SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエション(GTA)は、各大会で取材記者の質問に答える定例記者会見を実施している。7月23日、第4戦の決勝レース前にも開催地のスポーツランドSUGOで坂東正明GTA代表が、日本モータースポーツ記者会(JMS)の代表質問やその他の取材記者の質問に回答した。
■第3戦でHonda NSX-GTのミッドシップレイアウトに対するウェイトハンディが15㎏軽減されましたが、第3戦のレースを見てどのような印象をもたれましたか、教えてください。また、他の車両を使用するメーカー、チームからの反応をお聞きでしたら、教えてください。
坂東代表「目指していた性能の均衡化が、図られたと考えている。これに関して、他の自動車メーカーからも、これに関する否定的な意見は聞いていない。NSX-GTがしかるべき成績を挙げていることに関しては、ウェイトハンディの軽減だけでなく、Hondaの研究所の努力の結果だと考えている」
■GT500クラスとGT300クラスの性能差が縮まってきていますが、この点についてはどのようにお考えですか?
坂東代表「GT500クラスとGT300クラスの差については、特に詰まったという認識はない。確かにタイム的にはGT500クラスが前年から変わらず、GT300クラスは速くなっているが、今年からダウンフォースを抑えているため、コーナリングスピードは下がり、ストレートスピードは上がっているので、そのように感じられるのかもしれない。ダウンフォースの削減は安全性を考慮しての対応なので、その目的に対してうまくいっていると認識している」
■鈴鹿1000㎞レースが今年で最後の開催となり、タイ大会についても契約は今年までだったと思いますが、来シーズンのカレンダーについて、現状お聞かせいただける範囲で教えてください。
坂東代表「来シーズンのカレンダーについては、開催サーキットとの調整を終えて、JAFに申請を済ませている。JAFのモータースポーツ審議会が行われ、そこで承認されれば発表する予定なので、もう少しお待ちいただきたい。
鈴鹿1000kmだが、SUPER GTとしての開催は今年で終了となり、来季の鈴鹿戦は300kmレースで行う。ただ、レースのバラエティは欲しいので、8月の富士を長距離にしたい。
タイ大会については、先日訪問して交渉し、来年も開催することで現地主催者とも合意している。開催時期に関しては、ブリーラムのサーキットがMotoGP(2輪世界グランプリ)の開催を検討中で、タイ政府機関とブリーラムの自治体も関わるビッグイベントなので、我々もそれを尊重して、今年とは開催時期を変更することになる」
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |