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Race Report
2017.11.12
Race Day Report : 第8戦 決勝日レポート Part3

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【キャッチアップ02】
ルーキー、この1年を振り返る

 

 

最終戦までチャンピオンの可能性を残しながら、惜しくもランキング3位に終わったNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3の中山雄一/坪井 翔組。今年SUPER GTにデビュー、ルーキーながら2勝に貢献した坪井選手にこの1年を振り返ってもらいました。

 

 

 

 

No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
坪井 翔


「このレースウイークは公式練習から苦しい戦いを強いられるような展開だったので、最後はタイヤ無交換で勝負にいきましたけど、スピードが伸びず苦しいレースになってしまいました。もうちょっとやれることはあったかもしれませんが、僕もチームも今できることは精一杯やったうえでの結果なので、そういう意味ではいいレースだったのかなと思います。
 今年SUPER GTにデビューし、ふたりでタッグを組むとか、距離の長いレースというのが初めてだったんですけど、いろいろ教わることができて自分の経験値も増えましたし、さらに2勝もできて良いシーズンになりました。
 今までは主にフォーミュラカーのワンメイクで同じクルマ、同じタイヤで戦ってきましたけど、SUPER GTではクルマも違う、タイヤも違うという状況のなかで、長い距離を混走で戦うという意味では今までのレースとは全然違う戦い方をしないと前にはいけないですし、ちょっとでも失敗するとすぐ埋もれてしまうのですごくシビアな世界だなと感じました。とことん攻め続けないといけないないんですよね。ただ、ふたりで走って勝った時の喜びというのは(スプリントレースとは)また違ったものがあったので、SUPER GTってすごい楽しいレースだなとも思いました。一方で、GT500との絡みとかタイヤのパフォーマンスが落ちてきた時の対処だったり、あとはライバルのクルマはどこが速くてどこが遅いのかを把握しながら抜かれたり抜いたりという作業をするのは非常に難しいですね。
 今年、惜しくもタイトルが獲れませんでしたが、僕の目標はGT500なので、上のクラスに行けるように今のうちにしっかりSUPER GTを勉強していきたいと思っています。そういう意味では今年1年の経験はかなり大きな収穫だったと思いますし、いい経験ができました。GT500へいく準備はできているのかなと思います」

 

 

 

 

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【キャッチアップ02】
6号車、意地の完走

 

 

逆転のタイトル獲得を目指し、予選2番手から決戦を迎えたNo. 6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)。ところが、パレードラップ後のフォーメーションラップ中のビクトリーコーナーで、スタートドライバーのカルダレッリと前を走るNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリがまさかの接触。ダメージを負った状態で戦う試練を与えられる。ガマンの走行を続けた結果、レース終盤、10位入賞のチャンスに近づいたが、S字走行中に右フロントライトとボンネットが吹き飛ぶハプニングに見舞われ、万事休す。13位でレースを終えた大嶋選手に話を訊いた。

 

 

 

 

・今の気持ちを聞かせてください。

「予選でしっかりがんばって、2番手のポジションを獲ることができました。決勝は僕らが選んだタイヤにも良さそうなコンディションだったし。非常に悔しいですよね。まぁでもまさかスタート前にあんなこと(フォーメーションラップで23号車との接触)が起こるとは思ってもみなかったし…。そのときは、すぐにでも帰りたい気分でした(苦笑)」


・どう気持ちを切り替えましたか?

「せっかくたくさんの人が応援に来てくれていたので、そんなわけにもいかないし(笑)。諦めるわけにもいかないので、気持ちを立て直してがんばりましたよ! 」


・終盤、右フロントライト、ボンネットが吹き飛ぶハプニングがありました。

「最初の接触の影響が徐々に出ました。ダウンフォースがきれいにかかっている間は、下側に押さえつけてくれていたんで問題なかったんですが、どうしても他車のタービュランスなどを受けると、だんだん浮いてきて…。もう抜くときや他のクルマが近づくと浮き上がるような状態でした。マズいかなぁと思いつつ走っていたんですが、GT300でもGT500でも、つねに抜いていくときは、その方向などを色々と考えて走っていたんです。(パーツが飛んだのは)残り2〜3周だったじゃないですか。あのときは前を走る64号車を抜けば、(10位入賞で)1ポイント獲れることがわかっていたので、なんとか抜きたかったんです。後ろで待っていてもどうにもならないし、何も変わらないし。どうしても抜かなきゃいけなかったんです。で、近づいたら飛んでいっちゃいました。仕方ないですね」


・優勝、チャピオンを目指して戦ってきただけに、「来年こそ!」という思いは?

「さすがにすぐにはね…。でもしょうがないことですし。この悔しさを忘れないように、なんとか来年に向けてまた挑みたいですね。まずはがんばって気持ちを切り替えないとね(笑)」

 

 

 

 

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今シーズン最後のイベント「グランドフィナーレ」

 

 

 

 

 

 

 

全ドライバーが特設のグランフドフィナーレお立ち台に整列。2017 AUTOBACS SUPER GTのGT500クラス、GT300クラスのシリーズチャンピオン、そして株式会社GTアソシエイション坂東正明代表がセンターに並んで、グランドフィナーレが開催されました。

 

 

 

 

この式典内では、今シーズン最も顕著な活躍を見せたメカニックに贈られるZFアワード・オブ・ザ・イヤーの贈呈も行なわれました。授賞したのは、No.4 グッドスマイル 初音ミク AMGを走らせる「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」。プレゼンターは、ZFフリードリヒスハーフェンのモリッツ・ノーディング モータースポーツ担当本部長でした。

 

 

 

 

シリーズチャンピオン予想当てクイズの当選者くじ引きが行われました。こちらは、クイズに当たった方の抽選ボックスからチャンピオンの4名のドライバーが1枚ずつ当選券をピックアップ。合計4名様に2017年シリーズチャンピオンドライバーのサイン入りのチェッカーフラッグが当たりました。

 

 

 

 

そして最後は、ドライバー全員からファンの皆様への感謝の気持ちを込めてプレゼント。このお立ち台の前に集まったファンのみなさんへ、ドライバーがプレゼントを投げていきます。そして最後は、ドライバーがファンの皆さんとハイタッチをしながら退場して終了となりました。

 

 

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