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2018.05.04
【GTA定例会見:Rd.2 富士】開幕戦のスタート手順、性能調整に関して坂東GTA代表が答える

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第2戦 富士スピードウェイ:GTA定例記者会見

SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエション(GTA)は、今季も各大会で定例記者会見を実施する。
5月4日、第2戦の決勝レースを前に、富士スピードウェイで、坂東正明GTA代表が日本モータースポーツ記者会(JMS)の代表質問やその他の取材記者の質問に回答した。

 

 

■今季よりスタート手順について、隊列の厳格化等の変更がありましたが、実際のレーススタートでは2台がペナルティを受けたりと、
少し混乱があったように見えました。 開幕戦のスタートについて、どう感じましたか?

坂東代表:
パレードラップの時にGT300のマシンがスピンをした。そのままフォーメーションラップに入ってしまうと隊列が追い付いてしまう、ということが危惧されたので、いったんSC(セーフティーカー)が全車をストレートで止めるという形を取り、改めてフォーメーションラップに入りました。
また、レーススタートの時はグリーンランプが点いて全車加速している中で、アクセル調整が行われてしまった。それにより、追突を避けようとした2台が前車を抜いてしまい、これに対してペナルティが課せられたということです。ポールポジション、セカンドグリッドの選手には、毎戦事前にスタート手順に関してブリーフィングを行っている。今後もきちんとしたローリングスタートで、ファンの皆さんにクリーンなスタートシーンをお見せできるようにしていきたいと思っている。

 

 

■GT500、GT300、それぞれの性能調整(BoP)について。NSX-GTは元々設定されていたハンディから昨年のオートポリス大会以降
少し軽減されています。徐々に速さも見せてきていますが、もともと設定していたハンディに戻そうというような意見は出ていますか? また、GT300は岡山ではマザーシャシーの速さが際立つ場面がありましたが、こちらについてはいかがお考えでしょうか?

坂東代表:
GT500に関して、NSX-GTのミッドシップ・ハンディというFRに対する性能調整は、ハイブリッドシステムを下ろした時、そして現状も検証をしています。今の条件の中でミッドシップ・ハンディは他車に対して均等を保っている、と考えています。ハンディは技術的に3メーカーと我々が話し合いの上で決めたもので、速くなったからということで性能調整を行うことは現状では考えておりません。
JAF-GT300の性能調整は、SROが定めているBoPを参考にしながら、結果から求められているもの。JAF-GTの速さに関してはチームの知恵、努力によって得られるもの。タイヤのコンペティションも有る中で、技術的な車両本体の規則というところでBoPのかけ方をきちんと算出していただくよう、性能調整委員会にお願いしています。

 

■鈴鹿10時間耐久レースについて、エントリーも続々と発表され、先日はパレードや公開車検といったイベントの開催も発表されましたが、GTAとして鈴鹿10Hへの協力など具体的に決まったことはありますか?

坂東代表:
SUZUKA 10Hに関しては、日本で開催される大会である以上、SROとともに既に様々な面で協力している。SUPER GTのエントラントからも11チームが出場予定だ。GTレースのアジア統一戦の第一歩という思いで進めていきたい。

 

 

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