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Race Report
2017.05.21
Rd.3 決勝:優勝記者会見

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第3戦 オートポリス : 優勝記者会見

GT500 Class

No.36 au TOM'S LC500

 

「勝てたが、ミスもあって反省することの方が多い」

中嶋 一貴

 昨日の予選(のミスで)で心が折れ掛けていたので(苦笑)、今日は静かにレースしようと思っていました。でもジェームス(ロシター)が素晴らしい走りで、トップで繋いでくれました。これは予想していた以上でした。(僕のスティントになってからは)トラフィックの引っ掛かり方が悪くて1号車に詰められてしまいました。(接触は)自分としてはどうすることもできなくて、残念でした。こちらにもダメージがありましたが、何とか逃げ切ることができて良かった。クルマをゴールまで運ぶことができてホッとしています。
 今シーズンはWEC(世界耐久選手権)やスーパーフォーミュラでも好成績を残すことができています。そして、SUPER GTに関しても自分にとっての2戦目となった今日、こうして勝つことができましたが、内容的にはミスもあったりして、反省することの方が多いですね。
 SUGOでのテスト(6月17~18日)は走ることができませんが、その2週間後、鈴鹿のテストでは走ることになっています。久々の鈴鹿で気を引き締めて走ってSUGOの第4戦に備えようと思います。(今回優勝したことで次戦の)SUGOではウェイトとか燃料リストリクターとかハンディが厳しくなるとは思いますが、ベースとしてのクルマはすごく調子が良くて速いので、キッチリと準備して、次回も良いレースをしたいと思います。

 

「気持ち良く走れ、優勝できて本当に満足している」

ジェームス・ロシター

 今日は本当に盛りだくさんな1日でした。最初はアンドレア(6号車のカルダレッリ)とニック(37号車のキャシディ)のバトルの後方につけていましたが、この時が一番厳しかった。というのも2台とも同じLC500のレクサスファミリーだったから、無理をする訳にも行きませんでした。でもセーフティカーが出て一度リセットされたので、そこからが勝負だと思ってプッシュしました。フルアタックのモードで走り続けましたが、本当に楽しく走ることができました。
 SUPER GTに参加しているドライバーは皆、お互いにリスペクトしあっているからサイド・バイ・サイドの接近戦も多くなります。だから(中嶋一貴と1号車との接触は)レース中には良くあることで、ピットで見ていても何も心配はしていませんでした。クルマのダメージは少し気になりましたが36号車はついていましたね(苦笑)。
 SUGOのテストの時は、ル・マンに出ている一貴を応援しながら、クルマのセットアップを進め、また次のSUGOに向けての良いタイヤを見つけるようがんばります。ともかく、今日は気持ち良く走ることができたし、優勝することもできたし、本当に満足しています。

 

 

 

GT300 Class

No.25 VivaC 86 MC

 

「クルマの精度が上がったことも勝てた要因です」

松井 孝允

 前半のスティントを走った山下(健太)選手が、ぶっちぎってくれないかなぁ、と期待していましたが、上手くいきませんでしたね(苦笑)。でも前半のスティントで厳しかったみたいなので、後半はタイヤ(の種類)を変えてピットアウトして行ったのですが、ちゃんと温まった後は上手く行きました。(ピット作業が早かった)55号車に先行されたりもしましたが、これは抜くことができると確信していたので、特に問題ではなかったですね。
 気になったのは最後にトラブルが出たこと。燃料ポンプのトラブルで、どうやら片方が壊れたみたいでした。でもサーキットに送り出す前にガレージで対策し、2つの燃料ポンプをどちらも上手く機能させるように対策してあったので、ガス欠状態で止まってしまうことはなかったです。武士さん(土屋監督兼エンジニア)がドライバーとの兼任でなくエンジニア専任となったことで、エンジニアリング的にクルマの精度が上がっています。こんなところも、今回勝つことができた要因です。
 このあとレースは少し間隔が空きますが、SUGOと鈴鹿でテストがあって、特にSUGOはJAF-GT300勢にとっては(SUGOが得意とされているだけに)どうしても落とすことができない1戦になると思う。テストから戦う準備を進めていって、しっかりと勝てるようがんばります。ともかく今日は、JAF-GT300車両が得意と言われるオートポリスで勝つことができてホッとしています。

 

「ドライバーとチームががんばってギリギリで勝てた」

山下 健太

 昨日の予選では、(自分が担当の)Q1でもトップタイムを出すことができていました。今日のレースでも自分が走った最初のスティントを1分45秒台で走れました。自分としてはいいタイムだと思ったのですが、スバル(61号車)もしっかりついてきてギャップを造るのに苦労しました。後半は、松井(孝允)選手が素晴らしいドライブをしてくれ、途中トラブルもあったのですが、何とか逃げ切ってくれて優勝することができました。本当に、ドライバーとチームががんばって、ギリギリのところで勝つことができて良かったです。
 今回、オートポリスで勝つことができましたが、きっと『オートポリスはJAF-GT300勢が有利だから…』と言う人が出てくると思いますね(苦笑)。次のSUGOもJAF-GT300勢が得意とされているコースなので、またしっかりと勝って『SUGOはJAF-GT勢が有利だから…』と言わせたいと思います。

 

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