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2017.09.29
SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『タイ編』

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SUPER GT公式アナウンサーのピエール北川が開催コースをご紹介

「チャンでのレースはゴールまで、バトルがいっぱいで常に白熱しておもしろいですね」

第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット

 

コース紹介

 

 

 ボンジュール! 今回紹介するのは第7戦の舞台、「チャン・インターナショナル・サーキット」です。日本を離れて開催されるSUPER GTのタイラウンドも、今年で開催4年目となって、ファンの皆さんにもお馴染のサーキットだと思います。年々日本人ファンの来場も増えてきているような…。
 今年も私は場内放送の実況には赴きませんが、現地へお出かけ予定のファンの方は、タイの文化や味覚を旅行としてしっかり楽しみながら、日本では見ることのできない雰囲気のGTバトルをチャンで堪能してきてくださいねー!

 自分が以前訪問した経験から言わせていただくと、ここのコースはグランドスタンドから見るのが一番オススメ! 南国の強い陽射しから身体を守ってくれる大きな屋根があるスタンド席は、特に上段からですがコースがほぼ一望できます。高低差がほとんど無いコースレイアウトなので、応援対象の選手やクルマをずーっと追いかけて観戦できるのはありがたいですよね! さらにレースでは、車速がハイスピードな割にコース幅がけっこう広いサーキットなので、ついついブレーキングや立ち上がりの加速で、サイド・バイ・サイドで並ぶバトルを仕掛けるドライバーが大量発生します!(笑) ってことは、レースはスタートからゴールまで、バトルがいっぱいで常に白熱しておもしろいってことだね!
 しかも、最終戦のひとつ前に開催されるレースとなるため、開幕戦からエントリーしているチームはレギュレーションでウェイトハンディが半減され、これまで重さに苦しめられていたクルマ達も、生き生きと走ってくれるでしょう。つまりタイムを競う予選のアタック合戦も見逃せませんね! どぉです? 現地で観たくなって来ましたか?

 と言うわけで、まずはコースのデータです。

 

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チャン・インターナショナル・サーキット レーシングコース

コースデータ
コース全長 4,554m
コース幅 12〜18.5m
高低差 9.668m
コースレコード
GT500 1'24.307
関口雄飛/No.19 WedsSport ADVAN RC F 2016年 第7戦予選Q2(10月8日)
GT300 1'32.102
松井孝允/No.25 VivaC 86 MC 2016年 第7戦予選Q2(10月8日)
2016年 優勝
GT500 No.19 WedsSport ADVAN RC F 関口雄飛/国本雄資
GT300 No.25 VivaC 86 MC 土屋武士/松井孝允
2016年 ポールポジション
GT500 関口雄飛/No.19 WedsSport ADVAN RC F 1'24.307
GT300 松井孝允/No.25 VivaC 86 MC 1'32.102

 

 

タイ大会公式戦全3戦のデータ(2014年初開催)

優勝回数
最多勝ドライバー
(今季参戦ドライバーのみ)
GT500:複数回優勝なし
GT300:星野一樹(2勝)
GT500 メーカー別 レクサス:2勝(RC F:2勝)
日産:1勝(GT-R:1勝)
ホンダ:0勝
GT300 最多勝車種 日産GT-R(2勝)
ポールポジション回数
最多ポールポジションドライバー
(今季参戦ドライバーのみ)
GT500:複数回獲得者なし
GT300:複数回獲得者なし
GT500 メーカー別 レクサス:2回(RC F:2回)
日産:1回(GT-R:1回)
ホンダ:0回
GT300 最多ポールポジション車種 トヨタ86(MC)(2回)

 

 

 

観戦ポイント


ピエール北川のタイ戦・エア実況!

 

 

では、改めましてSUPER GT公式アナウンサー、ピエール北川です。
第7戦の舞台、チャン・インターナショナル・サーキットのコースレイアウトをご紹介するにあたり、「もしも」「ひょっとしたら」という空想で、予選Q2を“エア実況”によってご紹介してみたいと思います。先に言っておきますが、これは妄想、エアですからね! 選手やチームの皆さん、ご容赦を……。

 

編集部註:あくまでもピエールアナによる架空の“エア実況”ですので、予めご了承の上、お楽しみください!

