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2017.07.14
SUPER GTドライバーらが横浜市の中学校を訪問し、キャリアやエコをテーマに特別授業を実施

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 夏らしい好天に恵まれた7月14日、SUPER GTに参戦するドライバーとエンジニア、そしてSUPER GTマシンが神奈川県の横浜市立日野南中学校を訪問、『中学生が学ぶ「キャリア」「環境」について』をテーマに特別授業を行った。
 これは横浜市が行う「水源エコプロジェクト(W-eco・p [ウィコップ])」という横浜の水源を守る活動にSUPER GTが協賛したことから始まったコラボレーション授業で、子供たちに職業への夢、キャリアへの意識を持ってもらい、さらに環境への意識を高めてもらう教育プログラムで、2014年に始まって今年で4回目の開催になる。

 

 今回、特別授業を受けるのは日野南中学校の全校生徒。総勢500名近くとなるため、2つのグループに分かれて、体育館での特別授業と、校舎前の広場でのSUPER GTマシンを使った体験授業という2つのプログラムを入れ替わりで受けることとなった。

 

   

 

 特別講師として中学生たちの前に登場したのは、子供たちの憧れの職業のひとつプロスポーツ選手、レーシングドライバーである高星明誠選手(No.3 B-MAX NDDP GT-R)と小林崇志選手(No.8 ARTA NSX-GT)。そして、クルマやレーシングカーを研究・開発するハイレベルな技術を身につけたレーシングエンジニアであるNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(NISMO)を担当する中島健エンジニアと、本田技術研究所(HRD Sakura)で様々なレーシングカーを手掛けてきた往西友宏エンジニアの4人。
 GTマシンは、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(2013年仕様)とNo.55 ARTA CR-Z GT(2015年仕様)の2台が、校舎前の広場に持ち込まれた。

 

   

 

 体育館で行われた特別授業では、フリーアナウンサーの半田あいさんが司会を務める。SUPER GTを知ってもらうためのプロモーションビデオが上映された後、松岡秀彦副校長先生のあいさつで特別授業がスタート。まずは、横浜市水道局の事業推進部公民連携推進課の堀越彩織さんから、SUPER GTが協賛するW-eco・p(ウィコップ)の説明が行われ、環境を守ることや水資源の大切さが語られた。
 その後、夢の職業を叶えたドライバーとエンジニアが登場。特別講師がそれぞれにドライバー、あるいはエンジニアを目指した経緯や、そこでプロフェッショナルとして仕事を担うまでの努力や苦労などを語った。特別講師陣の職業観や体験談が響いたのか、生徒たちの多くは熱心に聞き入っていた。

 

   

 

   

 

 

 広場での体験授業では、エンジン始動にタイヤ交換、そしてコクピット乗車と、3つの体験プログラムが用意された。こちらの司会は、テニス選手の松岡修造さんのモノマネでも知られ、SUPER GT公式応援団長を務めている“こにわ”さんが担当し、生徒たちを盛り上げていた。

 

   

 

   

 

 エンジン始動に関しては、グループ別にV6ツインターボのARTA CR-Z GTと、MOTUL AUTECH GT-Rの自然吸気のV8となった。当然エキゾーストの音量や音色も違うのだが、それに気づいた生徒もいてスタッフも感心することしきりだった。
 ARTA CR-Z GTのエンジン始動では、当初随行したチームスタッフが行う予定だったが、こにわさんが「気合を入れて行けよ!!」と、以前このマシンをドライブしていた小林選手を指名し、コクピットに乗り込んで始動する。こうなると、MOTUL AUTECH GT-Rのコクピットには高星選手が乗り込むことに。
 また校庭プログラムでは、中島エンジニアもタイヤ交換の実演に参加。元々はメカニックの仕事をしていた中島エンジニアは、難なくタイヤ交換をこなして見せた。

 

   

 

   

 

 最後は、各グループそれぞれに記念撮影をして、日野南中学校での特別授業を終えた。

 

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