2017.11.24

2017年チャンピオンらがJAFモータースポーツ表彰式でトロフィーを授与される

　11月24日、日本のモータースポーツを統括する日本自動車連盟（JAF）による「2017年JAFモータースポーツ表彰式」が、都内のホテルで行われ、SUPER GTをはじめ、国内のレースやラリー、ジムカーナやダートトライアル、レーシングカートなど各選手権の上位入賞者が表彰された。
　また、今年はJAFの活動やモータースポーツの発展に特に貢献の著しい人物から選ばれる「JAFモータースポーツ名誉委員」にTEAM KUNIMITSU総監督を務める高橋国光氏が選ばれ、八代隆義JAF会長から表彰された。

 

 

　SUPER GTでの表彰ではGT500クラス、GT300クラスのチャンピオンを含む、ドライバーズランキングの上位3組、加えてチームチャンピオンとしてチーム代表者が登壇。ドライバーズチャンピオンには勝利のVとステアリングをかたどったJAFチャンピオン杯が、2、3位の選手には楯が贈られた。
　JAFの各選手権の表彰を前にはFIA-F4選手権の表彰が行われ、ドライバーズチャンピオンの連覇を果たした宮田莉朋（No.1 FTRSスカラシップ F4）はじめ、ランキング上位6名が表彰された。

 

 

 

 

【JAF表彰式】

 

◎GT500クラス　チャンピオン
   チームチャンピオン　No.37 LEXUS TEAM KeePer TOM'S（関谷正徳監督）
   ドライバーズチャンピオン　平川 亮／ニック・キャシディ（No.37 KeePer TOM'S LC500）

 

 

◎GT500クラス　シリーズ1〜3位

   チームチャンピオン No.37 LEXUS TEAM KeePer TOM'S（関谷正徳監督）

   1位：平川 亮／ニック・キャシディ（No.37 KeePer TOM'S LC500）
   2位：松田次生／ロニー・クインタレッリ（No.23 MOTUL AUTECH GT-R）
   3位：大嶋和也／アンドレア・カルダレッリ（No.6 WAKO'S 4CR LC500）
   　　　※カルダレッリは欠席のため代理

 

 

◎GT300クラス　チャンピオン
   チームチャンピオン　No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO （片山右京監督）
   ドライバーズチャンピオン　谷口信輝／片岡龍也（No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG）

 

 

◎GT300クラス　ドライバーズランキング1～3位＆チームチャンピオン

   チームチャンピオン No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO （片山右京監督）
   1位：谷口信輝／片岡龍也（No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG）
   2位：黒澤治樹／蒲生尚弥（No.65 LEON CVSTOS AMG）
   3位：中山雄一／坪井 翔（No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3）

 

 

◎FIA-F4選手権　シリーズ1〜6位

 

   チームチャンピオン Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
   1位：宮田莉朋（No.1 FTRSスカラシップ F4）
   2位：笹原右京（No.6 HFDP/SRS/コチラレーシング）
   3位：角田裕毅（No.8 SRS/コチラレーシング）
   4位：大湯都史樹（No.5 HFDP/SRS/コチラレーシング）
   5位：大滝拓也（No.7 SRS/コチラレーシング）
   6位：澤田真治（No.50 B-MAX RACING F110）

 

 

SUPER GT上位入賞者を含むレース部門表彰者の記念写真

 

 

 

　JAF表彰式の後には懇親パーティが開かれ、その席でGTアソシエイション（GTA）のシリーズ表彰も行われた。GT300クラス、GT500クラスのドライバーズ＆チームのチャンピオンには、GTAからシリーズチャンピオンの大杯が授与された。この時、司会のピエール北川アナウンサーが両クラスのチャンピオンにインタビューし、今季を振り返り、来季への意気込みを語っていた。

 

 

 

 

【GTA表彰】

 

GT500クラス　2017年チャンピオン
   平川 亮／ニック・キャシディ（No.37 KeePer TOM'S LC500）
   関谷正徳監督（No.37 LEXUS TEAM KeePer TOM'S）

 

 

平川 亮
　（タイトルが獲れて）本当にうれしく思っています。（開幕戦で勝つとタイトルが獲れないと言われていたが？）僕はそういうのを信じないタイプなので、それが上手く働いたのかと思います。僕は毎年、チームメイトが代わっていて、今年もニックになって一からのスタートでしたが、僕らは本当にミスなく、速くて問題ないコンビだったなと思います。まだまだレース人生はあると思うので、歴史に名を残せるような結果を出せればと思います。
 

ニック・キャシディ
　（タイトルが獲れたなんて）今でも信じられないような気持ちだし、とても最高の気分です。レクサスをはじめ、チームのみんなに感謝をしたいと思います。SUPER GTシリーズは素晴らしいものです。今後もまだまだタイトル獲得を目指してがんばります。（日本語で）ありがとうございます！
 

関谷正徳監督
　（TOM’Sのタイトルは）本当に久しぶりなので、うれしいです。今のGT500クラスは15台のどこがチャンピオンになってもおかしくないレベルなので、ミスの出来ないシリーズです。その中、（若い2人が）全戦でポイントを取ったのが非常に大きかったですね。（最終戦）もてぎはNISMOのGT-Rがとても速かったですね。もう我々のマージンはないと思います。それだけにこのシーズンオフを大事にして、ライバルに負けないよう、またこの場（表彰式）に戻ってこられるように、来年もがんばっていきたいと思います。

 

 

GT300クラス　2017年チャンピオン

   谷口信輝／片岡龍也（No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG）
   片山右京監督（代理）（No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO）
   　※片山監督は欠席のため代理

 

 

谷口信輝
　チャンピオンを獲得できて、本当にホッとしています。（最終戦はポールを獲って）端から見ると余裕に見えたかも知れませんが、実は土曜の朝に走った時点から黄色信号で、それをチーム一丸となってなんとか（リードを）守りきることができて、良かったです。2014年以来のチャンピオンが獲れまして、嬉しく思います。応援してくれたファン、スポンサーの皆様、チーム関係者のおかげで、この場（表彰式）に居られると思っています。来年もがんばりますので、引き続き応援していただきたいです。
 

片岡龍也
　最終戦の予選に関しては、ポールが獲れそうだという手応えがあり、どちらのドライバーが行ってもいいという中で、（僕に）任せてもらえました。それを自身初のポールという結果を出せて良かったです。これまでのタイトル争いに較べて、今年は周囲から「獲れるでしょ」という（楽な）空気が漂っていて、（必死な）自分たちの温度とのギャップに戸惑っていました。それだけに、獲れてホッとして、良かったなと思います。（これからも）まだまだこのコンビでチャンピオンの回数を増やしたいと思います。ライバルの皆さまも引き続きよろしくお願いします（笑）。

 

 

 

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