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5月4日午後、2018 AUTOBACS SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝レースが富士スピードウェイ（静岡県）で行なわれた。予選3位のNo.23 MOTUL AUTECH GT-R（松田次生／ロニー・クインタレッリ）が、チームの総合力を見せて逆転優勝。GT300クラスはNo.55 ARTA BMW M6 GT3（高木真一／ショーン・ウォーキンショー）がポール・トゥ・ウインを決めた。松田次生と高木真一は自身の持つ、クラス最多勝を更新した。
□決勝レース 天候：晴 ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度 スタート時:18℃／36℃＞40周時点:22℃／33℃＞80周時点:19℃／25℃
前日朝の荒天が嘘のような五月晴れに恵まれた第2戦の決勝レース。午後2時40分から行われた静岡県警の白バイ9台、パトカー4台先導のパレードラップ、そしてフォーメーションラップの後、いよいよ500kmという長丁場の戦いの火ぶたが切って落とされた。
GT300クラスのスタートでは、ポールポジションのNo.55 ARTA BMW M6 GT3（高木真一）がトップで1コーナーへ。No.61 SUBARU BRZ R＆D SPORT（井口卓人）が続き、No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG（片岡龍也）が3番手に浮上し序盤のトップ3を形成する。一方、その後方ではNo.2 シンティアム・アップル・ロータス（加藤寛規）を先頭に、No.31 TOYOTA PRIUS apr GT（平手晃平）、No.65 LEON CVSTOS AMG（蒲生尚弥）らのバトルが展開され、そのバトルを勝ち抜いた平手は17周目にはNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMGもオーバーテイクし、3番手に浮上していく。
このレースでは2回のピットストップを行わなければならないが、GT300ではまず24周を終えて15番手前後を走っていたNo.18 UPGARAGE 86 MCが最初にピットイン。上位陣では、32周を終えて2番手を走っていたNo.61 SUBARU BRZ R＆D SPORTがピットへ。井口から山内英輝に交代し、さらに37周を終えて首位のNo.55 ARTA BMW M6 GT3がピットへ向かい、高木からショーン・ウォーキンショーに交代する。
上位陣が1回目のピットインを終えると、トップはそのままNo.55 ARTA BMW M6 GT3（ウォーキンショー）に。2番手にNo.61 SUBARU BRZ R＆D SPORT（山内）、3番手にNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT（嵯峨宏紀）と続き、No.65 LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹）、No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝）が争う展開となった。
レース中盤、上位陣の順位は大きく変動することはなかったが、55周目にそれまで2番手を守っていたNo.61 SUBARU BRZ R＆D SPORTがまさかのストップを喫してしまう。これで2番手にはNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTが浮上。僅差で争っていたNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMGとNo.65 LEON CVSTOS AMGの争いは、表彰台圏内を争う戦いへと変化していった。
2回目のピット作業が行われていったのは、60周を過ぎたあたりから。上位ではNo.65 LEON CVSTOS AMG、さらにNo.11 GAINER TANAX GT-R、71周を終えてNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT、さらに72周を終えて首位のNo.55 ARTA BMW M6 GT3がピットへ向かい、ルーティンのピットストップを終えた。
これらのマシンが作業を終えてみると、ウォーキンショーから高木にふたたび交代したNo.55 ARTA BMW M6 GT3がトップを守る。次いで平手がドライブするNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTが続いた。一方、他車と異なる変則的なピット作業を行ったのはNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMGで、谷口信輝が82周までピット作業を遅らせ、左側タイヤのみの2本交換を実施する。
ピットアウトすると、中盤以降快調なペースを保ちポジションを上げてきたNo.11 GAINER TANAX GT-R（平中克幸）の前となる3番手でコースに戻るが、好ペースの平中はアウトラップのトヨペット100RコーナーでアウトからNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMGをオーバーテイク。これでNo.11 GAINER TANAX GT-Rが3番手を確保した。
前日の公式練習が霧のために中止になり、各チームともロングランができないまま迎えた110周の決勝レースだったが、終わってみればNo.55 ARTA BMW M6 GT3（高木真一／ショーン・ウォーキンショー）が他車を寄せ付けずポール・トゥ・ウイン。2017年の第5戦富士以来、富士では連続となるポール・トゥ・ウインを飾った。そしてこの勝利によって、高木真一は通算19勝目となり、GT300クラスの最多勝記録を更新した。
2位はNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT（嵯峨宏紀／平手晃平）で、3位はNo.11 GAINER TANAX GT-R（平中克幸／安田裕信）となった。
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
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5/03-04 | Round2 FUJI |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
| 8/03-04 | Round4 FUJI | |
| 8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
| 10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |