SUPER GTでは、国内各大会の地元警察と協力して、交通安全の啓発活動を実施している。2018年の第5戦となる「FUJI GT 500mile RACE」でも、8月5日の決勝日に、静岡県警察から交通機動隊員9名、高速道路交通警察隊員8名、そして警察官を志望する高校生・大学生のインターンシップ生6名が富士スピードウェイを訪問。ピットウォーク、グリッドウォークでの広報活動、そして決勝レース前のパレードラップに参加し、GTファンに交通安全を訴えた。
午前中に行われたピットウォークでは、参加者に対する広報活動の実施とともに、白バイとパトロールカーが表彰台下のエリアに展示された。街中で目にする以外は、なかなか近づきがたい白バイやパトロールカーだが、この日は体験乗車のサービスも行われ、実際に白バイにまたがったり、パトロールカーの運転席に座ったりと展示車の周りには多くの人で賑わった。また、隊員から車両の解説を直接聞いたりすることもでき、広く警察の活動への理解も深めていた。夏休み中の子どもたちにも滅多に経験できない機会となり、貴重な体験に笑顔があふれていた。
3万8300人ものSUPER GT&モータースポーツファンが来場したこの日の富士スピードウェイ。決勝レース前のグリッドウォーク時には、ピエール北川アナウンサーがこの観客に向け、場内放送で交通安全の呼び掛けを行った。
「ドライバーの皆さん、早めのライトオンを心掛けましょう。また、夜間はハイビームを効果的に使いましょう。対向車がいないとき、直前に車がいないときは、ハイビームの走行が基本です。
行楽シーズン、旅行先のドライブは、知らず知らずのうちに疲れがたまり、交通事故が増加します。ゆとりを持った計画と、早めの休憩を心がけましょう。
万が一、事故や故障で、高速道路上にとまった時は、『道路に立たない』『クルマに残らない』『安全な場所に避難する』の3点を守りましょう」と、安全運転に関する静岡県警察からのメッセージを呼びかけた。
そして真夏の富士大会がスタートする午後1時半、グリッドについたGTマシンの前に、静岡県警察本部の白バイ9台、そしてパトロールカー4台が並ぶ。GTマシンを先導して、「交通安全啓発活動」パレードラップが始まる。そのパレードラップ1周の間に、改めてピエール北川アナウンサーが「SUPER GTファンの皆さん、帰りの道も安全運転で!」と交通安全を訴えていた。
陽炎の立つホームストレートに戻ってきた白バイとパトロールカーは、グランドスタンド前で、赤色回転灯と共にサイレンを高らかに鳴らして、このパレードを締めくくり、コースを離れた。今シーズン最長のレースとなる500マイル先のチェッカーを目指し、決勝レースの火ぶたが切って落とされた。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |