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Race Report
2017.11.11
Rd.8 予選:ポールポジション記者会見

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第8戦 ツインリンクもてぎ:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.23 MOTUL AUTECH GT-R

 

「明日は勝ちたい。そうすればチャンピオンはついてくる」

松田 次生

今年は、本当にチャンピオン争いに絡めるのか、開幕した頃はとても不安でした。本当に苦しい戦いが続いていて…。2基目のエンジンを投入した第4戦SUGOからは速く走れるようになったけれど、なかなか勝つことが出来ず。僕のキャリアの中でも、これほど勝てないのは2009年以来でした。でも苦しい中、チームは一生懸命速いクルマに仕立ててくれました。今日の(僕の)タイムも、去年のポールタイムに近いほどで(クルマのレギュレーションが変わったことを考えれば)驚いています。
「(早期投入で)2基目のエンジンのライフが心配じゃないか?」と聞かれることもありますが、僕たちには何もできないから(このエンジンを)信じるだけです。実はアタックラップの3コーナーのブレーキングでリアをロックさせてしまって…。で、もう一回アタックしたら2番手のタイムがマークできたので、その辺りの状況をロニー(クインタレッリ)に伝えたら、きっとポールを獲ってくれる。そう信じていましたが、予想以上の素晴らしいタイムで、正直言ってビックリしています。
今日の1ポイントを加えてトップとは7ポイント差ですが、これは最終戦で逆転してチャンピオンを手に入れた、一昨年と同じ状況です。だから7ポイントを逆転するイメージはありますが、それよりは優勝。僕たちは、GT-Rは今年まだ未勝利なので、明日(の決勝)は何よりも勝ちたいですね。勝てばチャンピオンもついてくるんじゃないか、そう思っています。

 

「チャンピオンよりもまずは優勝することを考えて走る」

ロニー・クインタレッリ

今日はとても良い一日になりました。ここに来るまでチームも僕たちドライバーも、どうやったらクルマが速くなるか、なるべくベストな状態でレースに臨みたいと思っていました。Q1で(松田)次生が予定より1周遅くアタックしたのでちょっと気になっていましたが、アタックした周のセクタータイムを見ていて(このクルマのポテンシャルを)確信しました。Q2の僕の走り次第でポールが獲れるってね。ただ、次生のアタックの時に3コーナーで起こったことが、僕のアタックの時には5コーナーで起こってしまいました。でも彼から状況を聞いていたので慌てることなく対処できました。
第4戦SUGOから2基目のエンジンになりましたが、パワーがどうのこうのよりもフィーリングが素晴らしい。とても強いエンジンでしかも安定していて。日産の(契約)ドライバーになって、これほど素晴らしいエンジンは初めてです(苦笑)。実は、自分の子供がカートデビューしたのですが、僕のヘルメットと同じカラーリングのヘルメットを被っていて、彼が頑張っているのだから(父親の)自分も頑張らなくちゃ、とパワーをもらいました。
(最終戦までに)ランキング3位まできましたが、今シーズンはここまで勝つことができていません。だから決勝では、チャンピオンよりも、まずは優勝することを考えて走ります。

 

 

 

GT300 Class

No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG

 

「ウチのチームの強みは、僕も片岡もQ1もQ2も走れること」

谷口 信輝

ポールを獲得できて素直に嬉しいですね。特に今回のような状況では(ポール獲得による)1ポイントが大きい。ライバルに1ポイントでも多く差をつけたいと思っていましたから。今日は僕がQ1を走って、片岡(達也)がQ2を走りましたが、特にどちらがQ1を走るとか決めてないんです。ただ、(Q1突破が)厳しいと感じた時には朝の公式練習でフレッシュタイヤを履いて走った方がQ1を担当し、(公式練習で)ユーズドしか履いていなかった方がQ2で頑張る、というのがいつもの作戦。まぁ今回は片岡がもてぎを得意なことは知っているので、僕が頑張ってQ1を突破したら、Q2でトップタイムをマークしてポールを獲ってくれる、そう信じていました。僕も片岡もどちらも、Q1でもQ2でも走れる。それがウチのチームの強みになっています。
実は昨日、ドライバーズ・ブリーフィングでここ(記者会見)に来て、SUPER GTのバックボードを見ながら「明日はポールを獲って、明後日は優勝して(チャンピオンになって)ここに帰ってきたい」と思っていました。まずは今日、ポールを獲って目標を一つクリアしたので、明日(の決勝)はもう一つの目標をクリアして、またここに帰ってきたいですね。

 

「ポールを獲得したことで、タイトル獲得の確率がアップしたよ」

片岡 龍也

僕自身(SUPER GT)初のポールポジションだし、タイトルを争うこのタイミングで(1ポイントを手に入れる)ポールを獲ることができて、本当に嬉しいです。Q1を走った谷口(信輝)選手が素晴らしいアタックでトップタイムをマークしていて、それが少しプレッシャーになりました。本当なら2〜3番手で終わっていたらもっと気楽に走れたと思います(苦笑)が、元々もてぎは得意で自信もあったので(プレッシャーが)特に問題にはならなかったですね。もてぎが得意な“もて岡”ですから(笑)。
Q2を走っていて、ARTA(No.55 ARTA BMW M6 GT3)のタイムを教えられた時には正直『マジか!』と思いましたが、谷口選手のQ1を見ていてクルマの状態が良いことは分かっていたので、ちゃんと走ればポールは獲れる、と確信していました。
明日の決勝での(チャンピオンが獲れる)確率ですか? チームによってタイヤの選択がまちまちだと思うので、フィフティ・フィフティだと思っていました。でもポールを獲得して1ポイントを稼いだことで(タイトル獲得の)確率がアップした。そう信じて明日のレースを戦いたいですね。

 

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