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Race Report
2017.08.27
Rd.6 決勝:優勝記者会見

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第6戦 鈴鹿サーキット : 優勝記者会見

GT500 Class

No.64 Epson Modulo NSX-GT

 

「今はもう、嬉しい!のひと言です」

ベルトラン・バゲット

日本に来てNAKAJIMA RACINGで4年間走ってきましたが、振り返ってみると辛いことばかりが思い出されます。SUPER GT(のGT500クラス)では僕たちだけがダンロップタイヤを使っていて、開発も僕たちが担当しているのですが、走行データなど他車と比べる機会がなくて苦労しました。でも中嶋(悟)総監督は、プレッシャーを掛けることなくずっとサポートを続けてくれ、チームもHondaのスタッフも皆、一生懸命やってくれ、感謝しています。
本当にまだ(優勝したことが)信じられないです。残りの2戦では次回のタイが楽しみです。これまでもダンロップタイヤが素晴らしいパフォーマンスを発揮してきた印象があるし、次回も期待できると思います。最終戦のもてぎは、ちょっと難しいかもしれませんが今日のような“まさか”の展開だってあるかもしれないので、(松浦)孝亮さんやチーム、ダンロップのスタッフと一緒にがんばります。

 

「まだまだ自分がレースでやっていける、と自信を持つことができました」

松浦 孝亮

まだ、実感が湧いてきません。いろんなことがこみ上げて来て…(涙声)。去年の10月に(昨年まで在籍していた)ARTAを離れることになりましたが、長い間お世話になった(鈴木)亜久里監督にちゃんと結果を出して恩返しすることもできなかった。またHondaさんにはインディシリーズまで参戦させていただいたのに、大した結果を出すことができなくて…。でも今回優勝できたことで、まだまだ自分がレースでやっていける、と自信を持つことができました。本当に、いろんな人に感謝しています。
今回のタイヤは富士と同じです。これまでダンロップタイヤはサーキットやコンディションによって速いタイムをマークできたり、とても厳しかったり、となかなか安定したパフォーマンスを発揮できないでいました。でも今回は予選で4位になり、かなり良い手応えを感じることができました。レースでももつと思っていましたが、ソフト目のものだったので序盤の暑い時には少し厳しくて、レース終盤、5時を過ぎた辺りからは見事なパフォーマンスを発揮してくれました。最後のスティントではなかなかフロントタイヤが温まらなくて、最後はREAL RACING(No.17 KEIHIN NSX-GT)に抜かれるんじゃないかとも心配しましたが、(1分)53秒台前半でコンスタントに走ることができ、後はギャップを気にしながらペースを見て走っていました。長年勝てなかったけど、こうして勝つことができました。これからもがんばります。

 

 

 

GT300 Class

No.65 LEON CVSTOS AMG

 

「気を緩めることなく、タイともてぎでもがんばります」

黒澤 治樹

(ランキングで)トップに立ったことは今知りました。でも、これで気を緩めることなく第7戦のタイと最終戦のもてぎでもがんばろうと思います。オーナーと一緒になってチームを立ち上げたのですが、苦労することも多かった。でもこうして優勝できると最高ですね。(蒲生)尚弥がどんどん速くなって信頼できるドライバーになってくれて、嬉しいです。チームのスタッフと支援してくれたすべての人たちに感謝しています。
スタート直後にピットインして実質的には4回ピット/5スティントという作戦は、SUGOが終わった辺りから考えていました。SUGOでは20秒以上もぶっちぎっていたのに勝てなかったので、どうすればいいか考えていて、そういうこと(変則的な作戦)もあるかな、と。ただ、これも優勝したから『良い作戦だった』と評価されますが、そうでなければ『何だ!』ってことになりますよね(苦笑)。だから結果OK、ということですね。最後となる鈴鹿1000kmで勝って大きなポイントを得て、ランキングでトップになったようですが勝ったからといって決して気を抜くことはしません。尚弥を一層速いドライバーにして、AMGとブリヂストンのパッケージをより強力にするような強いタイヤを開発し、絶対にチャンピオンを取りたいと思っています

 

「今日の決勝レースは自信がありました!」

蒲生 尚弥

今日は変則的な作戦で戦いましたが、最近はメルセデスAMG GT3とブリヂストンのパッケージがすごく良くて、今回も素晴らしいタイヤを用意してもらっていたので、決勝レースのペースには自信がありました。今は優勝できて嬉しいということよりも、やっと終わった、という感覚が強いです。
レースは変則的な作戦だったので、走っている時は常に単独で、見えない敵を相手にしている感じでしたが、終盤に来て25号車(VivaC 86 MC)が見えるようになってからは集中できました。勝つことはできましたが、これからも今まで通り。チームの皆や(黒澤)治樹さんと一緒になってクルマをもっともっと速くしていきたい。クルマに合わせるだけじゃなくウェイトハンディを積んでも行けるよう、がんばって行きます。

 

 

 

 

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