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2018.04.25
第2戦 富士：参加条件（各車種のBoP）について

第2戦 富士：参加条件（各車種のBoP）についての画像

第2戦 富士スピードウェイに適用される参加条件（各車種のBoP［性能調整］など）がGTアソシエイションより発表されているので、ご紹介しておこう。参加条件は各大会の前にブルテンとして告知され、各チームは車両をそれに合わせて準備しなくてはならない。
なお、下記はブルテンの内容を分かりやすく抜粋したもので、ブルテンそのままではないことをお断りしておく。正確な解釈が必要な場合は、必ずブルテンおよび各規則書を確認してください。

（青字下線：変更箇所）

 

 

■GT500クラス

統一車両規則（JAF-GT500）に沿ったフロントエンジン／リアドライブの車両（最低車重：1020kg）に対して、ミッドシップエンジン／リアドライブを採用するHONDA NSXの最低車重は下記の通りとなる。

 

対象車種：　HONDA NSX-GT
参加条件：　競技車両最低重量： 1034kg

 

 

■GT300クラス

GT300クラスのFIA GT3車両のBoP（性能調整）は、GTAとSRO（ブランパンGTシリーズ等の主催者）との提携で定められている。それに基づきJAF-GT車両の条件が決められる。多様な車種が参加するGT300クラスはBoPにも注目してみてほしい。

 

○JAF-GT300

車両 最低車重 エアリストリクター BoP 重量 備考
TOYOTA PRIUS #30 1150kg 28.70mm x2 +0kg HYBRID重量：+51.0kg
TOYOTA PRIUS #31 1150kg 28.70mm x2 +0kg HYBRID重量：+51.0kg
SUBARU BRZ 1150kg 45.00mm x1 +0kg ＊過給圧は下表参照

＊最低地上高はスキッドブロック厚 10mm（±2mm）、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mm を装着とする。

＊燃料補給装置流量リストクター （内径 27.5mm）が適用される。

 

○JAF-GT300 マザーシャシー

車両 最低車重 エアリストリクター BoP 重量 備考
TOYOTA 86 MC
LOTUS Evora MC
TOYOTA MARK X MC		 1100kg 40.00mm x1 28.29mm x2 +20kg 　 　 　 　 　 　 

＊最低地上高はスキッドブロック厚 10mm（±2mm）、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mm を装着とする。

＊燃料補給装置流量リストクター （内径 27.5mm）が適用される。

 

○FIA-GT3 : 2018 Specification

車両 最低車重 BoP 重量 エアリストリクター 備考
NISSAN GT-R NISMO GT3 1285kg +15kg None ＊過給圧は下表参照
BMW M6 GT3 1290kg +20kg None ＊過給圧は下表参照
Porsche 991 GT3-R 1225kg +30kg 41.5mm x2  

○FIA-GT3 : 2017 Specification

車両 最低車重 BoP 重量 エアリストリクター 備考
HONDA NSX GT3 1240kg +40kg None ＊過給圧は下表参照
LEXUS RC F GT3 1300kg +5kg 38.0mm x2  

○FIA-GT3 : 2016 Specification

車両 最低車重 BoP 重量 エアリストリクター 備考
Mercedes-Benz AMG GT GT3 1285kg +20kg 34.5mm x2  
Lamborghini HURACAN GT3 1230kg +55kg 39.0mm x2  
AUDI R8 LMS GT3 1225kg +40kg 39.0mm x2  
Bentley Continental GT3 1300kg +0kg 38.0mm x2 ＊過給圧は下表参照

○FIA-GT3 : 2015 Specification

車両 最低車重 BoP 重量 エアリストリクター 備考
NISSAN GT-R NISMO GT3 1290kg +20kg 40.0mm x2 ＊過給圧は下表参照

 

○最大過給圧

  JAF-GT300 FIA-GT3 2018 FIA-GT3 2017 FIA-GT3 2016 FIA-GT3 2015
SUBARU BRZ NISSAN GT-R
NISMO GT3		 BMW M6 GT3 HONDA
NSX GT3		 Bentley
Continental GT3		 NISSAN GT-R
NISMO GT3
エンジン回転数
[rpm]		 最大過給圧[barA] @Lambda 最大過給圧[barA]
4000   1.93 @0.88 1.78 @0.92 1.87 @0.85 2.02 2.01
4250     1.83 @0.92      
4500   1.92 @0.88 1.86 @0.92 1.87 @0.85 2.00 1.98
4750 4.11 @0.92   1.88 @0.92      
5000 4.04 @0.92 1.90 @0.88 1.92 @0.92 1.96 @0.85 1.90 1.95
5250 3.85 @0.92   1.94 @0.92      
5500 3.64 @0.92 1.89 @0.88 1.95 @0.92 2.00 @0.85 1.82 1.92
5750 3.45 @0.92   1.94 @0.92      
6000 3.23 @0.92 1.85 @0.88 1.88 @0.92 2.02 @0.85 1.73 1.90
6200       2.06 @0.85    
6250 3.06 @0.92   1.83 @0.92      
6500 2.93 @0.92 1.83 @0.88 1.73 @0.92 2.06 @0.85 1.63 1.88
6600       2.06 @0.85    
6750 2.85 @0.92   1.66 @0.92      
6900   1.81 @0.88        
>/ 7000 2.70 @0.92 1.51 @0.88 1.65 @0.92 2.04 @0.85 1.53 1.85
>/ 7250 2.53 @0.92          
>/ 7500 2.39 @0.92   - 2.02 @0.85    

＊上記値は1010mbarの大気圧に対する絶対圧
＊チームは各イベントにおいてGTAが発表する現地大気圧に合わせて過給圧を調整しなければならない。

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