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2018.06.22
【第4戦プレビュー】今季前半戦の山場!海外戦タイの栄冠を我が手に!!

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第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット(タイ) : プレビュー

SUPER GTの海外戦、タイ・ブリーラムでの「Chang SUPER GT RACE」が6月30日、7月1日に開催される。昨年は10月の第7戦だったが、今季は前半戦を締めくくる第4戦となった。舞台は非常にテクニカルなチャン・インターナショナル・サーキット。南国のタイだけに昨年のような天気の急変もありがちだ。この難しい一戦を制し、タイトル争いの流れを掴むのは、果たして誰になるだろうか?

 

 

■3戦2勝のNSX-GT勢はチャンで今季の流れを掴めるか?

 今季は開幕戦岡山をNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が、第3戦鈴鹿をNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が制し、現在3戦2勝と好調なHonda NSX-GT勢。チャン・インターナショナル・サーキットでは過去未勝利でポールポジションの獲得もないが、実は決して苦手なコースではない。それだけに、ここで勝てればNSX-GTはがっちりと流れを掴み、勝利や上位入賞のチームはチャンピオン獲得に向けて大きなアドバンテージを得ることになる。優勝を勝ち取った2台とポイントリーダーのNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)はウェイトハンディが大きいだけに、1点でも多くのポイントを手にしたい。
 勝ちを狙うという意味では、ウェイトハンディの少ないNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)とNo.64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バケット/松浦孝亮)に注目だ。

 

 

■LC500は得意のチャンで勝利なるか? GT-Rではカルソニックが要注目だ!

 このチャンで最多の3勝を挙げているのがLEXUS勢だ。昨年もKeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)が優勝して、チャンピオンに王手を掛けたゲンの良いコースだ。LEXUS LC500としては今季未勝利だけに、ここで勝利して流れを引き戻したい。
 No.1 KeePer TOM'S LC500としてはチャン連覇を狙いたいが、少々ウェイトハンディが重いか。優勝候補には、過去にチャンで勝利しているNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/山下健太)、No.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)が、ウェイトハンディも大きくないだけに挙げておきたい。

 

 

 NISSAN GT-R NISMO GT500勢は、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が第2戦富士で優勝したものの、他の3台は思うような成績が挙げられていない。昨年のチャンではレース中盤までトップを走っていたNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)は、今年こその思いが大きいはずだ。また、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)の本山もチャンでの優勝経験がある。この2台は優勝候補になりえるだろう。ウェイトハンディが重い23号車はしっかりポイント獲得を狙ってくるはずだ。

 

 

 

■GT300ではチャンを得意とするGT-Rとマザーシャシー勢に注目

 GT300クラスは23台が出場するが、今大会はスポットでNo.32 est cola by AAS Motorsport(Maxime Jousse/Kantadhee Kusiri)がベントレー・コンチネンタルGT3で参戦する。また、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3はマルコ・マペッリが欠場のため、昨年までGT500で活躍していたアンドレア・カルダレッリが代役として平峰一貴と組むことになった。

 このチャン・インターナショナル・サーキットはテクニカルでフラットなだけに、マザーシャシー勢が得意とするコースだ。今年まだ未勝利のNo.25 HOPPY 86MC(松井孝允/坪井翔)や開幕戦優勝のNo.18 UPGARAGE 86MC(中山友貴/小林崇志)にとっては勝ちを狙ってくるラウンドになるだろう。また、チャンでの4戦で2勝を挙げているNISSAN GT-R NISMO GT3勢にとってもチャンスがありそう。この2勝を挙げた星野一樹が駆るNo.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野/吉田広樹)やNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)にも注目したい。

 

   

 

 FIA GT3車両では、コーナリング性能が良いメルセデスAMG GT3勢のNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)やNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)もここで結果を出したい。そして、昨年優勝のLEXUS RC F GT3、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/中山雄一)も気になる存在。他にはチャンと相性が良いBMW M6 GT3のNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)も上位に来るか?
 南国特有のスコールとなれば、トラクションやバランスの良いマシンの勝つチャンスが高まってくる。昨年濡れた路面で活躍したNo.7 D'station Porsche(藤井誠暢/スヴェン・ミューラー)やNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/富田竜一郎)も大きなチャンスを得そうだ。

 

   

 

 

 全8戦の折り返しとなる第4戦となったタイ大会。ここで結果を残したチームが後半戦にアドバンテージを得て、チャンピオン争いを優位に進められるだろう。しかも、ウェイトハンディも増えてくるシーズン中盤だけに、ひとつでも前の順位を巡ってこれまで以上の激戦がそこかしこで行われるはずだ。開催時期とラウンドが変わったとしても、今年もタイでの争いはシーズンを左右する一戦となるので、ぜひ J SPORTSのLIVE中継や、テレビ東京系の「SUPER GT+」で楽しんで欲しい。

 

 

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