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2018.03.10
最新GT500マシンが走行!SUPER GTイベントもある鈴鹿ファン感謝デーは3/11まで!!

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 早朝から好天に恵まれた3月10日、鈴鹿サーキットでシーズン開幕前の恒例「モータースポーツファン感謝デー」が開幕した。今年のSUPER GTにレギュラー参戦をする小林可夢偉(No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)やジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)をはじめ、多くのSUPER GTドライバーが参加。そして第3戦鈴鹿(5月19、20日開催)をイメージしたSUPER GTマシンのデモ走行なども行われ、来場した多くのファンが楽しんでいた。

 鈴鹿の「ファン感謝デー」は、11日(日)まで開催。無料招待券のダウンロードやイベント内容、スケジュール等は、鈴鹿サーキットの「モータースポーツファン感謝デー」の公式サイト(http://www.suzukacircuit.jp/msfan_s/)でチェックだ。なお、バトンは10日のみの参加になる。

 

 

 鈴鹿ファン感謝デー初日の早朝には、5台のGT300マシンなどがウォームアップランを行ない、早くも訪れたファンの視線を集めた。そして午前10時にはオープニングセレモニーとなり、メインスタンド前にこの日イベントに参加する全ドライバー&ライダーが勢ぞろい。2009年のF1ワールドチャンピオンで、今季のSUPER GTにフル参戦するバトンをはじめ、ビッグレースで鈴鹿を沸かした現役&レジェンドドライバーたちがあいさつ。今年も賑やかに“鈴鹿ファン感”はスタートした。

 


鈴鹿サーキットの開幕前イベントだけにSUPER GTのみならず、

フォーミュラや2輪レースのドライバー&ライダーが多数集まっていた。



 「レジェンドF1トーク」の第1部には、今季から500クラスのレギュラーになった小林可夢偉が登場。一緒に登壇したのは中嶋悟総監督と鈴木亜久里監督。F1とSUPER GTで鈴鹿を交えた3人の話しに、観客は大喜びだった。

 


レジェンドF1トークの第1部は、鈴鹿を沸かせた日本人として、
(右から)小林可夢偉、鈴木亜久里監督、中嶋悟総監督が登場。

 

 今日のみの参加のバトンは、あちこちのイベントに引っ張りだこ。「レジェンドF1トーク」では、第2部に登場し、やはりF1で活躍したヘイキ・コバライネン(No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)らと共に、鈴鹿でのF1の思い出や今季のSUPER GTへの抱負を語り合った。コバライネンは「F1では鈴鹿でいい結果がないけど、SUPER GTでは彼(バトン)の前に行けると思うよ」と“新人”に釘を刺せば、バトンも「頼もしいパートナー(GT歴戦のTEAM KUNIMITUや山本尚貴)に恵まれたから、3戦目になる大好きな鈴鹿では優勝したいんだ」と早くも勝利を語った。早くも始まった“バトル”にスタンドからは大きな拍手も巻き起こった。

 


レジェンドF1トークの第2部には(左から)現在GTドライバーであるバトンとコバライネン、
そしてジャンカルロ・フィジケラさん、ジャン・アレジさんが参加。
 


「バトンの前を行くよ」とコバライネンが言えば、バトンも「鈴鹿では勝ちたい」と、早くも応酬。




 お昼に行われたグリッドウォーク&ピットウォークでは、今季型のGT500車両3台、No.12 カルソニック IMPUL GT-R、No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500、No.100 RAYBRIG NSX-GT(トップ写真)がメインストレートのスターティンググリッドに収まった。そしてGT300車両からは、No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG、No.18 UPGARAGE 86 MC、No.55 ARTA BMW M6 GT3、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3、No.117 EIcars BENTLEYの5台がファンの前に登場。
 


グリッドに並ぶ今季型GT500マシンには、多くのファンが近寄って写真に収めていた。


昨年のGT300チャンピオンのNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMGは、ここでも人気だった。
 


好天に恵まれた鈴鹿には、モータースポーツの開幕を待ちわびる多くのファンが集まった。

 


