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2017.07.12
SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『スポーツランドSUGO編』

SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『スポーツランドSUGO編』の画像

SUPER GT公式アナウンサーのピエール北川が開催コースをご紹介

「見ている方もハラハラ、ドキドキ!! 迫力&ドラマチックのスポーツランドSUGO」

第4戦 スポーツランドSUGO

 

コース紹介

 

 

 ボンジュール! 第4戦の舞台は東北を代表するサーキット「スポーツランドSUGO」です! なぜだか、毎年ドラマチックなレースが展開されるサーキットですよね。

 サーキットへは、クルマなら東北自動車道「村田インター」からすぐ。東北新幹線を使えば仙台駅から1時間少々と、関東圏から日帰り観戦も可能です。緑が豊かな東北の夏を感じられる風景もオススメです。
 コースレイアウトは、アップダウンがかなりあり、コーナーもフラットなところが少なくて難しいポイントも多いので、ドライバーやマシンの能力がかなり試されますね。そして、エスケープゾーン(コース外の緩衝地帯)が少ないので、コースアウトするとマシンにダメージを負いやすい。市街地コースのように、ドライバーの勇気も試されます! コースのギリギリを攻める走りは、見ている方もハラハラ、ドキドキ!! 観客席からコースも近いので、GTマシンが目の前に迫ってくる迫力は国内で1、2を争います。

 決勝レース中にはファンにおなじみの「マモノ(予想外のアクシデント)」が必ず現れるとも言われ、毎回波乱のレースになることも多いSUGO。実況アナウンサーとしては喋るのが忙しくて仕方ないサーキットですが(笑)。でも、今年のレースもおもしろくなること間違いなしです!

 と言うわけで、スポーツランドSUGOのデータです。

 

 

スポーツランドSUGO・インターナショナルレーシングコース

コースデータ
コース全長 3,704m
コース幅 10~12m
高低差 69.83m
コースレコード
GT500
1'10.516 大嶋和也/WAKO'S 4CR RC F 2016年 第4戦予選Q2(7月23日)
GT300
1'17.493 松井孝允/VivaC 86 MC 2016年 第4戦予選Q2(7月23日)
2016年 優勝
GT500 No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木大樹/柳田真孝
GT300 No.31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀/中山雄一
2016年 ポールポジション
GT500 大嶋和也/No.6 WAKO'S 4CR RC F 1'10.516(コースレコード)
GT300 松井孝允/No.25 VivaC 86 MC 1'17.493(コースレコード)

 

 

スポーツランドSUGO大会公式戦全23戦のデータ

優勝回数
最多勝ドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(3勝)
GT300:新田守男、佐々木孝太(2勝)
GT500 メーカー別 レクサス/トヨタ:10勝(RC F:1勝、SC430:2勝、スープラ:7勝)
ホンダ:7勝(NSX:5勝、HSV:2勝)
日産:3勝(GT-R:3勝、Z:0勝)
その他:3勝(ポルシェ:2勝、マクラーレン:1勝)
GT300 最多勝車種 ポルシェ GT3R、トヨタセリカ(3勝)
ポールポジション回数
最多ポールポジションドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:ロニー・クインタレッリ、小暮卓史、本山哲(2回)
GT300:加藤寛規、高木真一(2回)
GT500 メーカー別 レクサス/トヨタ:8回(RC F:2回、SC430:2回、スープラ:4回)
ホンダ:7回(NSX:7回、HSV:0回)
日産:6回(GT-R:5回、Z:1回)
その他:2回(マクラーレン:1回、フェラーリ:1回)
GT300 最多ポールポジション車種 マツダRX-7(5回)

 

 

 

観戦ポイント


ピエール北川のスポーツランドSUGO・エア実況!

 

 

では、改めましてSUPER GT公式アナウンサー、ピエール北川です。第4戦が行われるスポーツランドSUGOの特長をご紹介するにあたり、「もしも」「ひょっとしたら」という空想で、GT500クラスの予選Q2を“エア実況”でご紹介してみたいと思います。
先に言っておきますが、これは妄想、エアですからね! 選手やチームの皆さん、ご容赦を……。

 

編集部註:あくまでもピエールアナによる架空の“エア実況”ですので、予めご了承の上、お楽しみください!