 

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灼熱の太陽が照りつけるチャン・インターナショナル・サーキット。走行開始前に気温は34度、路面温度は50度と、まさに日本の真夏のレース以上に過酷な条件の下、予選Q2がいよいよ始まります!
マザーシャシーの強さが光るチャン・インターナショナル・サーキットで、GT300のNo.18 UPGARAGE BANDOH 86がQ1をトップで通過。Q2でもポールポジションを獲得できるか? それとも、チャンで3戦2勝のFIA GT3マシン、No.3 B-MAX NDDP GT-Rが来るのか!?

 

 

 

 

 

メインストレート&1コーナー
 

さあ、各車いよいよアタックが始まったー! まずは「メインストレート」から右へL字状に回る「1コーナー」へ。ここは次の「ロングストレート」のスピードに関わる重要なポイント! インをカットするつもりで攻めるっ!!

 

 
ロングストレート
 

チャンの「ロングストレート」は距離があるので、UPGARAGE BANDOH 86よりもB-MAX NDDP GT-Rが俄然速そうだ! んん〜、やはりGT-Rがタイムを稼いできた!

 

 
3コーナー(ヘアピン)
 

直線の最後にあるヘアピン状の「3コーナー」は、コース幅も広いので最高速からフルブレーキングし、ダイナミックに進入できます。UPGARAGE BANDOH 86は奥まで我慢して突っ込んでブレーキングからのターンインも良い! コーナリングスピードも高く維持できています。これはタイムを稼いだぞ!!

 
4コーナー
 

次に短く緩やかな上りの直線を抜けると左高速「4コーナー」を迎えます! ココは鈴鹿の130Rに近い高速コーナーで、しっかりダウンフォースを得て全開コーナリングできるか!?

 
5〜6コーナー
 

抜けたら直ぐにフルブレーキングから「5コーナー」「6コーナー」と、左に回りこむ複合カーブが待ち受けます。5コーナーへのブレーキングは、4コーナーからのGが抜けて直ぐ開始する感じ。ブレーキングのスタビリティが良いマザーシャシーがこの区間は安定して速い!

 
7コーナー
 

左の6コーナーを抜けると、S字状に右「7コーナー」を通過、さらに右「8コーナー」へ加速してアプローチ! 8コーナーまで加速が続くところは、B-MAX NDDP GT-RなどGT3マシンがパワーとトラクションが良く速そうだ。しかしその8コーナーは90度くらい回りこんでいるので、突っ込みすぎるとコースオフしそう。手前でしっかり速度をコントロールして、次の加速を狙っていく!

 
9〜10コーナー
 

「9コーナー」から「10コーナー」はS字となる区間。ここは緩やかなS字なので、アクセルを開けながら次の短い直線へ向けて加速! UPGARAGE BANDOH 86がB-MAX NDDP GT-Rよりもチョットいいか!?

 
12コーナー
 

短い直線をはさんで最後に迎える「12コーナー」はV字状の右コーナー。突っ込みすぎると、その後で4輪脱輪を招いてペナルティとなってしまうので、90mくらいからしっかりブレーキング! 左正面に巨大なグランドスタンドが見えたら、一気にアクセル全開!! さぁ、ポールポジションはUPGARAGE BANDOH 86がトップか!? それともB-MAX NDDP GT-Rか!?

 

 

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てな感じになるんでしょうか?
今回は現地に行けませんので、まさにエア実況でした〜(笑)。

 

 

 

 

サーキットアクセス

○所在地

 444 Moo15, I-Sarn, Muang, Buriram 31000, Thailand
 TEL.044 666 448

 

 

詳しくはチャン・インターナショナル・サーキットの公式ウェブサイト(タイ語・英語)をご覧ください。

 

 

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