No.55 ARTA BMW M6 GT3/土屋圭市エグゼクティブアドバイザー
しばらくお休みを頂きました今季のSUPERGT.net連載企画「SUPER GT監督一問一答」の再開です。
この連載では、SUPER GTに参戦する45チーム(台)もの魅力あるチームを、監督や代表者が自ら紹介します。
その言葉で、そのチームの雰囲気や様子など、個性が見えてくるのではないでしょうか?
さらにチーム名やゼッケンの由来、ドライバーについてなど、チームの秘密をずばり聞いちゃいます!
第19回は、チーム創設20周年を迎え、先日の第5戦富士においてGT500とGT300両クラスで見事ダブル・ポール・トゥ・ウインを飾ったAUTOBACS RACING TEAM AGURIの土屋圭市エグゼクティブアドバイザーです。
それでは、あなたのチームのこと、教えてください!
ゼッケン:55。
マシン:ARTA BMW M6 GT3(エーアールティエー・ビーエムダブリュ・エムシックス・ジーティースリー)。
チーム名:AUTOBACS RACING TEAM AGURI(オートバックス・レーシングチーム・アグリ)。
ARTAエグゼクティブアドバイザーの土屋圭市(つちや・けいいち)です。
オレンジ!
オレンジには失敗しても諦めない、という意味があると聞いた事があります。
諦めずに挑戦していきたいですね。
世界に通用する日本人ドライバーの育成、というプロジェクトにオートバックスさんが賛同してくれたので、
「Autobacs Racing Team Aguri」の頭文字を取って、ARTA Projectという名前になりました。
レースに参戦する時のチーム名には“Project”は付けません。
チーム設立は1997年の秋で、活動は1998年からです。
SUPER GTが始まったのが2005年なので、SUPER GTで言うなら車両はARTA NSXで、ドライバーは伊藤大輔選手とラルフ・ファーマン選手でした。
JGTC(全日本GT選手権)で言えば車両名に「ARTA」が付いたのは1999年で車両はスカイライン。チームはニスモさんでドライバーは鈴木亜久里とミハエル・クルム選手でした。
ARTAとしての参戦は2000年で車両はNSX、ドライバーは鈴木亜久里と私でした。
ARTA Projectの目的は世界に通用する日本人ドライバーの育成ですが、日本で最もコンペティティブで、世界的に見ても最先端の技術で争われているSUPER GTへの参戦はプロフェッショナルドライバーを育成するうえでも有効な場所と考えています。
ここにいるチームやドライバーは既にプロフェッショナルですが、レベルの高い選手やチームとの戦いで更にレベルアップが出来るので、ここでもっともっと上を目指し、勝っていきたいです。
また、我々は自動車に関わる産業やスポーツがもっと注目されたいと願っています。ここで培われた技術が市販車に反映される事と、このスポーツが多くの人たちに愛される存在になれるように頑張っていきたいです。
○第1ドライバー:高木真一 選手
ベテランの味を更に出し続けています。
車のセットや戦略の方向性を正しい方へ導いてくれます。速さも全く衰えていません。
○第2ドライバー:ショーン・ウォーキンショー 選手
初めて日本で走るのにコースの習熟が早く、ミスが少ないドライバーです。
また新品タイヤの速さは目を見張るものがあります。
No.55 ARTA BMW M6 GT3
鈴木亜久里(監督)のラッキーナンバー。過去にチャンピオンを獲った事がある数字です。
もちろんオレンジ。
タイトルスポンサーである「AUTOBACS」の企業カラーですからオレンジをメインで使っています。
ピットインさせません。
数周でレースが終わるというシチュエーションで、タイムが落ちてなくて表彰台圏内ならばなおさらピットインさせません。
車を壊さない。
今年はARTAが活動を開始してから20周年になります。
ここまで来られたのも皆さまの応援のおかげだと思っています。
今年はその20周年に華を添えられるように頑張ります。
以上、No.55 ARTA BMW M6 GT3の土屋圭市エグゼクティブアドバイザーでした。
次回の『我々のチームを紹介しましょう! SUPER GT監督一問一答』は …
GT500クラスのNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rの近藤真彦監督です。
お楽しみに!
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