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2017.12.10
好天のTGRFにレクサス&トヨタファン4万2500人が来場!大いに盛り上がる

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 12月10日、富士スピードウェイで「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2017(TGRF)」が開催された。今シーズンはSUPER GTのGT500クラスを連覇し、GT300クラスでもRC F GT3が2勝するなど話題が多く、さらに好天に恵まれたこともあって、昨年を上回る4万2500人ものファンが来場。今年のTGRFは大きな盛り上がりを見せた。

 

 

“モータースポーツの迫力、楽しさ、魅力を存分に味わうことができる”と評判のTGRF。今年は、レーシングカーの走行プログラムが一層充実していた。“Pushing the limits”と題されレーシングコースで行われるデモレースやデモランに加えて、パドックでのスペシャルパフォーマンスエリアを特設。レーシングコースよりもっと近い、まさに目の前でレーシングカーが走行し、その迫力を体感できた。その中でも、最も人気の高いのはSUPER GTであろう。しかも今シーズンはNo.37 KeePer TOM'S LC500の平川亮/ニック・キャシディがドライバーズチャンピオンに輝き、チームタイトルも獲得。レクサスとしては2年連続でのダブルタイトルを獲得し、ファンと一緒に大いに盛り上がることとなった。
 GT500クラスはチャンピオンコンビの他にもランキング3位のNo.6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也。アンドレア・カルダレッリは都合により欠席)、同4位のNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)、5位のNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター。車両は不参加)をはじめ、No.1 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/平手晃平)、No.19 WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛/国本雄資。車両は不参加)が勢ぞろい。一方GT300クラスもランキング3位のNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)を筆頭にNo.30 TOYOTA PRIUS apr GT(永井宏明/佐々木孝太。車両は不参加)、No.31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/久保凜太郎)、No.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(飯田章/吉本大樹)のトヨタ/レクサス勢に加えて、スバルのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)も参加。合わせて8台のSUPER GTマシンが揃った。

 

 

ウェルカムセレモニー

 

 午前9時半、メインスタンド前のホームストレート上にドライバーや監督が勢ぞろい。挨拶に立ったトヨタの専務役員でもあるGAZOO Racing Companyの友山茂樹プレジデントの掛け声でスタンドに詰めかけたファンが一声にカウントダウン。“ゼロ”の声とともにスタンド前に整列したマシンが一斉にエンジン始動。賑やかな幕開けを演出することとなった。

 

 

 

 

 

ドライバー&監督トークショー

 

 メインスタンド裏のイベント広場に設けられたオフィシャルステージでは、GT500、GT300両クラスのドライバーや監督が登場してのトークショーが行われた。TOYOTA GAZOO RacingのMCでお馴染みの今井優杏さんに加え、TGRのアンバサダーも務めるNo.6 WAKO'S 4CR LC500の脇阪寿一監督も加わってトークは弾んだ。
 GT300クラスのトークショーでは永井/佐々木、嵯峨/久保、中山/坪井、飯田/吉本、井口/山内の5組10人が壇上に勢ぞろい。選手全員が○と×のボードをもち、MCからの質問に応えるスタイルでプログラムが進められていく。「今年が良いシーズンだったか」「相方(コンビを組んだドライバー)に言いたいことがあるか?」など興味深いテーマに各選手が答えていく。会場が納得するような名回答もあれば、苦笑が漏れる迷回答もあった。

 続いては、GT500クラスのドライバートークショーへ。こちらには平川/キャシディ、大嶋、立川、ロシター、コバライネン/平手、関口/国本の6組/9人が参加。GT300と同様にMCからの質問に応えるスタイルで進められた。

 

 
 

 

 午後に入るとSUPER GTとスーパーフォーミュラの監督を集めての監督トークショーが行われた。登場したのはNo.37 KeePer TOM'S LC500の舘信秀TOM'S代表とNo.36 au TOM'S LC500の伊藤大輔監督、No.19 WedsSport ADVAN LC500の坂東正敬監督、そしてNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTの辰己英治総監督に加えて、スーパーフォーミュラの監督としてTEAM IMPULの星野一義監督、KONDO RACINGの近藤真彦監督、そしてこちらでは監督である立川祐路(No.38 ZENT CERUMO LC500)が登壇。舘代表が「やはりチャンピオンが獲れると代表は満足ですよ」と喜びを語ると、星野監督が「来年はSUPER GTでもスーパーフォーミュラでもチャンピオンを目指します!」と心強いコメント。これにはMCから「スーパーフォーミュラはともかく、レクサス的にはSUPER GTではがんばってほしくないんですが!」と突っ込みが入り、会場は大きな笑い声につつまれた。

 

  

 

 

 

SUPER GTデモ走行

 

 パドックに特設されたスペシャルパフォーマンスエリアでは平川が、今季チャンピオンカーとなった37号車でデモランを行った。狭いスペースではあったが、コースサイドで見るよりはるかに間近で走るSUPER GTマシンの迫力に、エリアの周囲を埋めたファンからは大きな拍手が巻き起こった。

 

  

                             【Photo:shinpei Suzuki】

 

 

Pushing the limits

 

 レーシングコースでのメインイベントといえるのが「Pushing the limits」だ。今シーズンに加え過去の様々なカテゴリーで活躍したトヨタ&レクサスのレーシングカーが立て続けにデモレースやデモランを行った。SUPER GTの時間帯では、GT500クラスの37号車、38号車、1号車の3台、GT300クラス車両は4台の計7台でデモレースが行われた。充実したシーズンを戦ってきたレクサスLC500が、本番さながらにポジションを入れ替えながらの走行は迫力充分。GT300クラスでは、今季RC F GT3で2勝を挙げた51号車がトップに立って引っ張った。

 

  
 

 デモレースであったが、ドライバー交代を行ったピットアウトで、ここでは監督でなくTGRアンバサダーの脇阪さんが赤旗を持ってトップの37号車以下3台のLC500をピットロードで止めてしまう。そこで、ピットリポーターよろしく37号車のドアを開け、平川にインタビュー。さらに38号車の石浦にも話しを聞いて、ファンを笑わせていた。

 

 
【Photo:shinpei Suzuki】

 

「Pushing the limits」」の締め括りとして、チャンピオンパレードと題して今シーズン、各カテゴリーでシリーズチャンピオンを獲得した車両7台がパレード。GT500クラスのチャンピオンとなったNo.37 KeePer TOM'S LC500などチャンピオンマシンの雄姿に、スタンドを埋めた観客からは大きな歓声と拍手が贈られ、パレード後にはGAZOO Racing Companyの友山プレジデントから平川、キャシディらに花束が贈呈された。

 

 

 

サーキットサファリ

 

 レーシングコースを舞台としたプログラムで、イベントを締め括ることになったのはSUPER GTの大会でも人気の高いサーキットサファリ。今回は10台のバスが3回コースインして、約1200人が楽しんだ。しかもガイド役は平川やロシター、さらに脇阪監督や伊藤監督、坂東監督、舘代表、星野監督らが担当する豪華版となった。しかもSUPER GTの8台に加えてスーパーフォーミュラやニュルブルクリンク24時間参戦マシンなどもコースイン。コースを走り終えピットロードに戻ってきた大型バスから降りてきた人々は一様に、満面の笑みを浮かべ満足した様子だった。

 

 
 

 

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