 その後、この8台のGTマシンによるデモレース「新生!鈴鹿GT~300km×鈴鹿の新たな戦い~」が行われた。今年の鈴鹿戦は、これまでの「夏の鈴鹿1000km」から、装いも新たに第3戦として5月19、20日に行われる。このデモレースを見守るファンも、新たな一戦へ期待を膨らませていた。

 


今年の第3戦として行われる鈴鹿戦を模したデモレースでは、
バトンのRAYBRIG NSX-GTと小林可夢偉のDENSO KOBELCO SARD LC500がバトル。
明日は、山本尚貴とコバライネンがドライブする。カルソニックIMPUL GT-Rは両日共に佐々木大樹が走る。



その後ろでは、GT300クラスの5台がバトルを行っていた。

 

 

 往年の名ドライバー。星野監督と中島総監督による『永遠のライバル対決 星野一義 vs 中嶋悟』だが、なんと今年がラストバトルとの発表が! これまでの5年間(計11戦)で中嶋総監督が6勝、星野監督は4勝だ。今日の勝負で中嶋総監督が勝てば“勝ち越し確定”だったが、なんと星野監督がフライングスタート!? で、そのまま逃げ切った。「審査委員会で審議中です!」とピエール北川アナウンサーが切りだし、スタンドのお客さんの拍手によって星野監督の勝利となった。明日、日曜日の対決で、中嶋総監督の勝ち越しか、星野監督が五分として締めるのか!? 結果が知りたい方は、ぜひファン感謝デーに行って確かめてほしい。



ついに最後になった星野一義 vs 中嶋悟。まずはベルトを前にトークバトル。
司会は、お馴染みのピエール北川アナウンサー。


今日のバトルは中嶋総監督の判定負け。ラストバルとなる明日の行方は?
 

 

 そして鈴木監督と土屋圭市エグゼクティブ・アドバイザーによる『リベンジ! 禁断のGT300バトル』は、ARTAのGT300マシンでのバトルだ。「リベンジ」なのは、昨年の対決が車両トラブルで成立しなかったため。今年は亜久里監督がNo.55 ARTA CR-Z GT(2015年車両)、土屋アドバイザーがNo.55 ARTA BMW M6 GT3で走行。こちらは2台が並走しながら、ほぼ同時にチェッカーとなる。北川アナウンサーが判定をスタンドに委ねると、2人への拍手から“同着”に決められた。


ARTAのGT300マシンによる鈴木亜久里(CR-Z GT) vs 土屋圭市(M6 GT3)は、なんと同時のゴールイン!


と言うわけで、2人揃ってのガッツポーズで幕となった。



 この日、最後のコースプログラムは「鈴鹿8耐×SUZUKA 10Hトワイライトデモラン」。8耐に参戦する2輪のJSB1000がル・マン式スタートでデモランを行った後に、続いては鈴鹿1000kmから生まれ変わった「鈴鹿10時間耐久レース」に参戦予定のGT3車両やGT300車両でデモ走行を行った。チェッカー後には花火が打ち上げられ、早くも夏のビッグレース2つを彷彿させた。
 SUPER GTのGT300クラスの車両も参加できるため、SUPER GTファンにとっても目の放せない一戦となるだろう。現時点でGT300チームからは、Audi Team Hitotsuyama、CARGUY Racing、CarsTokaiDream28、D'station Racing、GAINER、GOOD SMILE RACING&TeamUKYO、JLOC、Modulo Drago CORSE、TEAM UPGARAGE(abc順)が。「鈴鹿10時間耐久レース」への参戦を表明している。
 


今年8月24-26日に行われる鈴鹿10時間耐久レースには、GT300チームも参加する。
トークでは参戦予定のGOODSMILE RACING & TeamUKYOから、谷口信輝(右)と、
このレースでは同チームで参戦する小林可夢偉(中央)が登場した。
 

 

 夕方のARTAピットでは、同チームのBMW M6 GT3とHonda CR-Z GTを使ってキッズ限定のコクピット体験が行われ、またメインスタンド裏では今年デビューのNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3を模したNSXによるコクピット体験を実施。どちらも目を輝かせたGTファンのキッズが、マシンのステアリングを握って笑顔になっていた。
 




 

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