SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイション(GTA)とDTM(ドイツツーリングカー選手権)を運営するITRは、先日発表したDTMの2017年シーズン最終戦・ホッケンハイムでSUPER GT車両のデモ走行を行うドライバーを発表した。
10月13~15日にドイツのホッケンハイムで開催されるDTM最終戦において、2台のGT500クラス車両がデモ走行を実施するが、レクサスLC500(No.093・2017年テスト車両)をドライブするのは2016年のGT500クラス ドライバーズチャンピオンであるヘイキ・コバライネン選手(LEXUS TEAM SARD)。そして日産GT-R(No.1 MOTUL AUTECH GT-R・2016年参戦車両)をドライブするのは4回のGT500クラス ドライバーズチャンピオンに輝く、ロニー・クインタレッリ選手(NISMO)だ。
二人は、10月13日(金)に練習走行、そして14日(土)と15日(日)にデモ走行を行い、ヨーロッパのモータースポーツファンの目の前でGT500車両のパフォーマンスを披露する予定となっている。
ヘイキ・コバライネン選手 【LEXUS TEAM SARD】
「SUPER GTの車両でDTM最終戦のホッケンハイムをデモランできるだなんて、とてもいい機会だと思います。SUPER GTがどういうものなのか紹介するにあたって、ヨーロッパのDTMファンの目の前で車両をお披露目するのはいいやり方でしょうね。デモランするのを本当に楽しみにしています。
F1から離れて日本でのレース活動を主にしてからというもの、ヨーロッパのサーキットを走るのは初めてになるんです。向こうにはたくさん友達もいるし、ファンもいるので、彼らの前で走れるのはうれしいことです。それも、SUPER GTのチャンピオンとしてですからね! ドイツではDTMのレースがすごく有名だから、そのレースイベントでSUPER GTのクルマを見て、彼らにもたっぷり喜んでもらえたらいいなと思います。
クルマとしてDTMとSUPER GTとでは、似て非なるところがあるのでその違いなども見てもらえるんじゃないでしょうか。とても興味深いイベントになればいいですよね。近い将来、DTMとSUPER GTでのコラボに向けていい機会になればいいと思います」
ロニー・クインタレッリ選手 【NISMO】
「今回の話を最初に聞いた時は僕自身がどうこうというよりも、まずはSUPER GTのマシンがDTMの現場でデモランできることを非常に嬉しく思いました。もちろん、私が日産の代表として昨年のマシンをドライブできることは非常に光栄ですし、NISMOのクルマがヨーロッパのサーキットを走るなんて夢のようですごく嬉しいです。
私をはじめヨーロッパ出身のドライバーたちで「SUPER GTは本当に素晴らしいんだよ」ってずっと言い続けてきたんですけど、なかなか理解してもらえずにいたんです。もちろん詳しい人もいますが、知らない人も多いので、SUPER GTの素晴らしさ……、それはレースだけでなく、日本の自動車メーカーが素晴らしいクルマを作れるんだということをデモランをとおしてヨーロッパの自動車メーカーに見せたいですね。
私の出身地であるイタリアでたまにイベントをやるんですが、その時に「ロニーが乗っているクルマがデモランしてくれたらいいな」とか「ロニーが乗っているクルマをナマで見たい」という声がすごく多いんですね。今回はそのイタリアではないんですが、同じヨーロッパのドイツでSUPER GTが走れるのは本当にすごいことだと思っています」
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