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Race Report
2018.07.01
Rd.4 決勝:優勝記者会見

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第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット(タイ):優勝記者会見

GT500 Class

No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500

 

「チャンピオン目指して後半戦を頑張って戦って行きたい」

ヘイキ・コバライネン

このサーキットで勝つことができたしカムイ(小林可夢偉)さんと一緒に勝つことができて、非常に良い週末になりました。今シーズンの僕たちは、まるでジェットコースターのような展開で、開幕戦の岡山では最低のレースになったし、富士ではまずますのレースになりました。前回の鈴鹿は僕のミスで台無しにしてしまいました。でも今日は勝つことができて本当に嬉しいです。
カムイさんと争っていたユウヒ(関口雄飛)さんには、申し訳ない気持ちがあります(関口の36号車はガス欠でストップ)。彼らもがんばっていたし、間違いなく速かったから、次のレースではきっと表彰台に上ってくるでしょう。
これでポイントリーダーになったようですが、チャンピオン争いの行方については「まだまだ何とも言えない」というのが正直なところです。でも、チャンピオン争いができるようになったのは事実。次回からはウェイトハンディがきつくなるし、リストリクターも掛ってきます(ハンディ50kgを超えると燃料リストリクターがさらに制限される)。でもチャンピオン目指して、後半戦をがんばって戦って行きたいと思います。

 

「このクルマで久々のレース、ここに来るまでは勝てるとは思えなかった」

小林 可夢偉

このサーキットを走るのは今回が初めてだったし、前戦の鈴鹿でも決勝を走ることがなくて(交代前にリタイア)、富士は欠場したので、このクルマでレースを走るのは開幕戦の岡山以来。そんな状況だったので、正直なところ、ここに来るまでは勝てるとは思えませんでした。だから、勝って嬉しいのはもちろんですが、がんばってくれたチームとヘイキ(コバライネン)さんに感謝したいです。
僕はレース後半を担当しましたが、終盤で(関口)雄飛と競り合うことになりました。競り合いながら「どうやらペース自体は向こうの方が速いみたいだ」と感じていました。それでもターン1(1コーナー)で僕の方が速かったので抜かれなかったんだと思います。それにトラフィック(周回遅れによる渋滞)を上手く使えたことも良かったですね。初めてのサーキットで、しかも久々のレースだったからGT300車両を、どのくらいのリスクを払って抜けばいいのか、ちょっと分からない部分もありましたが、何とかポイントを持って帰ろう、と思いながら走っていました。
次回は富士の500マイルですが、ここでも勝てるようがんばります。

 

 

 

GT300 Class

No.11 GAINER TANAX GT-R

 

「チームが一丸となって努力した結果が、今日の優勝に繋がった」

平中 克幸

今回は走り出しからクルマの調子が良くて、特にクルマとタイヤのマッチングが素晴らしく、公式練習から手応えを感じていました。そして実際に結果(優勝)に繋がりました。GT-Rの2018年モデルは速い、と前評判がありましたが、BoP(性能調整)の関係もあって楽なレースはなかったです。開幕戦の岡山では、予選こそ好結果を残すことができましたが、決勝レースではライバルのスピードについていくことができませんでした。そこからチームでがんばってタイヤの開発と、それに合わせてクルマのセットアップを進めて行きました。第2戦の富士では、結果を残すことはできませんでしたが優勝を狙えるだけのパフォーマンスを見せることができました。
だから今回、GT-Rと相性の良いチャン・サーキットということで“ぜひとも勝ちたい”と思ってきました。そして、チームが一丸となって努力した結果、タイヤとクルマのセットがぴったり決まって、今日の優勝に繋がったんだと思います。優勝できて本当に嬉しいです。
次回は富士の500マイル。5月の富士では、結果にこそ結びつけることができませんでしたがパッケージ的にはアドバンテージを持っていると思うので、今回に続いて2連勝できるようにがんばります。

 

「SUPER GT参戦100戦目その記念すべきレースで優勝できて気分は最高」

安田 裕信

僕にとっては今回がSUPER GT参戦100戦目になりました。その記念すべきレースで優勝できて気分は最高です。FIA GT3車両はクルマによってサーキットの得意・不得意があります。このサーキットとGT-Rの相性は良いと言われていたし、走り出しからクルマの調子も良かったですね。僕は最初のスティントを担当しましたが、落ち着いてポジションを上げて行くことができました。ピットインではチームが素晴らしい仕事をしてくれて、後半は平中(克幸)選手ががんばって、GT-Rの初優勝を飾ることができました。
僕は今年初めてFIA GT3車両をドライブすることになりました。FIA GT3はストレートが速いと言われていますが、昨年まで乗っていたGT500に比べると、やはりストレートは遅いんです。それで「ストレートの速さを求めるよりもコーナリングスピードを高めて行ったらどうだろう?」と考えるようになりました。それで開発を続けてきたことが今日の結果に結びついたようで、とても嬉しいです。やはり得意なサーキットでちゃんと勝つことがチャンピオン争いをして行く上では大事なことだと思っていますからね。
これでランキングでもトップに立ったと思います。ウェイトハンディが厳しくなりますが、ドライバーだけでなくチーム全員がミスなく良いレースをすることでチャンピオンも見えてくると思います。がんばってチャンピオンを狙って行きます。

 

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