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2017.03.04
鈴鹿1000kmが来年から新たなGT耐久レースに。SUPER GT鈴鹿大会は別途開催。

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 3月4日、鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドは、現在SUPER GTシリーズの一戦として行われている鈴鹿1000kmレースを、これまでのコンセプトを継承しつつ、新しい耐久レース「第47回サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース』(仮称)」として開催することを発表した。このレースにはSUPER GTのGT300クラス車両が参加カテゴリーに含まれ、SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイション(GTA)もコラボレーションパートナーとしての支援を表明した。
 これに伴いSUPER GTシリーズ戦としての鈴鹿1000kmは、今年の第6戦をもって終了。2018年以降の鈴鹿サーキットでのシリーズ戦は、日程、距離を変更して開催することも併せて発表された。

 


2016年の45th International SUZUKA 1000kmの模様

 

 

 鈴鹿1000kmは1966年に初開催され、今年で46回の開催を数える日本モータースポーツ界伝統の耐久レースである。大会は鈴鹿独自のレース、耐久シリーズの世界戦や全日本戦として、カテゴリーを時代に合わせて変更しており、2006年からはSUPER GTシリーズの一戦として開催されてきた。

 

 2018年よりスタートする「第47回サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース』」は、SUPER GTのGT300クラス(JAF-GT300車両含む)およびFIA GT3車両を中心にしたGTカーの耐久レースとなり、ヨーロッパ、アメリカ、アジアのGTレースを走る世界のFIA GT3車両も参加が見込まれ、GT世界統一戦としての盛り上がりが期待されている。
 このため、GTアソシエイションに加え、ヨーロッパのGT耐久シリーズであるブランパンGTシリーズなど各国のGTレースを統括するSROモータースポーツグループ(SRO)もコラボレーションパートナーに名を連ねている。トップ写真は発表会で握手を交わす、モビリティランドの山下晋取締役社長とSROのステファン・ラテルCEO。


 装いも新たになった鈴鹿・夏の耐久レースは2018年8月23日(木)~26日(日)に開催され、決勝レースは26日10時30分にスタートが切られ、20時30分終了予定の10時間耐久レースとして行われる。また、大会の賞金総額が1億円となる事も発表された。

 



あいさつを述べる株式会社モビリティランドの山下晋取締役社長

 

 発表会の席で、モビリティランドの山下晋取締役社長は「まずはコラボレーションパートナーである株式会社GTアソシエイション様、SROモータースポーツグループ様に心から感謝いたします。このレースは世界的なGTシリーズの統一戦という夢のステージを将来に向けて鈴鹿で発展させていくことを目的に、来年47回目を迎える真夏の耐久レースを、新たな枠組みで開催することと致しました。新たな価値を生み出す新しい夏の祭典として育ててまいります。
SUPERGTシリーズの鈴鹿1000kmレースは本年度の開催で最後となります。18年の鈴鹿ラウンドは新たな日程、距離となりますが、SUPER GTシリーズ全体の更なる魅力向上に寄与できる組み立てで開催できるよう、準備を進めてまいります」と語った。

 



ビデオメールであいさつをする坂東正明GTA代表

 

 GTAの坂東正明代表はこの発表会にビデオレターであいさつを行い「GTアソシエイションはSUPER GTのグローバル化の一環として、このレースがGT300の東南アジアの統一戦の一戦とつながるよう努力、協力してまいります。
また、2018年から新たな取り組みとなるSUPER GT鈴鹿ラウンドは、モビリティランド様と一緒に、ファンの皆さんに新たなる興奮と感動をお届けできるよう、作り上げていきたいと思います」と、新レースへの協力とともに新たなSUPER GT鈴鹿ラウンドへの努力を表明した。

 



SROモータースポーツグループのステファン・ラテルCEO

 

 特別ゲストとして鈴鹿を訪れたたSROのステファン・ラテル代表は「SROはモビリティランドの新たな試みに心から賛同し、鈴鹿で新レースの開催を発表できることに興奮しております。鈴鹿サーキットは歴史の面でもオーガナイズでも高い評価を受け、GT世界統一戦の舞台にふさわしいサーキットです。SROはこのイベントが価値ある大会に育つよう、世界中の著名レースのチャンピオンやブランパンGT耐久のトップチームの参加に協力します」と、新レースへの協力と期待を話した。

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