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Race Report
2017.05.20
Rd.3 予選:ポールポジション記者会見

Rd.3 予選:ポールポジション記者会見の画像

第3戦 オートポリス:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.100 RAYBRIG NSX-GT

 

「このポールポジションは大きな意味を持つ」

山本尚貴

 ポールを獲ることができて嬉しいです。今日は走り始めからクルマのバランスも良かったです。こんなに調子の良い週末は、いつ以来だったか忘れているくらい、それほどいい感じでここまで来ました。ただ、朝(の公式練習)から比べて午後(の公式予選)ではクルマのフィーリングが少し違っていて、戸惑いもありました。でも、(Q1を走った)伊沢(拓也)選手からのアドバイスもあって、コースの後半に入る頃には違和感はなくなっていました。
 今回から参加条件が少し変わっていて、いろいろな声も聞こえてきますが、レーシングドライバーとしてはポールを獲ることができて嬉しいし、今年から体制が一新されているチームにとっても、このポールポジションは大きな意味を持つと思います。チームが一丸になって、Hondaの一番になるんだとがんばってくれているので、何とか彼らに好結果をプレゼントしたい。そう思っていたので今週末、まずはポールを獲ることができて良かったです。オートポリスのコースを走るのは2年ぶりですが、何よりもビッグレースが開催できることが素晴らしい。多くの人々の協力があればこそだと思います。
 明日の決勝レースではピックアップ(タイヤかすがタイヤに付着して、トラブルを引き起こす状態)に気をつけたいと思います。またGT300をパスする時もレコードラインを外すとラップタイムが落ちてしまうので、その辺りにも気をつけたい。ちゃんと走ることができれば結果はついてくると思います。

 

「想像以上に調子がいいので、何としても勝ちたい」

伊沢拓也

 ポールポジションを獲ることができて素直に嬉しいです。僕はQ2じゃなくてQ1を走りましたが、いずれにしてもポールポジションは初めて。立川(祐路)さんなんかは20何回も(ポールを)獲っていて、それにくらべてやっと1回獲ることができた。ここまで長かったなぁと思います。僕たちは4月にあったタイヤテストで(オートポリスを)走っていて、その時も調子が良かったのですが、今日も朝(の公式練習)からクルマの調子も良くて、いい流れできていました。反対に周りからは『調子いいからポールも獲れるね』と言われ、それがプレッシャーになっていた面もありました。でもQ1では2番手以下に大きく差をつけて山本(尚貴)選手に繋ぐことができ、ちゃんと仕事ができたと思いました。
 今回のポールポジションは、たまたま参加条件が変わったこととタイミングが合っていたので、その結果だろうという声もあるようですが、それよりもオートポリスでのタイヤテストに参加できたことが大きい。新しいチーム(今季はメンテナンス会社が変わった)が上手く流れに乗ることができたのは、この(オートポリスの)タイヤテスト辺りからで、クルマも、本来持っていたポテンシャルを上手く引き出せるようになったことから速くなってきたように思います。
 僕は震災後には熊本に来ていなくて、今回が初めてですが、SUPER GTのような大きなレースイベントを開催することで、地元の人たちが元気になれるのだとしたら、僕たちがきた意味があります。だからプロのレーシングドライバーとして、明日の決勝はおもしろいレースをお見せしたい。それが僕たちの仕事だと思っています。ただ、クルマが想像していた以上に調子いいから、ここまできたら何としても勝ちたいと思っています。

 

 

 

GT300 Class

No.25 VivaC 86 MC

 

「細かなミスなど反省すべきところもありました」

松井孝允

 今シーズン初めて、ポールを獲ることができて良かったです。個人的にはSUPER GTでオートポリスを走るのは今回が初めてですが、想像していた通り、高速コーナーからテクニカルコーナーまでいろんなコーナーがあって、走っていてとても楽しかった。コースレコードが、凄く速いタイムだということは意識していました。アタックラップでは上手くクリアラップでアタックすることができましたが、細かなミスなど反省すべきところもありました。まぁその中では上手くまとめることができてポールを獲ることができました。今日はクルマのセットがとてもよく決まっていて、とても気持ち良くアタックすることができたことも(ポールの)大きな要因です。
 普段は毎日のようにガレージに通い『今回はここがこう変わった』ということを毎日のように見てきました、それで(オートポリスに向けて)ガレージを出る時のクルマの様子が頭の中にあって、ちゃんと準備が出来ていたんじゃないかと思います。
 でもまだポールを獲ることができただけで、一番重要な決勝レースが残っています。明日の決勝でちゃんとした結果を残さないと『予選で速かっただけ!』と言われますから、ポールを獲ったからといって決して気を抜くことなくレースに臨みたいと思います。もちろん、目標は優勝。自分たちのレースができれば勝てると思います。

 

「決勝は一回も抜かれることなく走り切って優勝したい」

山下健太

 ポールポジションを獲ることができて、それもQ1、Q2ともにトップタイムをマークしてポールを獲ることができて、本当に嬉しいです。僕はQ1の担当だったのですが、次の周にアタックする予定だったところでいきなり赤旗が出てしまい、それはちょっと残念でした。それでも上手くリカバーできましたが、唯一、アタックラップでの位置取りが思い通りにはいかなくて、その意味ではベストラップも100%満足できるものではありませんでした。でも、それでも2番手以下を引き離して松井(孝允)選手に繋ぐことができて良かったです。
 元々、オートポリスはJAF-GT300車両(マザーシャシーも含まれる)に有利だと言われていました。僕たちも、開幕戦の岡山と、僕自身は走っていなかった(GT500で出場)のですが第2戦の富士でも苦しい想いをして来て、ここを獲らないとチャンピオン争いが厳しくなる。そう思っていたのでポールを獲れるクルマを用意してくれたチームと、松井選手に感謝しています。
 久々に走ったオートポリスは、やはり走っていておもしろかったです。明日の決勝は先頭のポジションからスタートすることになりましたが、そのまま、一回も抜かれることなく走り切って優勝したいですね。

 

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