 

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今シーズンはレクサス旋風が吹き荒れるSUPER GTですが、ここスポーツランドSUGOの予選Q2でも、その速さを見せつけるか!?
残り時間ももうわずか! ここSUGOの公式テストでもトップタイムを叩き出しているNo.19 WedsSport ADVAN LC500の関口雄飛がアタックラップに入りました!

 

 

ホームストレート
 

まずは先が見えないストレート前半の上り勾配からグランドスタンドの前へ飛ぶように姿を現した関口のWedsSport ADVAN LC500が1コーナーのブレーキングをギリギリまで我慢したぞ!

 

 
1コーナー ~ 2コーナー
 

関口は、1コーナーでは外側の縁石目いっぱい使って、さらに右カターンの2コーナーでは次の3コーナーへ備えて早めに出口で向きを変える! キレキレのコーナリングだぁ!!

 
3コーナー
 

ここは沢山の観客が旗も振っているギャラリーコーナーでもあります。選手から正面に見えるラウンジの屋上からも関口に声援が飛んでいる! WedsSport ADVAN LC500は滑り落ちるように左ターンの3コーナーでスピードを下げすぎず上手く通過!

 
ヘアピンコーナー ~ S字カーブ
 

次はヘアピンだが、ここからは一気に上る区間なので突っ込みすぎは禁物! 出口のスピードを意識したい。関口はアンダーステアも出さず上手くコーナーを抜けて、次のS字も縁石をきっかけに軽やかに向きを変え加速! おっと少し外側のタイヤがコースからはみ出して土煙を上げたが、これは早くアクセルを踏めている証拠だ!

 
ハイポイント&レインボー
 

さあ、最も標高の高い右カーブのハイポイントコーナーを抜けて、さらに右のレインボーコーナーは、その先の直線へ向けてフル加速! おーっ、関口のLC500は路面にブラックマークを豪快に残しながら立ち上がっていったぁー!!

 
馬の背コーナー
 

レースでは大きなパッシングポイントにもなるバックストレートエンドの馬の背コーナーは、トップスピードから下りながらブレーキングする難しいところ。WedsSport ADVAN LC500はブレーキングのパフォーマンスも高い! カーボンブレーキのローターも真っ赤に焼けているのに注目!

 
SPイン&アウトコーナー
 


次にやってきたSPインコーナーは、SUGOの中で最も難しいポイント。下りながらハイスピードで左に切り込むリスクの高いコーナーです。エスケープゾーンは少ないのでリスクをできるだけ避けたいが、関口はズバッと入ったぁ! SPスタンド席のお客さんも大興奮!!
SPインの立ち上がりでマシンは縁石に乗って暴れたが、関口は上手くコントロールしてSPアウトを抜ける! ここでも外側のタイヤから若干土ぼこりが上がる攻めの走り。できるだけ早くアクセルを開けて、その先の全開で抜ける最終コーナーへスピードを乗せて行った!

 
最終コーナー ~ ホームストレート
 

さあ、SUGOの名物コーナー大きく右へ長い時間回りこむ最終コーナーに関口とWedsSport ADVAN LC500がやってきた! アクセル全開でダウンフォースとタイヤを信じて入っていく最終コーナーは、大きく横Gもかかり車も限界まで試される。アンダーステアとオーバーステアを出さないように気をつけながらのストレート前半へアプローチ! クルマで上るのもキツイ10%上り勾配の直線は、まさに空へ向かって加速していく飛行機の離陸のようだ! さあ、関口とレクサスが帰ってきたぞ! 1周のアタックタイムは!?
きたぁーー、トップだーーー! 関口がポールポジション獲得!?

 
 

 

 

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6月の公式テストSUGOでは、好調だったWedsSport ADVAN LC500の関口雄飛。
得意のSUGOで、どんなパフォーマンスを見せてくるでしょうか? そしてマモノの活躍はあるのかぁーー!?

 

 

 

 

サーキットアクセス

○所在地

〒989-1301 宮城県柴田郡村田町菅生6-1
TEL.0224-83-3111

 

○高速道

・東北自動車道
 村田ICより約10km
 仙台南ICより約25km

 

○電車・バス

・JR東北新幹線

 仙台駅下車 >
 仙台駅西口より、タクシーで50分
 or
 宮城交通バスで60分

 

○航 空

・仙台空港より車で40分

 

 

詳しくはスポーツランドSUGOの公式ウェブサイトをご覧ください。

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