No.37 KeePer TOM'S LC500
「さらに上のレベルで戦うためにも自分自身の速さに磨きをかけたい」
平川 亮
チャンピオンを獲ったら『大はしゃぎするかな』と思っていましたが、チェッカーを受けた瞬間にホッとして、今は正直言って言葉が上手く出てこない状況です。ニック(キャシディ)も良い仕事をしたと思うし何よりもレクサスLC500は強いクルマでしたね。それにブリヂストンタイヤは、難しいコンディションでも良いパフォーマンスを見せてくれました。もちろんチームも。
シーズンを振り返ってみると、タイのレース、それも予選でポールポジションを獲れたことが大きなポイントになりました。そして今回、23号車にポールポジションを獲られてNISMOに流れが行きそうになりましたが、それをチームが一丸となってノーミスで良い仕事をして、流れが向こうに行くのを防いでくれました。本当に、チームが頑張ってきた結果のチャンピオンなので、皆に感謝したいです。
チャンピオンを獲ったことで満足するのではなく、これを一つの通過点と捉えて、さらに上のレベルで戦うためにも自分自身の速さに磨きをかけたいと思います。
「この一年、チームの信頼を裏切らないよう頑張ってきました」
ニック・キャシディ
平川(亮)さんが言ったようにホッとした、そのひと言に尽きます。僕はGT500で2シーズン目ですが、チームはそんなルーキーの僕を信頼してくれました。だからその信頼を裏切らないようがんばってきました。1年を通じて抑えるところは抑えて、攻めるところは攻める。今日はコンサバな展開になりましたが良いレースができました。
SUGOや鈴鹿で良い結果を残して、NISMOの23号車に次いでランキング2位でタイに行きましたが、そこで2勝目を挙げてNISMOを逆転してランキングトップに立つことができました。良い結果を残すと、必然的にウェイトをより多く積むことになって、クルマはどんどん重くなっていくのですが、その重い状態のタイで勝つことができ、僕たちの速さが証明されたと思います。
SUPER GTに挑戦するようになってまだ2シーズン目ですが、去年デビューした時からタフなチャンピオンシップだということは分かっていました。そのタフなチャンピオンシップで2シーズン目にチャンピオンを獲れたことは僕にとってはとても嬉しくて意味のあることだと思います。これで満足することなく、どんどんがんばっていきたいです。
No.37 LEXUS TEAM KeePer TOM'S
「獲れそうで獲れないシーズンが続いていたのでメチャクチャ嬉しい」
関谷 正徳 監督
(TOM'Sでタイトルを獲るのは2009年以来)8年ぶりで、もうメチャクチャ嬉しいですね。獲れそうで獲れないシーズンが続いていましたから。それに(36号車との)2台体制になってから、37号車としては初のタイトル。それも若い2人が獲ってくれたのも嬉しいですよ。2016年シーズンは取りこぼしもあったけど、今年はすべてのレースでちゃんとポイントを獲ることができた。大きな成長だと思います。
もちろんドライバーだけでなくチームとしてもね。シリーズを振り返ってみても、やはりタイでの2勝目がタイトルに繋がる大きな勝利になりました。それと(開幕戦の)岡山で勝つとタイトルが獲れないというジンクスを打ち破れたことも嬉しい。本当は『あわよくば(最終戦で優勝して)3勝を挙げて』とも思っていましたが、それはできなくてちょっと悔しい想いはありますが、本当に若い2人でチャンピオンを獲ってくれて嬉しいです。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |