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2017.08.11
第7戦タイ大会の記者発表会が大勢の地元記者を集めバンコクで開催される

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  8月10日午後、2017 AUTOBACS SUPER GT Rd.7「Chang SUPER GT RACE」(10月7、8日)の開催に関する共同記者会見が、タイの首都バンコクにあるPullman Bangkok King Power で開催された。
 SUPER GTのタイ大会は、2014年にシリーズ公式戦として初開催され、今年で4回目の開催となる。開催サーキットは、2014年の初開催から使用されるタイ東北部のブリーラム県にある「チャン・インターナショナル・サーキット」(CIC)だ。

 

 

 記者会見には、開催サーキットであるCICのプレジデントであるネウィン・チドチョブ氏と、SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表に加え、RAAT(タイ自動車連盟)プレジデントのソンポーン・スーブターウィンクン氏、サーキットのタイトルスポンサーであるチャン・インターナショナルのスラポーン・ウッティントゥ渉外部本部長らが参加。また今回の記者会見では、9月2、3日にCICで開催されるTCRインターナショナルシリーズ(※)の発表も併せて行われたため、同シリーズのコミュニケーションディレクター、ファビオ・ラヴァイオリ氏も出席した。

  (※)「ツーリングカーレースのGT3車両」という位置付けのTCR車両を使用し、2015年から始まった国際シリーズ。

     タイではTCR車両による国内シリーズが行われており、GTによるスーパーシリーズと並んで、国内最高峰の4輪レースとして人気を呼んでいる。

 

 会見では、坂東正明GTA代表をはじめ、CICのネウィン・チドチョブ氏らがあいさつし、地元記者らと質疑応答を行った。会場には平日にもかかわらず、タイのテレビ局15社をはじめ、新聞、WEB、雑誌など70媒体、約120名のメディア関係者が出席。会見終了後も登壇者、関係者へのインタビューがあちらこちらで行われるなど、この大会に対する関心の高さがうかがえた。

 

右から、GTA坂東代表、Chang・スラポーン・ウッティントゥ氏、 CIC・ネウィン・チドチョブ氏、BRIC・Kanoksakdi Bhinsaeng氏

(※フォトセッションのみ参加)、RAAT・ソンポーン・スーブターウィンクン氏、TCR・ファビオ・ラヴァイオリ氏

 

 

 冒頭のあいさつで、ネウィンCICプレジデントは「TCR、SUPER GT共にFIAのインターナショナルシリーズであり、SUPER GTとはサーキットのこけら落としとして、共に歩んできました。SUPER GTには過去3年間、タイのチームがワイルドカードとして参戦していましたが、今年はPANTHER TEAMがシリーズで参戦しており、この事がタイのチームの発展につながると信じています。SUPER GTはCICが開催した初めてのレースですので、このシリーズに参戦しているチームをタイのファンの皆さんには応援してもらいたいと思っています。SUPER GTはアジアのレースですが、ドライバーは世界的にも有名なドライバーが多く、世界的なレースと同じだと思っています」とSUPER GTとCICの親密さを語った。
 さらに「今年からタイスポーツ局(SAT)が支援してくれる事になります。政府機関として、SAT及び観光局が関わってきたという事はタイのモータースポーツが発展している事を示していますし、今までの私たちの努力は無駄ではなかったと信じています」と語った。

 

 

 

 その後、メディアを交えたディナートークとして坂東GTA代表、SATのTanukiatディレクター、RAATのソンポーン氏、TRDタイランドのスティポン・サミチャート代表、CICのマネージング ダイレクターのタナイシリ・チャンビタヤロン氏らが「タイのモータースポーツの将来」をテーマに壇上で語り合い、記者や関係者らは興味深く聞き入っていた。

 

 


 坂東GTA代表はディナートークで「タイは自動車産業国として日系企業があり、車の生産もしており、アフターマーケットの環境が揃っているので、チャン・インターナショナル・サーキットが出来た事で、モータースポーツに興味を持ってくれている人が増え、またタイ国内のモータースポーツの振興・発展、更には経済効果にもつながっていると信じています」と語った。

 さらに「今年でSUPER GT開催4年目を迎えますが、ブリ―ラムが年々発展している様子を、私たちは目の当たりにしています。ここにサーキットができたことによって、外国からの来訪者も増えていることは明らかでしょうし、地域の活性化も結びついていることがわかります。私たちもSUPER GT開催を通して、この地域の発展により貢献できれば、とてもうれしく思います」と、SUPER GTの開催がタイとブリーラムに貢献していることを喜んだ。

 

 また、CICのタナイシリ・チャンビタヤロン マネージング・ダイレクターはタイでのSUPER GTに関して「シリーズ立ち上げを坂東さんに相談しています。すぐには出来ないと思いますが、タイのシリーズを立ち上げ、成功させるべく計画を立てています」と新たな試みへのチャンレンジも明らかにした。

 

 開催まで約2ヶ月となった第7戦タイ大会だが、タイ国内での期待をうかがわせる発表会となった。 

 

 

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