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2017.08.26
SUPER GT開催サーキットで地域詳細天気予報「サーキットライブウェザー」がスタート

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 SUPER GT第6戦鈴鹿1000kmの予選日、8月26日、鈴鹿サーキットでサーキット専用気象情報データ配信サービス『サーキットライブウェザー』を開始する発表会が行われた。
 この気象情報のサービスは、小型のIoTおよびクラウド対応の気象計をサーキット内と周辺に複数配置し、観測データをリアルタイムに配信するもの。サービスには、iOS版、Android版(スマートフォン向け)とプロフェッショナルPC版が用意され、一般のファンはもちろん、より詳細な気象データをチームや関係者に提供するという。この第6戦鈴鹿からテスト運用を開始し、2018年シーズンより本格的なサービスを行うという。

 

右からモビリティランド・井戸川靖取締役、GTA・坂東代表、千代田組・栗田社長、鈴鹿市・亀井秀樹副市長、シンクマーク・大橋社長

 

 サービス提供を行う株式会社千代田組の栗田栄次代表取締役社長はあいさつで「千代田組は今年で創業108年を迎えるプラントとシステムの総合商社です。この歴史にあぐらをかかずに新規事業に取り組んでおりますが、そのひとつがサーキット専用気象情報データ配信サービス『サーキットライブウェザー』です。株式会社GTアソシエイション様をコミュニケーションパートナーとし、シンクマーク株式会社様のプロデュースの下、小型気象計を設置させていただきました。株式会社モビリティランド様をはじめとしたサーキット運営会社様、そして鈴鹿市様をはじめとした周辺自治体様のご協力を得て実現した、サーキットに特化した気象情報をリアルタイムに配信する、今までにないサービスです」と、このサービスを説明した。

 

 

 現在、小型気象計が設置されているサーキットは、鈴鹿サーキットをはじめ、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎ、富士スピードウェイ、岡山国際サーキット、オートポリスの国内6つのSUPER GT開催サーキット。サービス開始にあたり、富士スピードウェイ周辺23箇所、鈴鹿サーキット周辺15箇所、対象サーキット内に1箇所ずつ気象計を設置し、気象情報を提供する。その他、サーキット周辺への設置、及び路面温度の提供等も進めていく予定だ。
 また、このサービスのプロデュースを行うシンクマーク株式会社は、かつてSUPER GTのグッドスマイルレーシングで監督だった大橋逸夫氏が代表取締役を務めるだけに、レース関係者やファンにとって期待できるものとなりそうだ。

 

 

 

 コミュニケーションパートナーであるGTA坂東代表は、このサービスの有用性について「サーキットライブウェザーは、レースにおいて正確でリアルタイムの気象情報を必要とするチーム、タイヤメーカー、自動車メーカー関係者にとって非常に有効なシステムですが、サーキットにお越しのファンの皆様もスマートフォンを通してサービスを受けることができるため、観戦のための情報としてとても有益であると考えております。
 また、このサービスはサーキットだけでなく、その地元自治体とも組んで地域住民の防災などにも活用されます。GTアソシエイションは官民一体となった交通安全啓発活動等、SUPER GTを通して様々な社会貢献活動を展開していますが、このサーキットライブウェザーは、高密度の気象計をサーキットとその周辺の自治体等に設置するため、サーキット周辺地域の防災情報の発信をはじめ、ゲリラ豪雨等への警報の発信などに活用することが可能となり、地域貢献につながるものと、私たちは大いに期待しております」と語った。

 

 サーキットライブウエザーに関する情報は、サーキットライブウエザー公式ウェブサイト(http://www.clweather.com/)にて確認して欲しい。

 

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