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Race Report
2017.11.12
Rd.8 決勝:優勝記者会見

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第8戦 ツインリンクもてぎ : 優勝記者会見

GT500 Class

No.23 MOTUL AUTECH GT-R

 

「来年こそタイトルを獲り返したい」

松田 次生

昨日の予選ではポールポジションで1ポイントを獲り、今日も優勝することができました。本当はチャンピオンを目指してもてぎに来ましたが、37号車が2位に入ったために2ポイントが足らず、シリーズ2位に終わってしまいました。開幕戦ではレクサス勢が1〜6位を独占し、タイム差も1秒以上あったのを、何とか巻き返そうと、チームが一丸となって頑張ってきました。僕もロニー(クインタレッリ)さんと一緒に自らを高め合おうと意識してきました。今のレギュレーションでは、シーズンに入ったらクルマを大きく進化させることは難しいのですが、クルマだけでなくタイヤとの合わせ込みが進んで、その集大成として(最終戦で)1勝できたのだと思います。
シーズンを振り返ってみると、鈴鹿でのペナルティや、タイで大きなポイントを獲れなかったことなど、僕たちに足りなかったものがいろいろ浮かんできますが、何よりもシーズン序盤の開発の遅れが大きく響いていたと思います。でも、そこからチームが巻き返しできるようがんばって来たことが、今日の勝利に結びついていると思います。チャンピオンは獲れませんでしたが、間違いなくポテンシャルはアップして良いレベルに来ているので、この流れを継続し、来年こそタイトルを獲り返したいと思います。

 

「スタート前の接触で『今日のレースは終わった』と思いました」

ロニー・クインタレッリ

フォーメーションラップで後続のクルマと接触し、スピンするんじゃないかというくらい大きな衝撃があって『ああこれで今日のレースは終わったな』と思いました。でも2〜3周の間、ミラーで確認していましたが、タイヤもパンクしていないし、変な振動もなかったです。クルマのバランスも悪くなく、ちゃんと走れたので、とてもラッキーでした。
(GT-Rについては)シーズン序盤のパフォーマンスから考えれば、よくここまで巻き返せたな、と思います。これにはSUPER GTならではのレギュレーション(ウェイトハンディ)があって、これがなければシーズン中盤にもっともっとレクサス勢がポイントを伸ばしていたと思えられます。でもウェイトハンディもあってレクサス勢も苦労していたし、その間に2基目のエンジンで盛り返すことができました。だから全車がノーウェイトとなった今回、このように優勝できたことで、僕たちがちゃんと巻き返せていたことが証明されたと思います。
(チャンピオンを獲れず)悔しい気持ちもありますが、まずは優勝して気持ちよくシーズンを終えることができました。今シーズンに見つかった課題はシーズンオフに克服して、来シーズンに向けて開発を進め、開幕からダッシュしてチャンピオンを目指したいですね。

 

 

 

GT300 Class

No.65 LEON CVSTOS AMG

 

「最後に優勝でき、来シーズンに繋がるレースになった」

黒澤 治樹

シーズンを通じてメルセデス・ベンツとAMG、ブリヂストンさんにお世話になり、良いクルマ、良いタイヤを用意してもらいました。今日の作戦(タイヤ2本交換)は、ブリヂストンさんと相談しながら『それもあるな』ということでレース前から決めていました。(今季から)タイヤをブリヂストンに変更して、新しいパッケージでシーズンに臨んだのですが、(蒲生)尚弥も良いドライバーに成長してくれたし、ドライバーもチームもミスなく戦ってきて、最後にまた優勝することができ、シリーズでも2位につけることができました。本当に来シーズンに繋がるレースになりました。
今シーズンを振り返れば、アレがなかったら、とかアレをこうしていれば、とか言ったらきりがないです。でもイギリスでレースしていた時に『This is the Race!』と言われたことがあって、この言葉を心に刻んでレースを戦うようになりました。すべて受け入れて、自分たちに足りないところがあったのだ、と。今年は(タイヤが替わって)クルマとの合わせ込みなど手探り状態もありましたが、来シーズンはブリヂストンタイヤで2年目になります。尚弥もさらに良いドライバーに成長し、その刺激を受けて僕もまだまだ成長していける気がします。だから来年は、もっと手強くなって帰ってきます。

 

「この1年、すごく成長できた。来年はもっともっと成長したい」

蒲生 尚弥

今日のレースは、自分なりに良いレースができたと思っています。レースの終盤で25号車と55号車を抜いたのですが、25号車は何かトラブルでも出たのかペースが落ちてきて意外にあっさりと抜くことができました。55号車も抜いた時は、かなりタイヤが厳しそうで、最終コーナーで膨らんだので一気にインを差して並び、何とかパスすることができました。1年を振り返ってみると、いろいろ成長できた部分があるし、その集大成が今回の優勝に繋がったと思います。
シーズンを振り返ってみると、嫌なことはいくつもありましたが、それ以上に良いことも多かったように思います。僕自身もすごく成長できたと思っていますし、来年はもっともっと成長したいですね。結果的に今シーズンは、いくつか取りこぼしもあってシリーズでは2位になってしまいましたが、クルマとタイヤはベストなパッケージだったと思います。

 

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