを獲得した宮田莉朋とルーキー最上位のシリーズ3位につけた大湯都史樹が紹介され、会場からは大きな拍手が送られていた。

 


乾杯に唱和する会場の参会者

 

 そして、このモータースポーツナイトでは記者の集まりらしく、会場内のレース関係者をJMS会員の記者がインタビューする恒例企画が実施された。SUPER GTのシリーズを統括する株式会社GTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表取締役や各自動車・タイヤなどメーカーの首脳といったモータースポーツ界のキーパーソンにマイクが向けられた。

 


会場内でインタビューを受けるGTAの坂東正明代表
 

 坂東GTA代表は「昨年は最後の最後まで激しいチャンピオン争いが続いておもしろいシーズンになりました。今シーズンはGT500クラスの車両が一新されますが、やはり昨年以上の激しい戦いになると思います」と新シーズンへの期待を述べていた。

 

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